FIAは、F1のフレキシウイングをめぐる最近の論争と分析が続く中、規則違反は発生していないと述べている、と海外メディアが伝えています。
目次
フレキシウイングの規則に違反したチームなし
今季、レッドブルとフェラーリはライバルがフレキシブルウィングに関する規制をどこまで押し広げているのか疑問視していると報じられています。
特に厳しい監視の対象となっているチームは、メルセデスとマクラーレンのフロントウィングです。
FIAはベルギーグGPで検査を強化し、各チームの行動を正確に分析し、フロントウイングの挙動がルールに準拠しているかどうかをより正確に分析するために詳細なビデオ映像を使用すると発表しました。
今のところ、FIAはこれまでの調査結果に満足しているようです。
FIAは、関連するF1技術規則に関して、あらゆるイベントでフロントウイングを多数のチェック(表面の適合性、たわみの適合性)で検査している。すべてのフロントウイングは現在、2024年の規則に準拠している。
などとFIAの声明には記されています(全文ではありません)。
レッドブルとフェラーリがFIAとの協議に臨む
マクラーレンとメルセデスの競争力がここ数カ月で向上しています。
それに反応したのはレッドブルとフェラーリで、両チームはライバルチームのフロントウィングの合法性について説明を求め続けている、とCrash.netは伝えています。
例えば、先週末のイタリアGP予選後には、レッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」がオーストリアの放送局『ORF』に、「マクラーレンとメルセデスのフロントウィングを分析する必要がある」と語っています。
同GPのレース後、今度はレッドブルのチーム代表である「クリスチャン・ホーナー」も批判の声をあげました。
内容は以前当ブログで記事にしています。
上にリンクを貼った記事がそれ。
フェラーリのチーム代表である「フレデリック・バスール」は、メルセデスとマクラーレンのフロントウイングに関するレッドブルの姿勢に同意するかと問われ、次のように答えています。
これはあなたと議論することではなく。(ニコラス)トンバジスと議論すべきことだ。
しかし、我々はFIAの決定を尊重しなければならない。我々は再び議論することになるだろう。我々はFIAと内部的に対処しなければならない。
トンバジスはFIAの「シングルシーター技術問題責任者」です。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
レッドブルもフェラーリも使えばいいと思うのですけどね。
マクラーレンのウィングの分析はとっくに済んでいて、同じものも造っているでしょうし、それを自分たちのマシンに装着した場合どのような効果を生むかも確認済みでしょう。
その結果が芳しくなかったから導入せずにいるということでしょうか。
つまり、ウィングそのものを真似できても、トータルではバランスを取れないのかもしれませんね。
その意味でレッドブルとフェラーリは、マクラーレンやメルセデスなどが見つけた何かをまだ見つけられていない、その可能性はありそうです。
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おわりに
ということで、フレキシブルウィングに関してレッドブルとフェラーリはがFIAとの協議に臨むとの報道の感想を書いた記事でした。