「ヘルムート・マルコ」は、レッドブルF1が「フェルナンド・アロンソ」と何度か契約交渉を行ったことを認めています。
どうしてレッドブルはアロンソと契約をしなかったのかついても語っているようです。
目次
フェルナンド・アロンソ
アストンマーチンF1所属のスペイン人「フェルナンド・アロンソ」はこの4月、アストンマーチンと複数年の契約更新を結んでいます。
現在42歳と現役F1ドライバーの中でも最年長のアロンソですが、この契約更新により新レギュレーションが施行される2026年にも走ることが決まっています。
レッドブル移籍の可能性があった
motorsports.comのスペイン版によると、レッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」が、レッドブルがアロンソと複数回の交渉を持っていたことを認めています。
彼がアストンマーティンと契約を更新する前に、「セルジオ・ペレス」が契約更新されない場合、あるいはチーム内の権力闘争により「マックス・フェルスタッペン」が退団を決断した場合、2025年にレッドブルに移籍する候補者の一人であったと。
マルコのコメント
マルコはアロンソとの交渉がどこまで進んだか問われて、下記のように答えています。
調和のとれた職場環境はマックスにとって非常に重要だが、アロンソの場合はおそらくそうではなかったと思う。
1チームにフェルスタッペンとアロンソというチャンピオンを2人擁することの難しさについて、それが可能かどうか尋ねられ。
いや、チームにとっては非常に難しいことだと思う。
アロンソはチーム内で最年長の世界チャンピオンとなり、マックスは最年少となるだろうし、彼らは世代が離れている。
アロンソがシミュレーションレースをしたり、グランプリ直後に飛行機のシミュレーターに乗ったりするとは思えない。
2人は正反対の性格であり、2人とも非常に優れたドライバーであり、人格でもある。
だが、どちらが速いかという話題になると、どちらもそれほど謙虚ではない。
チームがそれをポジティブな方向に導くのは非常に難しいだろう。
とのこと。
他にも語っているようですが、気になった箇所のみです。
誤役御免。
感想
感想です。
アロンソはしばしば、その政治的な動きが批判されます。
マクラーレン・ホンダのときを思い返せばわかりやすいでしょう。
政治的な駆け引きで優位に立とうとすることを、フェルスタッペンが好むかどうかは明らかに好まないと思います。
フェルスタッペンが全く政治的に動いていないとも言えないかもしれませんが。
アロンソがアストンマーチンで比較的静かでいる理由に、ランス・ストロールの実力が明確に自分より下で、政治的に動く必要を感じていないことは一つあるでしょう。
アストンマーチンの長期的なビジョンの実現を手助けするために我慢をしていることもあるでしょう。
あるいは年齢が年齢なのでガッツかなくなった、ということもあるかもしれません(それはないと思っていますが)。
レッドブルに移籍すれば、レースに勝てる環境に置かれます。
そうなったとき、アストンマーチンで示しているような大人な対応をできるかと考えると、まぁできないでしょう。
彼はそういう性分と思います。
マックスをやっつけて自分がチャンピオンを取る、周囲に力を見せつけたいという欲や本性が出てくるはずです。
と、私でも想像できますから、マルコたち現場に立つ人間はより不安に思っていたことでしょう。
ただ、ペレスではちょっと遅すぎます。
遅いですし、パフォーマンスが不安定です。
ペレスよりもう少し速いドライバーがマックスの相方にならないと、急速に差を縮めつつあるマクラーレンやフェラーリに対処し切れないだろうなとも思います。
チームメイトやチームとぶつかる可能性はアロンソよりずっと低い角田裕毅が適任と思いますけどね。
角田ならマックスに勝つレースもあるでしょうし、そのくらいでないとタイトルを争うチームでは厳しいでしょう。
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おわりに
ということで、ヘルムート・マルコがフェルナンド・アロンソがアストンマーチンと契約更新する前にレッドブルと複数回交渉していたことを認めた報道について感想を書いた記事でした。