ディスディスブログ

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メリヤス生地の赤ちゃん服にあしらわれた「四つ葉のクローバー」の4つの意味とは何でしょう? - 朝ドラ『べっぴんさん』24話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2016年10月29日の放送は第24話は、すみれたちが作った製品を売り出していました。

 

 

すみれの元に人が集まる

www.nhk.or.jp

 

昭和21年、ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」は、娘の「さくら」と女中「佐藤喜代(宮田圭子)」の3人で神戸の実家の跡地にバラックを建てて3人で暮しています。そこへ銀行預金が封鎖されたニュースが飛び込んできて、一気に生活が困窮してしまいました。自ら働き一家が生活するためのお金を稼がざるを得ない状況に置かれ、すみれは得意の裁縫を活かして活路を見出そうとしています。

新聞社で通訳をしている米国人「ジョン・マクレガー(ドン・ジョンソン)」の、身重の妻「エイミー(シャーロット・ケイト・フォックス)」の生まれていくる子どものために、「おしめ」と「ドレス」作り、その代金として結構なお金を受け取ったようでした。

外国式おしめを作る際には、自分が子供の頃に屋敷で働いていた女中「小野マツ(中島ひろ子)」の娘で、以前神戸でベビーナースとして外国人の女性に子育て方を教えていた「小野明美(谷村美月)」に手伝ってもらい、ドレスを作る際には、女学校時代の「手芸倶楽部(しゅげい・くらぶ)」で活動を共にしていた「小澤良子(百田夏菜子)」と「村田君枝(土村芳)」の2人に手伝ってもらっていました。マクレガー夫妻から受け取ったドレス代は3人で山分けしたようです。

前回23話では、良子と君枝の2人が、すみれが一部を借りて手芸品を置かせてもらっている靴屋の「あさや」を訪ねてきました。君枝はすみれの仕事を手伝いたいと言っています。そこに唐突に、君枝の姑である「村田琴子(いしのようこ)」が店に現れて、それに反対します。琴子さんが反対するのは、君枝は子供の頃から身体が弱いため体調を心配してのことです。しかし、君枝の決心は固く、戦地から戻ってこない息子(君枝の夫)が戻ってくるまでの約束として、仕事をすることを認めてくれました。

さらに、明美も店を訪ねてきて、明美もすみれの仕事を手伝うと言ってくれています。ツンがデレた瞬間、でしょうか。過去のわだかまりからようやく解放されたのでしょうね、すみれの頑張りを認めてくれたようです。最後、残された良子も「しゃあないなぁ」と、自分も輪に加わる意思を見せていました。こうして一気に仲間が3人も増えたすみれです。

 

 

ベビーショップ「あさや」のお客さん第一号は?

4人集まり、初めに作った物は子供服です。子供服の中でも赤ちゃん用の服ですね。

すみれは姉の「野上ゆり(蓮佛美沙子)」の夫「野上潔(高良健吾)」から、彼が仕入れてきた生地を分けてもらい、4人が意見や知恵を出し合って、試行錯誤の末に洋服を作っています。

作られた子供服は、「あさや」のディスプレイに飾られることにし、店名もベビーショップ「あさや」としました。

4人がドキドキしながらお客さんを待っていると、呼び込みをしてくれていた「あさや」の主人、「麻田茂男(市村正親)」がお客さんを連れてきました。お客さん第一号は、すみれの父「坂東五十八(生瀬勝久)」です。執事だった「井口忠一郎(曽我廼家文童)」も一緒です。すみれと五十八と忠さんは再会を喜んでいましたね。

 

 

子供服の生地選びなど

子供服はデザインと共に生地選びから始めていました。当初、すみれは「ガーゼ」生地を選ぼうとしていましたが、ガーゼは明美からダメ出しを食らいました。

なんでも、ガーゼは肌着には向かない、のだそうです。元々ガーゼは医者が使う医療用で、そのため2枚重ねになっていて、夏は暑いし汗もよく吸わない、ということでした。なるほど。

 

メリヤス(莫大小・目利安)とは、平編み(メリヤス編み・天竺編み)で編んだ編地(ニット)・布地、またはそれらの生地を使用した製品を指す。伸縮性に優れ、靴下類や下着類、手袋や帽子など日常衣類の多くに利用されている[1][2][3]。
1本または数本の糸を輪の形にした輪奈(わな、loop)の中に次の輪奈を入れることを順次繰り返し、布状に編む。編み目形状により表メリヤス編みと裏メリヤス編みの2種類があり、編み目を作る編み針の糸の供給方向により緯メリヤス(横メリヤス)と経メリヤス(縦メリヤス)の2種類がある[1][2]。

 

メリヤス - Wikipedia

 

明美が肌着に薦め、すみれたちが選んだ生地は「メリヤス」です。Wikipediaによると上記引用部分のようなことが書かれていました。文章を読む限り素材は「綿」とは限らないのでしょうか、あくまで平織り編地や布地のことを指しているみたいなので。

メリヤスにも問題があって、それは「収縮」することです。一度洗濯をすると、縦に縮んで横に伸びる性質があるみたいですね。しかし喜代さんがもう一度メリヤスを洗ったところ、ほとんど縮まなかったという報告を受けたすみれは、製品にする前に一度生地を洗うことを思いつきます。洗ってから製品を作れば良いのか、と。

さらに、すみれは最初から服を「裏返し」で作ったらどうかと提案しています。縫い目が表を向けば、肌が敏感な赤ちゃんの刺激は大きく軽減されるからです。こちらは明美さんからも評価を受けていて採用となったようです。

 

 

マークは「四つ葉のクローバー」

このようにして製品が作られていきました。それと、自分たちの製品にマークを付けることにしました。「四つ葉のクローバー」にしています。

四つ葉のクローバーには4つの意味があるそうです。4枚の葉はそれぞれ「勇気」「愛情」「信頼」「希望」の意味があり、皆揃うと幸せになれるそうです。

 

 

おわりに

順調そうなすみれとは対象的に、潔と、潔の舎弟「岩佐栄輔(松下優也)」が、大阪・梅田の闇市で襲われてしまいました。今のところゆりは無事そうでしたけど危ないですね。潔たちを襲わせたのはもちろん闇市で元締をしているウルトラマンジャックでしょうね。「根本(団時朗)」さん。

次週は第5週「お父さまの背中」です。五十八はおそらく潔たちを助けるのでしょうね。潔たちは自分が大きくした会社「坂東営業部」を復活させようと頑張っているのですから、五十八が潔たちを助けるのはある意味で当たり前かと思いますので。それと、順調な「ベビーショップ あさや」も色々起こるみたいですね。良子とあの人が仲違いをしそうです。辞めてしまうのでしょうか?

ちなみに、「ベビーショップ あさや」で皆が仕事をしている間の、子どもたちの世話は喜代さんが一手に引き受けているようでした。すみれの家であたふたしている様子が映っていましたね。喜代さん、かわいいです。

 

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