ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』「東京・中野」編のお店は「モモガルテン」さん。二軒長屋にカレーとたくあんが似合います

スポンサーリンク

毎週水曜日23:00-23:30にEテレで放送されている『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2017年4月5日から新シリーズが始まりました。

2017年4月26日に放送された新シリーズ第4回は「東京・中野 大都会の人情・二軒長屋」です。

 

 

目次 

 

 

ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、俳優の「渡部豪太(わたべ・ごうた)」さんが演じる、本作の主人公「真田ハル(さなだ・はる)」のセリフが入っています。

台詞の通り、ハルさんは古くから営業を続けている純喫茶的な喫茶店ではなく、古民家など古い建物をリフォームしたカフェを対象にしています。ハルさんは一部に熱狂的なファンを持つブロガーで、古カフェを取材する体で番組が進行します。

当番組は、カフェのオーナーさんがご本人で、お客さんも現地の方を起用しているため、渡部さんの他の出演者は演技の素人さんです。基本的に台詞が棒読みですし演技も上手ではありません。渡部さんの演技もほぼ全編に渡って滑っています。

ただこれは渡部さんが滑っているというより、脚本や演出が滑っていると捉えた方が良いでしょう。古カフェ好きかつ演技面が気にならない方であるならば、大いに楽しめる番組になっていると思います。

 

 

東京・中野編のカフェは「モモガルテン」さん

https://www.facebook.com/momogarten/

 

2017年4月26日に放送された『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の新シリーズ第4回「東京・中野 大都会の人情・二軒長屋」編で舞台となった古カフェは「モモガルテン」さんです。

「モモガルテン」の意味は「桃園」という地域名から来ているみたいですね。ガルテン (garten) はドイツ語で「庭園」を意味して、「モモ(桃)+ガルテン(園)=モモガルテン(桃園)」という。

 

 

 

桃園川と暗渠

今回のドラマの中に話がありましたが、「モモガルテン」のお店の立地が「桃園川」の土手に沿うようにあります。

 

桃園川(ももぞのがわ)は、東京都杉並区および中野区を流れる河川。全区間暗渠化されている。中野区内では「中野川」とも呼ばれる。

(略)

桃園川も昭和40年代までにすべて暗渠化された[1]。

桃園川 - Wikipedia

桃園川のWikipediaにはこのように書かれています。中野川とも呼ばれていると。

 

暗渠(あんきょ)とは、地中に埋設された河川や水路のことであり、開渠に相対する概念である。目的により、いくつかに分類することができる。

溝渠 - Wikipedia

暗渠のWikipediaにはこのように書かれています。

現在の桃園川は暗渠化されていて、「モモガルテン」のある場所の目の前にも桃園川の暗渠が見られます。「桃園川緑道(ももぞのがわ・りょくどう)」ですか、遊歩道になっていました。

 

 

 

「モモガルテン」さんの場所と営業時間・定休日

「モモガルテン」さんの場所は「東京都中野区中野2丁目」にあるそうです。

駅でいうとJRなら「東中野駅」か「中野駅」で、東京メトロ丸ノ内線なら「新中野駅」か「中野坂上駅」です。4つの駅の中心付近にありますから、4駅からならどちらからでも良さそう。

道路で言うと「大久保通り」から一本入った、先述した「桃園川緑道」沿いにあります。

 

東京メトロ丸の内線中野坂上駅から徒歩12分。JR東中野から徒歩13分。JR中野駅から徒歩16分(または中野駅から渋谷駅行きバスで堀越学園前下車と保2分)。

facebookページにはこのように書かれていました。

営業時間は11:00-18:00、定休日は毎週月曜と火曜日とのこと。

放送直後は人がより集まるでしょうから、特に注意をしたいところです。混雑が予想されるお昼前後に来店する場合はお店に連絡を取ることも考えた方が良いかもしれません。

 

 

「モモガルテン」さんは二軒長屋

サブタイトルにもあるように、今回紹介されていた「モモガルテン」さんは空き家になっていた「二軒長屋」を再生させた建物でした。

 

建築家・中西道也さんが9か月かけてセルフビルドで改築。昭和23年に建てられた二軒長屋が蘇りました。家具類も昭和の匂いのする調度類で構成。懐かしい雰囲気の「ボロカワイイ」(?)カフェができました。

facebookページの情報です。昭和23年に建てられたということですから終戦直後ですね。中野は戦争で焼け野原になったそうです。当時の記憶を残す意味でも取り壊されずカフェとして生まれ変わった意味は大きいかと思います。

昭和23年ですから築70年ほどですか。

 

長屋(ながや)とは集合住宅の一形態である。専ら1階建て(近年は2階以上もある)で、この呼称では日本のものを指す事が多い。

(略)
複数の住戸が水平方向に連なり、壁を共有する物。あるいは(同じことだが)1棟の建物を水平方向に区分し、それぞれ独立した住戸とした物。それぞれの住戸に玄関が付いている。長屋の条件として必ず求められることは、各戸の玄関が直接接道など外界に接しており、その玄関を他の住戸と共有していてはならないことである。テラスハウスとも呼ばれる。

長屋 - Wikipedia

 長屋のWikipediaにはこのように書かれています。

時代劇を観ているとよく登場しますよね。落語でもそうでしょうか。町人や職人が住んでいます。「モモガルテン」さんは「二軒長屋」ですから二軒が連なっている家屋になります。

戦後にも長屋は多く建てられたみたいです。しかし経済発展とともに長屋の数はどんどん減っています。先ほど書いたように長屋の記憶を残す意味・意義は大きいのかなと思います。

「モモガルテン」さんの長屋はどうなっているかというと、桃園川緑道に面したテラスはビオトープガーデン風になっていて金魚が泳いでいました。縁側だった場所を入り口にして、生成りの生地を使っているであろう暖簾を分けて店内に入っていくと内装は二軒を隔てていた壁を取り払っていて、とても開放的な空間になっていました。柱はもちろんあります。

天井は長屋時代からある障子の枠が配されていたり、トイレは引き戸の手前にも近い年代ドアを取り付けて音対策をしていたり、元から空いていた老朽化した壁穴を照明に利用したり、二軒の玄関をそのまま残していたりと、面白い発想が幾つもありました。

 

www.sotokoto.net

 

「モモガルテン」は建築家の中西道也さんがリノベーションを担当されたということで、ドラマの本編に中西さんご本人も出演していました。上記リンクには中西さんがリノベーションした建物が紹介されています。「モモガルテン」もありますね。全て共通した雰囲気があるように思います。温かさがあります。

「古くて魅力的な物件を見つけては、借り主と大家さんを探し出して交渉。設計だって、大工だって、左官だってこなす建築家」とのこと。すごい。

「時間が経って変化していった物は人間が手を加えて時間をかけることはできない」「古い建物の古さを残すということは自然を残すのと似ているところがあって、自然が好きだっていうのと古い物を残したいというのが共通する部分を感じる」と中西さんは仰っていました。なるほど。

前回の「米軍ハウス」、「ランチハウス様式」の家屋を残すこともこれと似た感覚かもしれないですね。

 

 

カレーライスとたくあん

ハルさんは「カレーライス」と「コーヒー」を頼んでいました。店主の方が席に運んできたカレーライスには「沢庵(たくあん)」が! カレーに「たくあん」というのは少々珍しい組み合わせです。福神漬けですものね。

何でも中野は「練馬大根(ねりまだいこん)」の有数な産地だったそうです。練馬大根は一般的な大根、これは「青首大根(あおくびだいこん)」と思われますが、それよりも水分が少ないため、干して「たくあん」を作るのに適しているということでした。

カレーは店主の方が2日かけて作ったものだそう。食べたハルさんが言うには「結構スパイシー」「玉ねぎのほのかな甘みが優しい味わいを演出している」そうです。スパイスはターメリックやカイエンペッパー、クミンなどが入っているとのこと。

 

 

ケースワーカーと沖縄音楽

店主は長年中野区の区役所でケースワーカーとして勤務されていた方だそうです。主にホームレスの方を担当していたそう。今でも色々と相談を受けるみたいでした。

ケースワーカーとは、日常生活で困難を抱える人の相談・援助をする仕事です。

店主さんの知人がホームレスの方が自立するための施設を立ち上げたところ、たまたまその敷地内に二軒長屋の建物があったから、それを改装してカフェとしてオープンさせたということでした。

店主の奥様は沖縄音楽をしていらっしゃる方だそうです。沖縄芸術大学の研究員をしているくらいに本格的に沖縄の音楽に取り組んでいらっしゃる方なのだとか。

 

 

おわりに

常連客として「森比左志(もり・ひさし)」さんが出演していました。有名は児童文学作家さんですね。

森さんは「こぐまちゃんシリーズ」の作者で、ドラマでは『しろくまちゃんのほっとけーき』が映っていました。また『はらぺこあおむし』の翻訳をしている方でもあるそうです。『はらぺこあおむし』は表紙が非常にインパクトがあるので私も見覚えがあります。ただ読んだ記憶はないかもしれないです。

今回の「モモガルテン」さんは、これまで観てきた中でもかなり私好みなお店でした。

雰囲気がとても良かったです。お店の方の落ち着いた様子が良かったというのも大きいと思います。お洒落なカフェは敷居の高さを感じてしまい、なかなか足が向かないケースも特に一人の場合は多いと思いますけど、「モモガルテン」さんはそういった堅苦しさはあまり感じられなかったです。

 

dysdis.hatenablog.com

スポンサーリンク