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「おしめ」と「おむつ」の違いは何でしょう?明美は今後もすみれに外国式おしめの作り方を教えてくれないでしょうか? - 朝ドラ『べっぴんさん』18話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2016年10月22日の放送は第18話、引き続きすみれが自分の甘さ・社会の厳しさを痛感しています。

 

 

すみれが商売を諦めかける

www.nhk.or.jp

 

戦争が終わり、ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」は、娘の「さくら」と女中「佐藤喜代(宮田圭子)」の3人で実家のあった神戸に戻っています。実家の跡地の庭の隅でバラックを建てて3人暮しです。

政府によって銀行が封鎖されてしまいました。その結果、預金を使うことができなくなり、すみれたちは窮地に陥っています。父の「坂東五十八(生瀬勝久)」は近江の実家に戻っていて、娘たちを助けることができないでいるようです。

すみれの姉の「野上ゆり(蓮佛美沙子)」と、戦地から無事に戻ってきたゆりの夫「野上潔(高良健吾)」は、戦争によって失われてしまった繊維会社「坂東営業部」を再建させるべく、会社のあった大阪に戻っています。闇市にバラックを建て(借りて?)て衣類を売る商売でしょうか、を始めています。

ゆりと潔は定期的に神戸にいるすみれたちに会いに行き、食料品などを提供していて、またすみれから預かった衣料品などのお金になりそうな物をお金に換えてくれてもいます。しかし、潔はすみれに対して、身の回りの物を売るにしても限界があるから、自分の手で仕事をしなければ、今の時代は生きていくことができないと言っています。

そこで、すみれは幼少の頃から世話になっている靴屋「あさや」の店主「麻田茂男(市村正親)」に、お店で手作りの手芸品を売ることを許してもらい、販売を始めます。ところが、新聞社で通訳の仕事をしている米国人男性「ジョン・マクレガー(ドン・ジョンソン)」が一つ買ってくれただけで、全く売れません。

かつて自分の屋敷で働いていた女中である「小野マツ(中島ひろ子)」の娘「小野明美(谷村美月)」が「あさや」を訪れた際に、生きていくだけで精一杯の時代にこんな贅沢品は誰も買わない、と厳しい指摘を受けてしまいます。

さらに、ジョン・マクレガーの妻「エイミー・マクレガー(シャーロット・ケイト・フォックス)」の出産のために、「おしめ(おむつ)」を大量にこしらえてマクレガー家まで届けたのですが、エイミーからは日本式のおしめなど要らないと言われてしまいます。まさに踏んだり蹴ったりです。

手芸品は相変わらず売れず、お店の近所の母親たちに手芸を教えてもそれもお金にならず、袋小路に迷い込んでしまうすみれは、とうとう商売を止めてしまおうと考えます。そんなすみれを、麻田や潔、ゆり、潔の舎弟「岩佐栄輔(まつした・ゆうや)」が支えていました。特に麻田の「何もせえへんかったら、何も見つかれへん」の言葉は重かったですね。ぐさりと来ますね。

 

 

明美は過去のわだかまりを引きずったまま

日本式のおしめを拒絶したエイミーは、いわゆるマタニティブルーに陥っていたのでしょう、後日すみれに不機嫌な様子を見せたことを謝っていました。ジョンは、エイミーは日本への長旅で身体を壊して家にこもっている、とも言っていましたから、精神的に疲れていたのでしょう。

また、「おしめ」に関しては、「あさや」で手芸を教えている近所のママ友から、外国には便利な「おしめ」があるという情報をゲットしていました。当時の日本のおしめは2枚の布を一組にして使っていた物だったそうですけど、外国のおしめは1回1枚しか使わないため、嵩が半分で済むという物です。布おむつですから、洗濯をする際の手間も半分になる、ということ。

それを聞いたすみれは、明美が以前、神戸でベビーナースとして外国人の女性に子育て法を教えていたことを思い出し、明美を捜して外国のおしめの作り方を聞くことにしました。六甲中央病院で看護婦をしているという情報を喜代さんから聞いたすみれは、早速訪れていましたが、明美はとっくに辞めていました。神戸中の病院を訪れ明美のことを探していて、ついに明美を見つけました。

すみれは明美に外国式おしめの作り方を教わろうとしましたが……明美に拒否されてしまいました。

 

 

「おしめ」と「おむつ」の違いは何か?

古来よりの言葉「むつき(襁褓)」が口語として変化したものとする説と、1反のさらしから6枚分のおしめが取れることからおむつと呼ぶようになったとする説がある。 

 

おむつ - Wikipedia

「おしめ」と「おむつ」の違いが私にはわからなかったので、おむつのWikipediaを読んでみました。1反のさらしから「おしめ」が6枚作れたから「おむつ」と呼ぶようになったということですか。一つの説ですけど、なるほどです。お六つ。

これが「おしめ」と「おむつ」の違いの答えになっているかはわからないですけどね。引用文から察するに基本的には同じ物を示しているようです。

 

 

おわりに

次週は第4週「四つ葉のクローバー」です。すみれの女学校時代の友人で、一緒に手芸クラブの活動をしていた「多田良子(百田夏菜子)」と「田坂君枝(土村芳)」が再登場しそうです。多田は結婚していたと思いますから名字も変わっているでしょう。百田夏菜子さんは「ももいろクローバーZ」のメンバーなだけにクローバー繋がり……?

おしめの作り方を拒否された明美は、予告ではすみれと仲良さそうにしていたので、問題は直ぐに解決されそうです。明美は幼少期に自分がクッキーを盗もうとしたのではないかと疑われたこと、後にすみれからクッキーを渡され情けをかけられたこと、母親が女中として坂東家に尽くしていたのに自分たちの都合が悪くなったら手放されたこと、これらを根に持っていますけど、これらがどのように解決されるのか、興味があります。

18話では、潔の舎弟の岩佐はすみれに惚れてしまった描写がありましたね。戦地から戻らないどころか、生死すらわからない夫の「坂東紀夫(永山絢斗)」がいることを、岩佐はわかっているとは思います。でも惚れてしまったらそういったことは関係ないですか。岩佐とすみれの今後も少し気になりますね。といっても、すみれは岩佐のことを何とも思っていないのでどうにもならないと思います。ただ、岩佐が実力行使に出たらわからないですね。

 

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