毎週月曜日(日曜深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』が放送されています。
2019年5月13日の放送は第3話「エドワウとセイラ」でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』
2019年4月29日(28日深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の放送が開始されました。
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』、2019年5月13日の放送は第3話「エドワウとセイラ」でした。
あらすじ
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のあらすじです。
“赤い彗星”と呼ばれるジオン公国軍のエースパイロット『シャア・アズナブル』と、彼の妹『セイラ・マス』の運命を決定づけた悲劇の始まりと過去〜2人の兄妹の流転の物語〜を背景に、サイド3の実権を掌握しジオン公国を統率するザビ家、ランバ・ラルや黒い三連星など「一年戦争」で活躍した数々のジオン軍の名高きエースパイロットたちの若き日の勇姿、戦況を劇的に変えることとなった人型機動兵器「モビルスーツ」の開発秘話、地球連邦軍との軋轢や開戦への道程など、「一年戦争」以前の過去の物語が、映像として初めて描かれていきます。
公式webサイトの「INTRODUCTION 作品概要」のページにはこのように書かれています。
登場人物
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の主な登場人物です。
しかし、ファーストの登場人物など皆さんの方がよくご存知と思いますから、改めて紹介する必要を感じません。
- メインキャスト
- シャア・アズナブル:池田秀一
- アムロ・レイ:古谷徹
- セイラ・マス:潘めぐみ
- デギン・ソド・ザビ:浦山迅
- ギレン・ザビ:銀河万丈
- ドズル・ザビ:三宅健太
- キシリア・ザビ:渡辺明乃
- ガルマ・ザビ:柿原徹也
公式サイトの「MAINSTAFF & CAST メインスタッフ・キャスト」のページにはこのように書かれています。
1,2話ではキャスバル・レム・ダイクンが「 田中真弓」さん、アルテイシア・ソム・ダイクンが「潘めぐみ」さんが声を演じていました。
上記で紹介していない登場人物も多数存在します。
デギン・ソド・ザビが「浦山迅」さん、ギレン・ザビが「銀河万丈」さん、サスロ・ザビが「藤真秀」さん、ドズル・ザビが「三宅健太」さん、キシリア・ザビが「渡辺明乃」さん、ランバ・ラルが「喜山茂雄」さん、クラウレ・ハモンが「沢城みゆき」さん、ジオン・ズム・ダイクンが「津田英三」さん、アストライア・トア・ダイクンが「恒松あゆみ」さん、ジンバ・ラルが「茶風林」さん、クランプが「近藤浩徳」さん、タチが「北沢力」さん、ドノバン・マトグロスが「小形満」さんでした。
2話で登場したローゼルシアが「一城みゆ希」さん。
3話で登場したテアボロ・マスが「巻島康一」さん、ミライ・ヤシマが「藤村歩」さん、シュウ・ヤシマが「牛山茂」さん、ガイアが 「一条和矢」さん、オルテガが「松田健一郎」さんです。
いよいよ、ガイアとオルテガとマッシュの、いわゆる「黒い三連星」の登場です。
三連星のうちマッシュは名前だけの登場だったかと。
3話「エドワウとセイラ」
『前夜 赤い彗星』の3話は「エドワウとセイラ」でした。
3話の内容は、原作漫画でいうと10巻の冒頭から119ページまでになります。
3話の内容を簡単に書きますと、ジオン・ズム・ダイクンの遺児であるキャスバル・レム・ダイクンとアルテイシア・ソム・ダイクン、そしてラル家のジンバ・ラルの3人は、ランバ・ラルとクラウレ・ハモンらの導きによりサイド3「ムンゾ」から脱出しました。
3人は地球へと亡命して、遺児2人は実業家「テアボロ・マス」のもとに預けられ、養子となりました。
ジンバもマス邸に居候。
この時点でキャスバルは「エドワウ・マス」、アルテイシアは「セイラ・マス」と名前を変えることに。
それから3年ほど経ったU.C.0071年のある日、テアボロ・マスの邸宅がキシリア・ザビの手の者に襲撃され、ジンバ・ラルは死亡してしまいます。
キャスバルとアルテイシアは辛くも生き延びました。
テアボロ・マスは襲撃により大怪我を負い、そんな彼の元へ、彼の友人でヤシマグループCEO「シュウ・ヤシマ」が娘「ミライ・ヤシマ」を連れて訪れます。
ヤシマはテアボロにルウムへの移住を勧め、テアボロはヤシマの提案を受け入れて移住することにしました。
その頃ムンゾでは、ザビ家により動きを封じられ予備役となっているランバ・ラルをドズル・ザビが訪ね、サイド3での人型機動兵器「モビルワーカー」の極秘開発に誘っています。
認識に誤りがあったら申し訳ありません。
テアボロ・マスがどうしてルウムへ移住したのか?
3話で難しいところは、テアボロ・マスと、彼の養子になったエドワウとセイラたち一家がどうしてルウムへ移住することになったのか、という点です。
この辺が苦手
私は原作漫画を所持しているのですが、正直申し上げてこの辺りはあまり好きではないので読み込んでいません。
一度か二度通読したくらいです。
今回アニメを観たことによって多少の穴埋めができた感覚を持っているものの、まだ穴だらけの認識のまま。
ですから間違った認識のもとで記事を書いている可能性は大いにあります。
物語としてはこの辺りのことが非常に重要な箇所であることは理解しています。
どうしてキャスバルがエドワウとなったか、というよりもどうしてアルテイシアがセイラ・マスとなったのか、の理由付けは必要でしょう。
それに、キャスバルがキャスバルではなく、エドワウ・マスでもなく、シャア・アズナブルと名前を変えてジオン軍に潜り込み、エースパイロットになった経緯をも描かなければ、ジ・オリジンでファーストガンダムまでの道筋を描く意味がありませんから。
ジンバ・ラルの動き
話を戻します。
テアボロ・マスと、彼の養子になったエドワウとセイラたち一家がどうしてルウムへ移住することになったのか、という点ですね。
これは、ジンバ・ラルがアナハイム・エレクトロニクス社と手を組んだからです。
アナハイム社のナンバー2(でしたっけ?)がマス邸を訪れ、ジンバと密約を交わしていました。
キシリアの手下は、地球に亡命した3人を3年間ずっと監視していて、今回のジンバの怪しい動きを察知して潰しにかかった、ということです。
ジンバの目論見
ジンバはアナハイム社と手を組んで何を目論んでいたのか?
それは「サイド3への武装反抗」です。
アナハイム社はジンバたちのために必要な武器を揃えてくれ、資金も貸してくれ、地球連邦軍の中枢の協力も働きかけてくれると言っていたようです。
こちらにはアナハイムや地球連邦が味方となり、しかもダイクンの遺児がいる、完璧だとジンバは考えていました。
テアボロの憤り
家の持ち主であるテアボロ・マスは、自分の知らないところで居候のジンバに勝手に動かれたことに対し、激しく憤っていました。
エドワウとセイラの2人を養子に迎えてからというもの、子どものいなかったテアボロにとっては初めて得た我が子を慈しむ心が芽生えています。
大切な子どもたちを政治抗争に巻き込みたくないという考えがあるようでした。
それだけではありません。
アナハイム社はあくまでも「軍産複合企業」であって、単にジンバの提案に商機があると企業として判断したから協力を申し出ていること、アナハイム社はテアボロにとって商売敵であることも理由にあるようです。
そんなジンバの動きを察したサビ家は、刺客を差し向けてジンバを抹殺。
ジンバの目論見は儚くも消えました。
ルウムへの移住
自身も大怪我を負ったテアボロ、彼としてはザビ家に敵対する意思がありません。
ザビ家にそのことを示すため、彼は「ムンゾ(サイド3)」にほど近い「ルウム(サイド5)」に移住することした、ということが理由のようです。
ルウムへの移住を提案したのが、ミライ・ヤシマの父親であるシュウ・ヤシマでした。
ガンダムシリーズにおけるスペースコロニー同士の位置関係がわかりづらいですよね。
私もよくわかっていません。
上記サイド (ガンダムシリーズ) のWikipediaを拝見したところ、「各サイドの一覧」という項目がありました。
地理的なこともわかりやすく載っていたのでご覧になってください。
モビルワーカー
3話でいよいよ登場しました、「モビルワーカー」が。
画像がプラモデルのモビルワーカーです。
しかし画像のプラモはよくできていますね、欲しいです。
ジオン自治共和国
モビルワーカー MW-01 01式
初期型
ジオン自治共和国が独立戦争開戦に向けて、ダーク・コロニーでデータ収集・開発が進められていた人型機動兵器の初期試作実験機。
月面開発作業用の人型作業機械開発を隠れ蓑にしていたため「モビルワーカー」という名称で呼ばれていた。
公式webサイト「MECHANICAL」ページにはこのように書かれていました。
全て抜粋している訳ではないので、全文を読みたい方は公式サイトをご覧になってください。
連邦政府に隠れて、あくまでも月面開発作業用の人型作業機械開発として動いていたために、「モビルワーカー」という名称で呼ばれていたということ。
掘削作業用の人型作業機械ですから、コックピットは剥き出し状態ですし、ウインチやライトが付いていますし、右手はクロウなのですね。
デザインが洗練されると怪しまれますから、あえて無骨な作業用を思わせるデザインにしていると。
しかし、この時点で頭部センサーは「モノアイ」で、ジオンのモビルスーツデザインの「色」が既に表れるように感じられます。
モビルワーカーの開発の中心にいる人物はドズル・ザビです。
彼がモビルワーカーのテスター(検体)として使っていたパイロットたちが、後に「黒い三連星」と呼ばれることになる荒くれ者の「ガイア」と「オルテガ」と「マッシュ」の3人です。
ドズルは3話でランバ・ラルを誘いました。
ラルが加入するまでのところ、テスターが全員いわゆる「脳筋」ですから、デキる男のランバ・ラルが加わることで開発は一気に進むと考えられます。
パイロットからのフィードバックがより論理的で正確なものになるでしょうからね。
おわりに
ということでアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第3話についての感想記事でした。
原作では、モビルスーツが出来上がっていく様子、ルウム戦役でのガイアたちの活躍が読んでいて楽しかったので、それらをアニメーションで観られることが今から楽しみです。
特にルウムで、高機動型ザクⅡでしたっけ、三連星バージョンが動いているところを観たい。

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