ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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「すんき豆乳」で花粉症対策ができるそうです。シワをなくす「エクオール」についても『日立 世界ふしぎ発見!』で放送されました

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毎週土曜日21:00からTBSで放送されているバラエティ・クイズ番組『日立 世界ふしぎ発見!』、2016年3月19日の放送は「アンチエイジングも!花粉症も!脳も!知られざる腸内細菌パワー」という特集でした。

 

www.tbs.co.jp

 

アンチエイジングも!花粉症も!脳も!知られざる腸内細菌パワー

2016年3月19日の『世界ふしぎ発見!』は「腸内細菌」についてです。2016年新年早々に放送されたダイエット企画における「腸内細菌」「育腸」特集の第2弾でした。女性を若々しく保つことも、花粉症を抑制することも、気分や性格すらも腸内細菌が関係している?その効果を検証したり、米国アメリカでの最新研究やブルガリアで腸内細菌研究が紹介されていたりしていました。

 

 

「すんき」と「すんき豆乳」で花粉症対策?

個人的に最も気になったのは花粉症対策に箇所です。今回も実験が行われました。実験は「腸内環境を整えることで花粉症を改善」することができるかどうか、です。

実験に使われたのは「すんき」という名前の発酵食品から作られた「すんき豆乳」です。

花粉症に悩んでいるお笑い芸人の方々、6名でしたか、彼らに1月下旬-3月上旬の6週間、発酵食品「すんき豆乳」を毎日100g摂取してもらって、花粉症が解消されたかどうかの効果を計っていました。

 

「すんき」とは?

「すんき」とは、長野県木曽町の開田高原(かいだ・こうげん)などで作られてきた塩を使わない「カブ」の漬物のことです。「すんき」の材料に使うカブは収穫時期が限られており、「すんき」も11-12月限定で作られる期間限定の漬物なのだとか。

すんきをミステリーハンターの中田あすみさんが食べたところ、開口一番「酸っぱいですね」と仰っていました。この酸っぱいすんきは蕎麦や味噌汁に使うとまろやかになるそうです。

 

www.kisomachi.or.jp

 

木曽町商工会のWebサイトにも「すんき」の紹介がありますのでぜひご覧になってください。

 

 

乳酸菌を取るとアレルギー症状が軽減する理由は?

元信州大学教授の保井さんが調べたところ、長野県内のうち、アレルギー症状を持っている方が長野と松本では44.3%いたのに対して、木曽町には16.9%しかいなかったのだそうです。この理由は何なのかと調べたところ、すんきに着目することになったということでした。

「すんき」には何十種類もの乳酸菌が含まれており、保井さんはその中から特にアレルギー症状を軽減する乳酸菌「Sn26」を発見しました。

どうして乳酸菌を摂取するとアレルギー症状が軽減されるのかという理由について、免疫細胞のバランスが悪くなっているアレルギー症状を持つ患者さんが、乳酸菌を摂取することでバランスが改善されるからだ、ということを保井さんは仰っていたでしょうか。

 

 

すんき豆乳の実験結果は?

今回、実験の被験者の皆さんが食べていたのは、すんきに含まれている「Sn26」を豆乳に入れて発酵させた「すんき豆乳」です。これまでマウス実験ではこのすんき豆乳を試していますが、人間に試すのは今回が初めてだそう……そう聞くとちょっと怖いですね。

被験者の皆さんは2016年の1月から「すんき豆乳」を食べ続け、花粉の飛散がピークに差し掛かってきた3月上旬に実験結果が報告されていました。実験結果は、6名の被験者のうち4名の方が効果があった、つまり花粉症の症状が緩和されたと実感していました。花粉ピーク期に2/3の方が花粉症の症状が軽くなったと感じているということは素晴らしい結果と言えるのではないでしょうか。

自己申告だけでなく血液検査もしています。採血による「IgE」値検査です。値が高い人3名のうち2名は値が下がっており、元から低い人はほぼ横ばいの結果が出ていました。

乳酸菌はIgE値を基準に戻す働きがあるそうで、値が高い人は下げて値が低いは上げる効果があるとのこと。元から基準値にある方は横ばいになるのでしょう。保井さんは非常に良い結果だと仰っていました。

 

 

アンチエイジング「エクオール」は大豆や葛で摂れそうです

シワをなくしたり、がん細胞の発生を抑制したりする「エクオール」なる物質に関しても紹介されていて、そちらも大変興味深かったです。エクオールは腸内細菌によって作られるそうです。ただし、エクオールを作れる細菌をもつ人は限られていて、欧米人で20-30%で、日本人でも43%ほどでした。

その「エクオール」は、イソフラボンの一種「ダイゼイン」によって作られるらしいです。大豆製品に多く含まれているということでしたか。大豆や大豆製品(豆腐や納豆など)を摂ることでエクオールが作られるそうです。大豆の他にダイゼインを多く含むのは「(くず)」で、「くずきり」や「葛湯」や「くず餅」などを食べることでもダイゼインを摂取できるみたいでした。

自分の身体がエクオールを作ることができるかどうかは、今は簡単な尿検査でわかるそうです。仮に自分の身体では作られないとわかっても、作られないなら意味がないということではなく、腸内環境を整えること自体が身体に良いことなので摂取しない手はないですね。

 

 

おわりに 

私は大豆や大豆製品が大好きなので摂取している方だと思います。エクオールを作る身体かどうかは調べていないですね。中田あすみさんはエクオールを作られていないそうで、ショックを受けていました。個人的にはシワはあっても良いですけど、がん細胞は発生して欲しくないですから、今後も大豆製品は積極的に食べていきたいです。

でも今回に関しては「すんき豆乳」がとても気になりました。私は花粉症なので軽減したいです。「すんき」が入っていない豆乳を毎日100g摂取しても同じような効果があるのかどうか、その点までは番組で言及されていなかったと思います。できれば私達の生活に使えそうなところまで情報を落とし込んで欲しかったですが……。

 

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