ディスディスブログ

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長川神が憧れた超人と天弓ナイトを燃やした超人は同一人物でした - アニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 THE LAST SONG』第22話「巨神たちの時代」の感想

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毎週日曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 THE LAST SONG』が放送されています。

 

http://concreterevolutio.com/

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

2016年6月5日の放送は第22話「巨神たちの時代」でした。2期9話です。

 

 

イントロダクション

「もうひとつの日本」を舞台にして繰りひろげられる、多彩な超人たちの饗宴――。
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。

これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の「超人たち」が、もしすべて同時に実在していたとしたら?
登場する「超人」たちは、誕生も特性も、実にさまざまだ。
宇宙から来た巨人、ファンタジー世界の生命体、古代から妖怪とされてきた存在、科学者に改造されたサイボーグ、太古に滅亡した巨大文明の遺産などなど……。
一部の超人は公然と活動して世間から人気を集め、一方で素性を隠しながら密かに戦う超人もいる。そして超人に対抗する敵勢力、組織もまた、それぞれ暗躍を続けている。

日本政府は、秩序確保のために多様な手を打った。
そして設立された組織のひとつが、厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」である。
その通称は「超人課」――「超人」を発見・確保し、保護し、安全に管理するのが任務だ。
超人課に所属するメンバーの一人、人吉爾朗(ひとよしじろう)が、本作の主人公である。 

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。こちらのイントロダクションは1期のものになります。

 

 

コンレボの年表

http://concreterevolutio.com/special/?page=chronological

 

1期13話までの年表が公式Webサイトの「SPECIAL」ページ内にありますので、そちらを見ながら本作を視聴するとわかりやすいかもしれません。参考になさってください。

 

 

第22話「巨神たちの時代」

22話は前回21話の続きとなっています。米国から取り寄せたスーパーロボット「NUTS(ナッツ)」の操縦に必要とされるヘルメットを、帝告こと「帝都広告」の東﨑倫子(とうざき・みちこ)から借り受けた主人公の人吉爾朗(ひとよし・じろう)がそれを被ると、爾朗の心の奥底に封じられていた過去・真実が次々と明らかになっていきます。ヘルメットには「怪剣クロード」、長川神の思念が残っているようで、クロードの意思によって導かれているようでした。

1クール目最終話でしたか、長川神は最後に金属化していますが、金属化したときに神の中にあったクロードという人格が電子化されてヘルメットの半導体演算処理装置に焼き付けられたとか何とか。

そんな折に東京は丸の内の八束重工前で開催されたNUTSの展示会で事件が発生しました。NUTSを襲おうと現場にやって来た、鋼鉄探偵ライトこと柴来人とS遊星人の白田晃に対処しようとしたNUTSが暴走し始めたのです。怪剣クロードの思念がそうさせているようでした。

 

 

ヘルメットは怪剣クロードの思念が入っている?

21話から、東﨑の持ってきた帝告が開発したNUTSの操縦士用のヘルメットには怪剣クロードの思念が入っているような描写がなされています。思考を乗っ取られるような。

爾朗が東﨑のヘルメットを被ったときに、クロードの思念?との会話が始まりそこである程度説明されていました。その説明が正しいものかは保留として。

「長川神は最後に金属化した。あのときに彼の中にあったクロードという人格が電子化されてヘルメットの半導体演算処理装置に焼き付けられたとしたら?」

とクロードが言っていました。長川神は府立八方高校の教師をしていた、爾朗の親友だった子供です。「牧大鉄君誘拐事件(まきだいてつくんゆうかいじけん)」で大鉄君と共に誘拐され、後に小笠原群島のうちボニン諸島にある超人研究所へ送られて研究対象とされていました。詳しくは1クール目終盤で。その長川神がクロードの正体でした。

クロードの人格が電子化されてヘルメットの半導体演算処理装備に焼き付けられていることを、帝告は“知らずに”ヘルメットを量産しているようです。帝告から提供されているヘルメ全てにクロードの人格が宿っている可能性が示唆されていました。例えば、NUTSの操縦士たち、新たな奇X(きかい)「レックスFE」に乗る大鉄君こと音無弓彦(おとなし・ゆみひこ)に。

しかし、彼らを見ている爾朗はあれはクロードでも神でもないと言います。では誰なのか?それは俺(爾朗)だと。クロードという人格は、正義と平和と自由と無力な人々のために戦うと信じ、どこかに正しい超人がいると信じ、正しい超人であろうという激情がありつつ、どうしていいかわからず持て余し泣いていた子供の頃の自分自身だと。

ヘルメットを被った人たちにはクロードが見えていますが、クロードというか神は、研究所にて人吉爾朗の代用品として作られたことを否定しようとしながらも、実は憧れていたようです。クロードが憧れた超人とは爾朗です。だから爾朗がクロードの思念の込められたヘルメットを見てあれは俺だと言っていたようです。

 

 

東﨑倫子の超人への想い

東﨑は酔っ払っており、その中で彼女の超人への想いが語られていました。彼女は超人を嫌っているような節も見られますが、その一方で帝告ではスター超人をプロデュースしたり、「超人警備保障」代表取締役に就任したりしています。

神化34年、国際陰謀団が怪獣ギガントゴンを盗み出し暴れさせた事件で、東﨑の親戚の家が壊され、両親もタヒんでしまったそうです。天弓ナイトがギガントゴンを倒したものの、超人だって完璧ではないと知ったようでした。

「そんなの集まったらそれこそ世界中から戦争をなくしたり、飢えている子供全部助けたり、できそうなもんじゃない」「無茶かな。だったらせめて正義を示してよ。絶対的な本当の正義を。正義は人の数だけあるなんて使い古された言葉じゃなくてさ、信じられる本当の……」

この台詞などから東﨑は本当は超人を嫌っているわけではなく、超人の力に憧れていて、自分にもしそんな力があったら、今いる超人たちよりもっと世界の苦しんでいる人のために力になれる・なりたいという想いがあるようでした。

 

 

全てが爾郎への繋がる

今回も非常に重要な回です。物語の終わりも見えてきている段階に入ってきていますから、これまで仕込まれた伏線がどんどんと回収されています。上記のクロードのこともそうですが、伏線はそのほとんどが爾朗へと収束されています。

今回特に驚いたことは、爾朗が憧れていた正義の超人「天弓ナイト」を数したのは爾朗本人だったということです。天弓ナイトがタヒるときの描写は以前からありました、そのとき彼は炎に包まれていましたが、それが爾朗の左腕の怪獣の炎と初めて関連付けられています。

爾朗の回想で、天弓ナイトが大鉄くんや神を研究所の施設から助けだしたことを、天弓ナイトによって誘拐されたと思い込んでしまった自分を見ていました。自己を制御できず左腕の“怪獣”が暴れ始めた爾朗を、天弓ナイトは担いでどこかに運んでくれています。

その際、爾朗は「正義の味方だって言ったじゃないか」と言うと、天弓ナイトは「私が正義ではない。そんなものはどこにもないのだ」と答えます。それを聞いた爾朗は「嫌だ!」と大声をあげて天弓ナイトを(おそらく)爆発によって吹き飛ばし燃やしてしまいます。天弓ナイトを数してしまったのです。

爾朗の最後の台詞「知っていたよ、ずっと前から」は衝撃でした。

 

 

おわりに

今回22話の、NUTSとS遊星人、レックスFE、爾朗の奇X「エクウス」といった巨神たちの戦いによって、というかNUTSの暴走によって、一般人にも多くの犠牲者が生まれました。この事件のモデルは「三菱重工爆破事件」であろうかと思います。テロ。

また事件後、帝告の顧問である里見義昭(さとみ・よしあき)がNUTSの暴走をもみ消すために、台風で水嵩の増した河川の激流に壊れた橋諸ともNUTSを流していましたが、こちらは昭和49年(1974年)に起こった台風16号による「多摩川決壊」がモデルであろうと思われます。

今回NUTSとの戦いで、エクウスは4本足から2本足へと変化していました。変化したというか、NUTSのビームによって空中から地面にたたきつけられた際に後方の2本が破壊されたのですが。爾朗は子供の自分から抜け出そうとした、あるいは抜け出した感がありましたから、その成長をエクウスの4本足を2本足にすることで示しているのかな、とも受け取れました。

つまりスフィンクスの謎かけです。スフィンクスは旅人に「朝には四つ足、昼には二本足、夜には三つ足で歩くものは何か?」と問いかけ、旅人が答えられないと食べてしまうというギリシャ神話があります。オイディプス王がスフィンクスに問いかけられると「人間だ」と正解を答えたことでスフィンクスはタヒんでしまったとか何とかいう話だったと思います。まぁ私は『キン肉マン』で知ったんですけどね。

朝の四本足は四つん這いの赤ちゃん、昼の2本足は成長して直立する人、夜の3本足は晩年に足腰が衰えて杖をついている人の様子です。

 

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