毎週日曜日19:00から日本テレビ放送されているバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の昨日2015年11月8日の放送では、番組の20周年記念として久しぶりにリレー対決が行われていました。
私は鉄腕DASHを深夜番組時代から観ていました。といっても深夜時代は毎回観ていた訳ではなかったと思いますが。現在のように日曜日19:00からの、いわゆるゴールデンタイムに番組が進出してからの方が、率としては観ていると思います。
ゴールデンに進出してから鉄腕DASHから遠ざかっていた時期はありました。それは2011年3月11日の東日本大震災とそれに伴う大津波、原発事故の後しばらくの期間です。いたたまれなくて観られませんでした。特にDASH村のコーナーは。
今回久しぶりに復活した電車とTOKIOのリレー対決は、ゴールデンに進出前から存在していた企画だったでしょうか、確かありましたね。ゴールデンに進出してからも名物コーナーの一つになっていて、結構な数の鉄道とリレーをしていたかと思います。最も覚えているのは江ノ電ですね。江ノ島電鉄線。あの狭い道、国道134号線でしたっけ、でよく撮影出来たなぁ、という印象を観ていて強く感じていて、記憶にも残っています。江ノ電との対決は2006年みたいですね。それほど昔ではないです。
今回は阪神電鉄の「ジェットカー」ではなく「ジェットシルバー」との対決でした。阪神電鉄とは以前も対決していたそうですが、言われるまで思い出せませんでした。今から17年前、阪神電鉄の職員である河渕さんからの挑戦状が番組宛てに届き、阪神電車5500系、通称・ジェットカ―との対決が行われていました。当時のVTRと職員の河渕さんのお顔を観て私も思い出しました。
2015年現在は5500系ではなく5700系という新型がデビューしているということで、そちらとの対決でした。5500系からの変更点は、材質が鉄からステンレス製に、動力が最先端の磁石同期モーターで、環境に優しい電車になっているそうです。スピードはどうなのでしょう、画面には最高速度110km/h、加速度4.0km/hと書かれていましたが、あまり変わりはないということだったでしょうか。電車は一定水準にさえ到達できていれば、他社と最速を競うものではないですし、速さはさほど重要ではないのでしょう。それよりも強度や重量、消費電力や動力の効率の良さの方が需要そうです。
一方のTOKIOは、17年前と今とでどれだけ変わっているのか、50m走のタイム計測をしていました。結果は5人全員が平均1秒ほど遅くなっていました。5人によるリレー走ですから、単純計算で5秒遅いです。山口達也さんが1.5秒以上遅くなっていたのには驚きました。
視聴者の私たちも皆、TOKIOと同じだけ歳を取っているのですけれども、当時の映像と見比べてこんなにも違うものかと、愕然としました。芸能人の方は大変ですね、映像がしっかりと残ってしまっているので、私たち以上に老いから逃れられない。
今回は、オリンピックのアテネ大会と北京大会とロンドン大会の3大会連続出場を果たした短距離の日本代表、高平慎士さんがコーチに就いていて、バトンのアンダーハンドパスをTOKIOに伝授していました。アンダーハンドパスのより無駄の少ないリレーによって、5秒のロスを少しでも緩和させようという作戦です。
阪神電鉄5700系との対決は2回行われ、最初はTOKIOの惜敗、2回目はTOKIOの勝利、できれば3回目をやって欲しかったですけど、特に城島茂リーダーの体力的に厳しかったのか、2回目の勝利でTOKIOの勝ちということになっていました。
鉄腕DASHはTOKIOの番組ではありますけど、TOKIOの5人が揃うことは案外ない番組でもあります。皆さんお忙しいですからね。でも、こうやって20周年ということで一堂に会し、かつて敗北したライバルに1年ぶりに再戦をして、そして勝利する。歳を重ねるのも悪いことではないんだよ、とTOKIOの皆さんに教わった気がしました。
かつてのVTRもたくさん流れましたし、観ていて懐かしさが溢れてきましたよ。楽しかったです。