F1のルイス・ハミルトンが2025年からフェラーリに移籍することが、日本時間では2024年2月2日発表されました。
少し前から噂は報道されていましたが、まさか2024年シーズンが始まる前のこのタイミングでの発表にはたいへん驚きました。
ハミルトンが抜けたメルセデスのシートを誰が射止めるか。
その候補をあげてみました。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) ：ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル（ホンダRBPT）：マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス（メルセデス）：ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ（フェラーリ）：シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン（メルセデス）：ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン（メルセデス）：フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ（ルノー）：ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ（メルセデス）：アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- ステーク（フェラーリ）：バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB（ホンダRBPT）：ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース（フェラーリ）：ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー（ステーク）は2023年までアルファロメオ、ビザ・キャッシュアップ・RBは2023年までアルファタウリのチーム名でした。
ハミルトンのフェラーリ移籍
2024年2月2日、朝起きたら衝撃的なニュースが目に飛び込みました。
BREAKING: Lewis Hamilton to join Ferrari in 2025!#F1 @LewisHamilton @ScuderiaFerrari pic.twitter.com/M5QrB5pM8G
— Formula 1 (@F1) 2024年2月1日
冒頭にも書いたように、ルイス・ハミルトンのフェラーリへの移籍です。
移籍は2024年からではなく、来年2025年のことです。
色々なところで報道されていますから皆さんご存知と思います。
これは驚きました。
2024年シーズンが始まってからならわかるのですが、まさか2024年のプレシーズンが始まろうとしている今のタイミングでの発表ですから。
サインツ移籍へ
ハミルトンのフェラーリへ移籍することによって、当然ながら弾き出されるドライバーが1人出ることになります。
つまりルクレールかサインツですね。
先日、ルクレールが契約延長を行い、2026年を含む複数年契約との報道があったはずです。
ということは自動的にサインツがフェラーリを去ることになるでしょう。
サインツはどこへ移籍するのでしょう。
ハミルトンの抜けた穴を埋めるようにメルセデスか、ペレスが抜けるであろうレッドブルか、あるいは2026年からのF1参戦が発表されているアウディ（現アルファロメオ）か。
この選択によっては大シャッフルが発生しそうですね。
ハミルトンの抜けた穴は誰が埋めるか？
ハミルトンの抜けた穴は誰が埋めるでしょうか。
そもそもとして、ジョージ・ラッセルがハミルトンと組んだ2年間で、ハミルトンに対してはっきりと勝てていない、2023年シーズンは負けていますよね。
ラッセルのいまいち感が移籍市場を難しくしている気がします。
ラッセルがこれまでにメルセデスでチャンピオンを狙える実力を示せていれば、チームはボッタスのようなドライバーを探せばよかったのに、ということです。
ハミルトンが出ていきました。
噂ではメルセデスのスタッフも、ハミルトンと一緒にフェラーリに行ってしまったみたいです。
他にも引き抜きの話はあった気がします（詳しいことは失念）。
なのでメルセデスの戦力が十分なのかが怪しく、ここ数年、ゆっくりと地盤沈下を起こしている印象を拭えません。
そのため、ハミルトンの代わりに入ってくるドライバーは、ハミルトンと同等まで行かずとも相当優秀なドライバーである必要があろうかと思います。
あくまでも私の勝手な想像ですが候補を考えてみました。
素人の戯言ですので、信憑性などまるでないですし、認識違いや見当違いなことも多く書いているかと思います。
大らかな目で見てやってください。
候補1
先ほど書いたサインツは候補になりそうですね。
チャンピオンを狙える才能かと言われると微妙ですけど、フェラーリではルクレールに勝ったシーズンもあったと記憶しています。
しかし、ラッセルとサインツのライナップはルクレールとハミルトンに比べると、だいぶ物足りなさを覚えてしまいます。
どちらもがちがちのチャンピオン争いをしたことがないことが、物足りなさの理由と思います。
候補2
フェルナンド・アロンソも候補になるでしょう。
確かアストンマーチンとの契約は2024年までだったはずですが、記憶は定かではありません。
アロンソは相変わらずの速さに加え、豊富な経験と、高いレースマネージメント力も持ち合わせます。
難点は政治的に動きすぎてチームを破壊する危険が常につきまとうこと。
それと加齢の影響は年を追うごとに増すはずですから、2025年時にどうなっているかは他のドライバーよりも強い懸念でしょう。
難点を踏まえても、ラッセルとのコンビは素人目にも怖さがあります。
ただアルピーヌでは2022年にチームメイトのオコンに負けていることは気になります。
あれは裏で色々ありそうでしたが。
候補3
マックス・フェルスタッペンも実は候補ではないかと思っています。
レッドブルは2025年いっぱいでホンダ、と言いますかHRCのサポートを終え、2026年からフォードと手を組みます。
RBPTが既に動いているでしょうけど、ホンダと手を切ることのリスクはあります。
そして26年からレギュレーションが大きく変わります。
現状わかっている大きな変更点はまさにパワーユニットで、エンジンと電動の出力が50 : 50になり、燃料も持続可能燃料になります。
そこでフォードRBPTがどれだけのパフォーマンスを見せることができるか。
パフォーマンス以前に、開発段階からその進捗をフェルスタッペンは間近で見る訳で、2026年ではなく前倒しで2025年に移籍を決断する可能性はあろうかと思います。
しかし、フェルスタッペンは以前からそう長くF1のキャリアを続けないとも語っていて、引退までレッドブルに居続ける可能性も十分あるでしょう。
というか移籍の可能性は低いかなと個人的には見ています。
候補4
エステバン・オコンも候補でしょう。
過去、メルセデスとの契約ドライバーでしたよね、確か。
今もでしょうか？
しかし、2023年のオコンは移籍初年度のガスリーに後塵を拝する結果となっていたはずで、速さ的にも強さ的にも、いまいち物足りなさがあります。
ラッセルとオコンというラインナップ的にも、サインツ以上に物足りなさがありますね。
中堅チームならよいラインナップですけど、今考えているのはメルセデスのそれです。
候補5
アレクサンダー・アルボンも候補でしょうか。
現在メルセデスPU勢のウィリアムズに在籍しています。
ハミルトンのフェラーリ移籍が発表された直後から、ちらほらとメルセデスの候補に名前が上がっているドライバーの一人でもあります。
ただ個人的に、アルボンの速さには懐疑的です。
アルボンはウィリアムズでこの2年高いパフォーマンスを見せていますけど、チームメイトがニコラス・ラティフィとローガン・サージェントです。
こう言っては何ですが、2人とも速くないドライバーですので、アルボンの絶対的な速さを誰も測れていないのが現状ではないかと思います。
アルボンが好成績をあげたレースで、他の速いドライバー、アロンソやガスリー、サインツがウィリアムズに乗っていたら、もっとよい成績を残せた可能性があるのでは？ ということです。
トロロッソでクビアトに勝てていた印象もないですし、レッドブルでは相手が相手なので当然負けていましたし。
候補6
セバスチャン・ベッテルのF1電撃復帰のシナリオはあるでしょうか？
メルセデスがドイツ人ドライバーを欲するかもしれません。
いや、さすがにないですかね。
面白そうではありますが、ミハエル・シューマッハ復帰劇の二の舞になりそうな予感しかしないです、私には。
候補7
角田裕毅も候補に入れて欲しいです。
これは私の願望ですが。
レッドブルへの昇格を目指している角田ですけど、正直昇格は難しいと思います。
チームの代表であるクリスチャン・ホーナーが角田を評価していない感の強いことと、2026年からPUがフォードに変わることがわかっていることが理由です。
ホンダが復帰するアストンマーチンへの移籍が最も現実的かもしれません。
しかし本人がレッドブルへの昇格を目指すと明言していて、アストンマーチンへの移籍にこだわりを示していない現状、メルセデスへの移籍の可能性がないとは誰も言えないと思います。
候補は他にも、例えばガスリーとかリカルドとかがいるかもしれませんけど、私はこの7名が候補かなと思っています。
おわりに
ということで、F1のハミルトンが移籍をし、メルセデスのシートを誰が射止めるか候補を考えた記事でした。
