F1の「レッドブル」所属のメキシコ人「セルジオ・ペレス」に、2025年の「アストンマーチン」移籍の噂が出ているようです。
ほんまかいなな情報ですが「角田裕毅」の移籍に無関係ではないかもしれず、気になります。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー(キックザウバー)とビザ・キャッシュアップ・RBは、2023年までそれぞれアルファロメオとアルファタウリのチーム名で参加していました。
セルジオ・ペレスがアストンマーチン移籍?
2024年4月10日、レッドブル所属のメキシコ人「セルジオ・ペレス」に、2025年に「アストンマーチン」への移籍の噂が報じられました。
私が読んだのはYahoo!に載っていた『東スポ』の記事で、一次ソースはイギリスの『テレグラフ』のよう。
何でも、メルセデスからフェラーリの移籍が発表された「ルイス・ハミルトン」の後釜に、現在アストンマーチンにいる「フェルナンド・アロンソ」が移籍し、アロンソのシートをペレスが、ということだそうです。
ペレスの評価
ペレスの評価は難しいです。
ペレスは昨季ドライバーランキング2位、今季も現時点で2位です。
F1に馴染みがない人が、彼が2位にいると聞けば、世界で2番目に速いドライバーと認識するでしょう。
しかし、普段からF1を見ている人に誰が2番目に速いかと聞けば、ペレスと答える人の数はぐっと減ると思います。
それは今のレッドブルなら、トップドライバーなら誰でも選手権で2位以上を取れてしまうからではないでしょうか。
「シャルル・ルクレール」や「カルロス・サインツ」、アロンソ、ハミルトン、「ジョージ・ラッセル」、そして「角田裕毅」もできると私は思います。
しかも今挙げた誰もが、ペレスよりも、フェルスタッペンとのギャップを縮めることができるでしょう、たぶん。
だとしても、レッドブルでナンバー2としての役割を果たしているから、ペレスは優れていると言う人もいるかもしれません。
何せ選手権で2位ですからね。
しかしどうでしょう、ペレスに、というかレッドブルからフェルスタッペンの相棒に、「本当に」求められているのは、そういうことでしょうか?
本当に求められているのは、フェルスタッペンがリタイアしたときにレースに勝てることではないでしょうか。
第3戦オーストラリアGPでペレスは何位だったか。
昨季あれだけ支配的だったマシンで、シーズンの最終盤までドライバーランキング2位を確定できなかった事実もあります。
それらを踏まえて、本当にペレスがレッドブルのナンバー2として十分な活躍ができているかを考えると、個人的には大いに疑問です。
角田裕毅にも影響がある?
ペレスのアストンマーチンへの移籍が事実であれば、ビザキャッシュアップRB所属の「角田裕毅」にも影響があるでしょう。
アストンマーチンは2026年から『ホンダ』と手を組むことが既に発表されているからです。
これはテレグラフの記事にも書かれているみたいです。
角田も同じ2026年にアストンマーチン移籍するのでは、という噂は定期的に浮上します。
ペレスの2025年の成績やパフォーマンス次第では、角田が移籍する余地がなくなるかもしれません。
無論、「ランス・ストロール」が引退すれば話は別です。
ですがこちらは父親のローレンス・ストロールが引導を渡すか、ランス自らが決断しない限りは引退しないでしょう。
他チームも欲しがるとは思えません。
突飛な方法としては、ローレンスがもう1チーム、F1チームを買収すれば、そちらに息子を宛がうこともあるかもしれません(いや、ないでしょうけど)。
ランスにとって、ペレスと角田のどちらがいいかと考えると、ペレスの方がいいでしょうね。
ペレスはベテランで、今後能力の上がる可能性が低いからです。
角田はまだ若く、まだまだ伸びしろがあります。
自分の勝てる確率はどちらが高いか、そう考えたらペレスの方がいいのではと。
その意味で、シート獲得の競争相手がペレスになると、角田には不利になるかなと感じられます。
ただ本当にそんな発想でチームメイトを選んだなら、ランスのF1ドライバーとしての資質を疑ってしまいますが。
飛ばしか?
今回の報道がいわゆる「飛ばし」記事かどうか。
つまり信憑性が高いか低いかです。
信憑性は高くないでしょう。
ペレスの獲得する旨味が、アストンマーチンにあまりないからです。
ペレスは大口の後ろ盾がいます、つまりお金を持ち込める。
しかしアストンマーチンは資金がある、お金に困っていませんから、その面でペレスを欲しないと思われます。
先ほど書いたように、26年にはホンダと手を組みます。
ここのところの活発な人事を見ても、本気で勝ちに来ていると受け取れます。
それこそレッドブルがF1に参戦した頃のような熱量を感じます、と言うのは言いすぎでしょうか。
それはともかく、選手権に勝つことを考えたときに、ペレスとランスのコンビは「格」が落ちるようで、選択肢に入らないと思います。
私には選手権に勝つ力があるようには見えません。
しかし、25年の単年契約なら可能性はなくはないようにも見えます。
記事にあるようにアロンソがアストンマーチンを出れば、移籍先はレッドブルかメルセデスでしょう。
アロンソの移籍先が決まればサインツの移籍先も決まり、アロンソとサインツのどちらかがレッドブルを選んだときに、押し出されたペレスがその空いたシートを埋めると。
25年のパフォーマンス次第では、アロンソやハミルトン、ペレスだって引退を考えるかもしれず、となれば26年のシート争いもまた変わってきますから。
また、マックス・フェルスタッペンがアストンマーチンに移籍する噂も先日ありましたよね。
レッドブルでは現在、クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコによる内部抗争が表面化しています。
タイとオーストリアの対立と言いますか。
マルコが抗争に敗れてレッドブルを追い出されたら、フェルスタッペンもレッドブルを出ていくのでは。
移籍先はホンダと手を組むアストンマーチンではないかと。
さらにエイドリアン・ニューウェイまでもが一緒に、という可能性まで一部報道で書かれていた記憶です。
まぁ結局、飛ばしかどうかは誰にもわからないですよね。
可能性の話ならいくらでもできますから。
極端なことを言えば、公式発表がない段階での情報は全て憶測と断じることもできなくはないという。
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おわりに
ということで、レッドブルF1セルジオ・ペレスがアストンマーチンへ移籍する報道についてあれこれと書いた記事でした。