ディスディスブログ

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タケちゃんと見合いをした「たみ子」は鎮西寿々歌さんが演じています。 『天才てれびくん』に出ていた子だそうです- 朝ドラ『べっぴんさん』113話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2017年2月16日放送の第113話は、タケちゃんの恋愛に大きな区切りがつきました。

 

 

目次

 

 

第20週「旅立ちのとき」

www.nhk.or.jp

 

2017年2月13日月曜日の放送から朝ドラ『べっぴんさん』は第20週「旅立ちのとき」が始まっています。時代は昭和37年(1962年)です。

ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」と夫の「坂東紀夫(永山絢斗)」の一人娘「坂東さくら(井頭愛海)」は、高校3年生で、東京の美術系の大学へ進学することに決め、受験勉強に励んでいるようです。

ジャズ喫茶「ヨーソロー」の女主人「大村すず(江波杏子)」はドラム奏者の「河合二郎(林遣都)」に店を譲っています。現在は二郎が「ヨーソロー」のマスターで、「山本五月(久保田紗友)」と2人の子ども一緒に暮らしています。結婚はしたのでしたか?

月曜日と火曜日の放送では、すみれの坂東家つきの執事「井口忠一郎(曽我廼家文童)」と女中頭であった「佐藤喜代(宮田圭子)」が、お互いに役目を全うしたと感じたことで、忠さんから喜代さんに一緒に旅に出ないかと誘い、2人で旅立つことになりました。といっても今すぐということではなく、喜代さんはさくらが高校を卒業するまでは仕事を続けます。

 

 

小野明美が結婚をしない理由

「キアリス」創業からしばらく経ってから雑用係としてスタートし、昭和34年頃からは部長として社に勤務している「足立武(中島広稀)」の恋愛に大きな区切りがつきました。

タケちゃん(武ちゃん)は、「キアリス」創設メンバーの一人「小野明美(谷村美月)」のことがずっと前から好きで、一度告白もしています。一度目は……詳しくは忘れましたが断られていました。

しかし、それ以降も明美を好きな気持ちは変わらず10年以上明美を好きなままでいたようで、結婚も、おそらく恋愛もろくにしていないのではないかと思われます。恋愛そのものは明美に対してずっとしているのですが……他の女性とは付き合っていない、という意味で恋愛をしていません。

タケちゃんは、部下の「中西直政(森優作)」と「ヨーソロー」で飲んでいるときに、結婚しないのかと聞かれたちょっとした動揺と、明美が「AIS」の社長である「岩佐栄輔(松下優也)」と籍を並べてお酒を飲んでいる様子を見て嫉妬をして、酒を飲みすぎてしまい、酔った勢いで自分が今もなお明美のことが好きであると、中西くんに言ってしまいました。

中西は、紀夫にタケちゃんの秘密を何か知っていると勘づかれ、「村田君枝(土村芳)」の夫「村田昭一(平岡祐太)」と、「小澤良子(百田夏菜子)」の夫「小澤勝二(田中要次)」の口車に乗って、あるいは上司の圧力に負けて、「男と男の約束」であるはずのタケちゃんの秘密を吐かされてしまいました。

紀夫と昭一と勝二はそれぞれが家にタケちゃんの話を持ち帰り、すみれも君枝も良子も彼の想いを知ることになりました。

翌日、すみれたちはタケちゃんと明美を「キアリス」の事務所で2人きりにさせ、彼に告白を促しました。タケちゃんは再び告白をしましたが、明美はその場では返事をせず、夜に「ヨーソロー」に来て欲しい、そこで話をすると応えます。

夜、「ヨーソロー」ではすみれたちが物陰に隠れ、2人の様子を伺っています。栄輔も偶然に来店、マスターである二郎も一緒です。そこで明美がタケちゃんに言ったことは「家族を失いたくないから作らない」でした。

明美は戦争中に、坂東家の女中として勤めていた母「小野マツ(中島ひろ子)」を亡くして一人きりになっていた経験があり、その家族を失う辛さ・悲しさ・怖さをもう二度と体験したくない、と感じていました。身体の半分を持って行かれた感じがした、とまで言っていました。

家族を失いたくないから、そもそも家族を持たない、と決めているということです。タケちゃんはこんな自分ではなく、本当に必要としている人を幸せにするべきや、と言われてはタケちゃん、それ以上何も言えなかったようです。

 

 

タケちゃんの片想いを行方

明美から結婚を断られたタケちゃんはお見合いをすることにしました。

見合い相手は「大急百貨店(だいきゅう・ひゃっかてん)」で事務をしている女性で、タケちゃんと同郷の大分の出身、真面目で気立ての良い人だと、彼女を勧めた「キアリス」の販売員「小山悦子(滝裕可里)」と夫「小山小太郎(夙川アトム)」が言っていました。

両者は「ヨーソロー」で顔合わせをしました。女性の名前は「たみ子」というそうです。ちなみに、たみ子は「鎮西寿々歌(ちんぜい・すずか)」さんが演じていらっしゃいます。

実は見合いの席には、たみ子側は悦子と小太郎、タケちゃん側のすみれと紀夫、だけでなく明美も参加していました。明美はメモ帳を取り出して以下のことを述べました。

「真面目である、誠実である、努力家である、思いやりがある、穏やかである、楽天家である、前向きである、皆から好かれている、皆から応援されている、きっと良い父親になる、きっと良い夫になる、幸せな人生を送るに違いない。以上、友人代表、小野明美」

そういうと、明美は席を立って店を出ていきました。

お見合い後、タケちゃんはたみ子と真面目に付き合いをしたいと思っている、と「キアリス」の面々に打ち明けていました。それを聞いていた明美も笑顔です。

タケちゃんの長い片想いが終止符を打たれた瞬間でした。

 

 

おわりに

たみ子役の鎮西寿々歌さんは、NHK Eテレ『天才てれびくんMAX』と『大!天才てれびくん』にテレビ戦士として出演していた方だそうです。番組を観たことはあるのですが全く覚えていませんでした。成長しているのでわからないのでしょう。

今週、忠さんと喜代さん、良子と勝二の息子「小澤龍一(森永悠希)」、タケちゃんの物語が終わりました。次は栄輔と、君枝と昭一の息子「村田健太郎(古川雄輝)」の物語です。

栄輔は東京へと進出し、昭一は家族が期待している京都大学ではなく東京大学へと進学しそうです。

特に気になるのは栄輔の今後です。ドラマでどこまでやるのか。「エイス」のモデルになっているであろう「ヴァンヂャケット」は1978年に倒産をしています。そこまでドラマでやるのかどうか、やりそうですよね……。

そうなったときに栄輔はどうなってしまうのか。すみれはどうするのか。

それにしてもあれですね、今週は周辺整理感が半端ないです。周りの人間をどんどんドラマから退場させていますけど、そのやり方が下手だなぁと思いながら観ています。下手というか雑に感じられます。

 

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