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ワンダーランド全額融資の古門の提案を断るのか受けるのか、鍵は「キアリスらしさ」でした - 朝ドラ『べっぴんさん』141話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2017年3月21日放送の第141話は、「キアリス」のワンダーランドはどうするのか、でした。

  

 

第25週「時の魔法」

www.nhk.or.jp

 

2017年3月20日月曜日の放送から朝ドラ『べっぴんさん』は第25週「時の魔法」が始まっています。

舞台は昭和49年(1974年)だったでしょうか。前年の昭和48年に「オイルショック(石油危機)」により日本経済が大打撃を被った直後です。

ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」たちが立ち上げた子供用品の総合店『キアリス』もその例外ではなく、それまで採ってきた経営の拡大路線から慎重路線へと方向転換を余儀なくされています。

当初、すみれの夫「坂東紀夫(永山絢斗)」や「村田君枝(土村芳)」、「小澤良子(百田夏菜子)」、「小野明美(谷村美月)」など創設者やそれに近い立場の人間が慎重路線を取ろうとする中で、すみれの一人娘「さくら(井頭愛海)」と結婚をした、君枝と夫「村田昭一(平岡祐太)」の一人息子「村田健太郎(古川雄輝)」はその方針に反対していましたが、すみれたちの仕事と自主映画「ようこそ赤ちゃん」を制作する中で「キアリス」にとって何がより良いのかを感じ、拡大路線を改めて原点に立ち返る意思表示をしていました。

そんな中、すみれの姉「ゆり(蓮佛美沙子)」の夫、「オライオン」の社長「野上潔(高良健吾)」から、銀座の空きビルがあるからそこにキアリスの「ワンダーランド」を作ってみないかと誘われます。総合店ですね。

子供用品なら何でも揃う、お母さんと子どもにとってのワンダーランドにしようと、すみれたちも乗り気です。

 

 

銀行からの融資はならず

しかし、ワンダーランドを作るためには資金が足らず、融資を受けねばなりません。銀行に務めている君枝の夫・昭一は資金繰りに奔走したようですが、銀行からは融資できないと判断を下されてしまいました。

そこへ大手商社「KADOSHO(かどしょう)」の社長「古門充信(西岡徳馬)」が「ワンダーランド」への出資を申し出ていました。全額です。

悩むすみれたち。というのも、古門は若者向けファッションブランド「エイス (AIS) 」が倒産をしたきっかけを作った人物だからです。

「エイス」の倒産によって社長の「岩佐栄輔(松下優也)」はしばらく表舞台から姿を消し、また「エイス」の社員やその家族を路頭に迷わす結果となりました。栄輔を追いやった当事者からの出資を受けるか否か……それをすみれは悩んでいます。

 

 

そこに「キアリスらしさ」があるか?

といってもそれだけではなく、その事業展開に「キアリスらしさ」があるかどうか、そこが何より問題になっていました。

ワンダーランド建設はすみれたちの夢であったとしても、銀行から融資できないと言われた事業にさらに足を突っ込む(古門から全額融資を受ける)ことは、背伸びせず地に足をつけた経営を続けてきた自分たちの方針に沿ったものなのか……ということを、健太郎から指摘を受けていました。

結果、すみれたちは融資を断り、ワンダーランド建設を断念することに決めました。作るにしても、それは自社の費用だけで作ることができるようになったとき、ということのようです。それが自分たちの代でなくても、意志を受け継いでくれる人たちがいつか叶えてくれるとすみれたちは信じているようです。

古門はすみれたちに融資を断られても、嫌な顔をするとか、会社を潰そうとするとか、そういうことは特になく、すみれたちの生き方・考え方は自分とは全く違うが、それはそれで素敵なことだ、と拍子抜けするほどに理解の良い方でした。

何のために出てきたのでしょうね、この人は……。彼が悪い人なら悪い人で、彼をやっつけることでカタルシスを得られる、という意味があると思いますけど、この展開ではただ「エイス」を倒産させるためだけに登場してきた人物になってしまいます。

 

 

おわりに

古門は確かに栄輔たちを見限りました。結果として栄輔たちは大変な目に遭ったのですが、「エイス」の売り上げ自体は落ちていましたし、あそこで古門が出資を止めなくても先は見えていたと思います。

それと、今回のワンダーランドの出資の話は、栄輔の件と同列にはできないと思っています。

というのも、栄輔の場合は本社の経営を古門の資金に頼ってしまっていた節があります(出資を断られた直後に会社更生法を手続きした)が、ワンダーランドの場合はあくまで「キアリス」の一事業に限った話だからです。

ワンダーランドだけのビジネスの話としてならば、今回の融資の話は決して「キアリス」にとって悪いことではないと思いますし、融資をしたことをきっかけに古門が「キアリス」の経営に入り込もうとするかは怪しいです。

古門は、健太郎に対してどうして子供服の会社などにいるのだと、すみれたちのことを下に見ているような発言があったので、その点(会社を乗っ取るなど)は過度に心配することではないと考えます。

それと、「キアリスらしさ」というほどにこれまでの「キアリス」が堅実路線を歩んでいたとも思えないんですよね……何だか唐突に「らしさ」を前面に押し出されて、少なくとも私は困惑しています。

ワンダーランドは多くのお母さんたちが望んでいることに感じられますし、大きな話題になりそうですから、借金をしても返済することはそう難しくないように思います。

お客様の喜ぶ顔を見るために自分たちが苦労を背負うことも「キアリスらしさ」ではないのか、と思う訳です。

それより「ようこそ赤ちゃん」は上映したのでしょうか? 私はワンダーランドを作ってそこで上映するものとばかり思っていましたが……どうなるのでしょう。

 

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