平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2017年4月25日の放送は「スゴ技Q 」で「インスタントラーメン」の特集が組まれていました。
目次
- 目次
- スゴ技Q「簡単!お手ごろ!インスタントラーメン ワンランクアップ術」
- ドラマ『カルテット』の思い出
- 麺を箸でほぐすタイミングは2分後!
- 麺をほぐすタイミングが2分後の理由
- お湯に緑茶を入れる?
- 達人技のインスタントラーメンを食べた感想
- おわりに
スゴ技Q「簡単!お手ごろ!インスタントラーメン ワンランクアップ術」
ほぼ毎週火曜日の放送は、俳優でタレントの「副島淳(そえじま・じゅん)」さんが司会をする企画「スゴ技Q」です。
2017年4月25日の放送は「簡単!お手ごろ!インスタントラーメン ワンランクアップ術」というサブタイトルで、「インスタントラーメン」の特集が組まれていました。
新年度4回目のスゴ技Qはインスタントラーメンで、カップ麺ではなく袋麺のワンランクアップ術が色々と紹介されていました。
袋麺タイプのインスタントラーメンといえばラーメン大好き小池さんですね。お鍋と水と火があればどの家庭でも手軽に、食事としてオヤツとして夜食として食べられている、まさにインスタント食品の王様です。アレンジもしやすいですね。
そんなインスタントラーメンは5年前といっていたでしょうか、最近大きく進化しているとのことです。具体的にいうと「生麺のような食感」の麺に進化しているとのこと。家庭でもお店のような味を楽しめるようになったと言っていました。
番組で言っていたかはしっかり確認できていないですけど、あの流れは「マルちゃん正麺」から来ているのでしょうか? NHKですから商品名は言えないですか。マルちゃん正麺の、あのもちもちした触感は初めて食べたとき驚きました。スープも生麺タイプのようでした。
今回のスゴ技Qでは、様々な達人の方が、インスタント麺のモチモチ度をアップする技や、美味しくカロリーダウン、減塩&モチモチ度アップの一石三鳥の技や、醤油味を担々麺に変身させる技などを紹介してくださいました。
ドラマ『カルテット』の思い出
数ヶ月前、TBSのドラマ『カルテット』の2話で、「松田龍平(まつだ・りゅうへい)」さん演じる「別府司(べっぷ・つかさ)」と、「菊池亜希子(きくち・あきこ)」さん演じる「九條結衣(くじょう・ゆい)」が、「サッポロ一番」を食べるシーンがありました。
早朝、九條さんの家のベランダで2人、九條さんのショールに包まりながら「サッポロ一番」の醤油味だったでしょうか、ラーメンが入った丼1つを2人でシェアして食べる様子が非常に印象的だったのです。
あのシーンを観てラーメンが無性に食べたくなった私は即座に「サッポロ一番」の味噌味を買ったのですが、未だ食べられていません。タイミングを失ってしまいました。しかし今回、キッチンに眠っているあのサッポロ一番を美味しく食べる良い機会が訪れたと感じ、いつも以上に興味深く拝見しました。
ちなみに、私はインスタントラーメンを食べるときは、無作法ですけどラーメンを作った鍋でそのまま食べることが好きです。中身を丼に移さない派。何故か丼に移して食べるより美味しく感じられます。丼に移すとスープの温度が下がるはずですけど、そのままなら熱い状態で食べられるからでしょうか?
麺を箸でほぐすタイミングは2分後!
今回個人的に最も興味を持ったのは、「箸でほぐすタイミング」です。
麺を箸でほぐすタイミングは、沸騰したお湯に麺を入れてから「2分後」です。これはパッケージに書いてある麺の茹で時間が「3分」の場合です。
茹で時間3分のうち2/3の2分が経過したところで麺を箸でほぐし始め、残りの1/3の1分間しっかりかき混ぜるのだそうです。ラスト1分間ずっとです。
これは麺にコシとハリが生まれる瞬間がちょうど2分だからと達人は言っていました。コシとハリが出たところから麺を混ぜ始め、しっかり混ぜることによってお湯に触れさせない場所がないようにする、ということでした。たったこれだけのことで麺が劇的にモチモチ感を増すそうです。
麺をほぐすタイミングが2分後の理由
お湯に麺を投入した直後からほぐし始めると麺が割れてしまい、割れたところから水が入ってきて、水をたくさん含んだぶよぶよの食感のする麺になってしまうという説明がありました。2分後なら麺が自然にほぐれてきます。
麺の弾力を科学的に検査したところ、やはり2分経過後に麺をほぐすことが、30秒経過後や3分経過後よりも、格段に弾力が強いことが判明しています。
私はインスタントラーメンを作るときにこの点を全く考慮していなかったです。丼に移すまで麺をほぐさないことすらよくあります。鍋のまま食べるときは食べる直前にほぐす感じです。
3分経過後にほぐすと食感にバラつきが出てしまうそうです。麺の塊の中心部分に熱が十分に通っていない状態になってしまうのですね。私は食感のバラつきがあるのはそれはそれで美味しいのではと思ってしまいましたが……。
お湯に緑茶を入れる?
達人の技で驚いたことはもう一点ありました。それは鍋に水を入れて火をかけているときに、「緑茶のパック」を入れてお湯を沸かしていたことです。
何でも、緑茶には昆布などと同じ旨味成分である「グルタミン酸」が含まれているため、お湯に緑茶を入れることによってスープの旨味がアップするのだそうです。
こちらも旨味を検査したところ、普通のラーメンよりも緑茶入りラーメンの方が旨味が増していました。検査を担当した方が言うには「95%の方が旨味の違いを認識できる差」なんですって。
また、ラーメンに載せる野菜はお皿に並べて、その上から「スープの素」小さじ2杯ほどの量をかけ、ラップをしてレンジにかけていました。500Wで4分間加熱。レンジにかけることで、余分な塩分を加えずに野菜にしっかりと味付けできるみたいです。なるほど。
達人技のインスタントラーメンを食べた感想
そうして作られたインスタントラーメンを、主婦の方と副島さんが食べていました。感想は「美味しいです。唇についた瞬間の食感から違います」「しっかり、モチモチ。噛みごたえ・歯ごたえ、抜群にあります」ということでした。
おわりに
いやぁこれは2分経ったところから箸で麺をほぐし始めるという技は、本当に簡単なことなので、絶対に試します。キッチンに眠ったままのサッポロ一番を食べるときが来ました。いや、このときのため残っていたのでしょう。ドラマを観たときも買って食べて、今回も買って食べれば良いだけの話なんですけど。
他には、「しらたき」を入れる方法も紹介されていましたね。「しらたき」先に茹で始めて後から麺を入れて一緒に茹でると、「しらたき」に含まれる「水酸化カルシウム」の働きによって麺の「アミノ酸」が結合してモチモチの歯ごたえになる、ということでした。
こちらもなかなか興味深い内容でしたけど私は試さないと思います。何か損をした気がしてしまうからです。ラーメンを食べたいので。
また「しめじ」を凍らせて使う方法もありました。小分けにしたしめじを密閉袋にいれて凍らせてから使うと、出汁が出やすくなって風味と旨味が増すため、お店のラーメンのような味と香りにすることができるそうです。こちらは試したいです。
私が買った『サッポロ一番』は「みそらーめん」です。子供の頃は「塩らーめん」が世界で一番美味しい食べ物だと思っていました(世界一がたくさんありました)が、大人になって味噌の方が好きになりました。