ディスディスブログ

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「KT歯磨き」は売れに売れたものの、あちら方面の方に鉄郎の借金の肩代わりとして奪われました - 朝ドラ『とと姉ちゃん』42話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年5月21日放送の42話で、常子たちが開発をした「歯磨き」が売れに売れてましたが……鉄郎。

 

www.nhk.or.jp

 

 

小橋三姉妹による「歯磨き」製造・販売

昭和11年。ヒロインの小橋常子(高畑充希)は女学校の最終学年5年生となりました。常子は進学をするのではなく、「とと」の代わりとして家族を支えるべく就職をする決意を固めており、自ら商売、それも物販を始めることにしています。

常子が目をつけたのは、小橋家一家で間借りをしている仕出し屋「森田屋」の大女将である森田まつ(秋野暢子)や、高等女学校の親友である中田綾(阿部純子)の母親、街の女性も歯槽膿漏(しそうのうろう)に悩んでいる人が多いことです。

常子は「練り歯磨き」を作ることにし、帝大生で植物学を学ぶ星野武蔵(坂口健太郎)に練り歯磨きのレシピを教えてもらい自作することになりました。最初は常子一人で始めた練り歯磨き作りでしたが、下の妹の美子(根岸姫奈)と上の妹の鞠子(相楽樹)も手伝ってくれるようになり、三姉妹による共同作業により出来上がっています。

まずは身近な人に試してもらうと評価は上々で、次は常子たちの叔父である小橋鉄郎(向井理)のアドバイスによって、森田屋の仕出し弁当に練り歯磨きを添えることにし、「一日三回毎食後」のキャッチコピーのもと、森田屋の皆で弁当と一緒に歯磨きを配って宣伝する事になりました。

 

 

 

練り歯磨きは小橋常子 (Kohashi Tsuneko) の頭文字を取って「KT歯磨き」と銘々されました。鞠子のアイデアです。KT歯磨きは鉄郎がどこかから集めた資金を元に、大量生産されることになります。

露店販売を始めたKT歯磨きは飛ぶように売れています。十包入り三十銭。鉄郎は的屋(テキ屋)の経験があるようで言葉巧みにKT歯磨きを売りさばいていきます。KT歯磨きは売れに売れ、万事順調に思えた矢先、常子たちの前へあちらの分野と思われる2人組が現れます。

いかにもな強面な男と、それをアゴで操っているようなスーツを着た男の2人組は、鉄郎の借金を取り立てに来たようです。借金を返す宛はない、歯磨きが飛ぶように売れているから150円の借金はもう少し待ってくれればすぐに返済できる、と鉄郎。するとスーツの男が強面に何か耳打ちをし、それを聞いてにやけ顔の強面が言ったことは……

「手前らの歯磨き、10個1銭で買い取らせてもらう」

……です。借金の肩代わりに練り歯磨きを販売価格の1/300という安い価格で買い取る、ということ。その代わり鉄郎の借金をチャラにしてやると。

安く買いたてて高く売るという魂胆が見えた常子は強面たちに抵抗しますが力及ばず、さらには鉄郎は隙を見て行方をくらまし、残されたのは借金だけという流れでした。

 

 

おわりに

常子たちは今度どうなるのでしょうか。本当に鉄郎が借金を返済するまで歯磨きを作り続けなければならないのでしょうか? 歯磨きの権利を鉄郎の借金分の額で売るという話にして、レシピも全て渡してしまえばそれでお終いではないのかと思うのですが、最後の鉄郎の手紙を読むと今後も常子たちは歯磨き製造を続けなければならないようです。そんな○くざな商売をしている男たちと同じ歯磨きを扱っていた森田屋の経営には悪影響は出ないのかが心配です。

次週予告を観る限り強面さんとはまだ縁が続いているみたいですから、この話は引っ張るようです。青柳の滝子(大地真央)が啖呵を切っていましたから、それは今回の件と何か関わりのあることなのかと思います。青柳の力を以ってすれば解決できる問題なのでしょうか。

次週はいよいよ常子が女学校を卒業してタイピストとして働くようですね。こちらでももちろん一悶着二悶着あるのでしょう。鞠子が進学を夢見ていることは、今回、常子の担任教師の東堂チヨ(片桐はいり)がうっかり口を滑らせたことで、常子にも知ることとなりました。ですから歯磨きの作りだけでなく職業婦人としても働かねば、到底鞠子と美子を立派に育てることはできないのでしょうね……大変だ。

 

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