ディスディスブログ

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まゆしぃ探偵の名推理でバレル・タイターの正体が判明。新キャラ? 橋田鈴からの手紙が絶望的すぎます - アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』16話「不可逆のネクローシス」(再放送)の感想

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木曜日01:35(水曜深夜25:35)より、TOKYO MXにてアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の再放送が放送されています。

 

steinsgate.tv

  

舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑え切れずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?

 

というイントロダクションです。私は本放送を見ていません、今回が初見です。

 

 

16話「不可逆のネクローシス」が終わって

記事作成現在、16話の「不可逆のネクローシス」まで終わっています。サブタイの「不可逆」とは、もう元の状態に戻らないこと、ですか。ネクローシスは壊死(えし)の意味です。恐ろしい。

今回はAパートはとても楽しかったのですが、Bパートは絶望でしたね……落差半端ない。いや、Bパートでもほんの少し希望が見えているみたいですけれども。

Aパートは、“バイト戦士”こと阿万音鈴羽の父親、コードネーム“バレル・タイター”探し解決編でした。何と、超意外なことに“まゆしぃ”こと椎名まゆりが、鈴羽の父親を当てていました。まゆしぃが見つけ出したバレル・タイターは、“ダル”“スーパーハカー”こと橋田至でした。

まゆしぃの突飛な発言を耳にして「(゚Д゚)ハァ?」となるラボメン。しかし、そんな反応を前にしてもまゆしぃは自信たっぷりに持論を展開させていきます。バレル・タイターの“バレル (Barrel) ”は日本語で“樽”の意味、Barrel→樽→ダルくんということ、バレル・タイターは未来でオカリン等と共にレジスタンスの組織を創設したこと、バレル・タイターは2010年に秋葉原にいたこと、オカリンのリーディングシュタイナーの能力を知っていること。

一番の決め手は、タイムマシンの機体番号が「FG204 2nd EDITION ver2.31」であることです。 "FG" はFuture Gadgetの頭文字で、これはオカリンたち「未来ガジェット研究所」製作による未来ガジェットであることを示しています。 "2nd EDITION ver2.31" のネーミングセンスはダルのものに酷似しています。セカンドエディションとかバージョン2.31とか書かれていますが、1機しか造られていないでしょう。1号機であってもそういう名前をつけるのがダルのセンスです。

ついに対面を果たした橋田至と阿万音鈴羽の親娘。絵面的には同年代の、樽のような外見の大男に、いつもジャージを着ている異様にスポーティな女の子が並んでいるだけなんですけどね……。真剣な眼差しで「お父さん……」とダルを呼ぶ鈴羽の姿に、観ているこちらは違和感ありまくりでしたが、ダルは「そういうときは“パパ”と呼びなさい」と返し、それに対して“クリスティーナ”こと牧瀬紅莉栖は「こんなときくらい変態は止めろよ」とツッコんでくれて、和んでいきました。抱き合うダルと鈴羽の2人……。

鈴羽は目的を一つ達せられ、心置きなく意気揚々と1975年へと旅立って行きました。オカリンにIBNを託すために。

 

ピンバッジには「OSHM***A 2010」と刻印されています。これはわかりやすすぎました。「O」は岡部倫太郎、「S」は椎名まゆり、「H」は橋田至、「M」は牧瀬紅莉栖、「*」は桐生萌郁、「*」は漆原るか、「*」はフェイリス・ニャンニャン、「A」は阿万音鈴羽で、2010は物語の舞台である2010年、つまりラボメンのイニシャルとラボの創設年が刻まれています。

 

こちらの引用は、前回のシュタゲの記事で私がピンバッジ(ピンバッヂ)について書いた内容です。鈴羽が旅立った後、クリスがピンバッジの謎を解明していました。この内容で正解のようです。"M" "A" の間にある3つ並んだ "*" に関しては分かっていないみたいでしたが。

 

「*」になっている5-7番は今いる世界線ではラボメンになっていない子たちです。リーディングシュタイナーの能力を持っているオカリンは世界線移動後も移動前の記憶を保持しているため、彼女たちがラボメンだった記憶も持っています。そのため5-7を抜け番として、鈴羽をラボメンNo.8にしているのだと思います。

 

3つの "*" について私はこう考えています。合っているかはまだ分かっていないはずです。でも多分こういうことでしょう。

鈴羽が旅立ってから、鈴羽にとっては35年後、オカリンたちにとっては数時間後、オカリンたちと鈴羽は対面するはずでした……が、ラボに現れたのはラボのあるビルの階下「ブラウン管工房」の店主・天王寺裕吾でした。ここまでがAパートです。濃厚すぎます。これだけで30分使えるくらいです。

Aパートの幸せムードから一転、Bパートは絶望に叩き落とされました。結論からいうと、少なくとも16話ではオカリンたちは鈴羽と再会できませんでした。阿万音鈴羽改め橋田鈴は、10年前ですから2000年に自殺をして亡くなったそうです。

ダルが頑張って直したと思われたタイムマシンは、完璧には直っておらず、タイムトラベル中に不具合を発生させたようです。着地時の衝撃で鈴羽は頭部にダメージを負い、自分の名前以外の一切の記憶を無くしてしまいます。自分の任務・使命も忘れて何十年と過ごし、記憶が戻ったのは亡くなる1年前です。恐怖の大王の日と言っていたでしょうか。その残酷な事実を突きつけられた鈴羽は精神を病み、そして……。

手紙をオカリンに手渡した天王寺にとって、橋田鈴は恩人なのだそう。天王寺は橋田鈴から、今日この日この時間に岡部倫太郎なる男性に手渡してほしい、と手紙を預かっていました。手紙に書かれた内容がまたえぐられますねぇ……。「失敗した失敗した失敗した失敗した………」と何遍も何遍も書きなぐられていました。「こんな人生、無意味だった」ですから……きっつい。

鈴羽の自○の原因が、自分の、鈴羽を引き止めたときのDメールにあるとわかったオカリンは、今度はその行動を取り消すためにDメールを使っていました。つまり世界線の移動がなされました。

タイムリープマシンではなくDメールを使うのはかなり久しぶりだと思います。使う前のダイバージェンスメーターは確か「0.337187」を示していて、Dメール使用後は「0.409401」になっています。β世界線があると言われる1.000000にはまだ遠いものの、Dメールを使ってから初めて0.000000とは逆の方向へ向かったのではないでしょうか? 私の記憶に間違いがないなら。

世界線の移動によりオカリンの周囲にはある変化が起こっています。まず、橋田鈴が10年前に亡くなっている事実に変化はありませんでしたが、死因は病死になっていること、20時を過ぎても山手線が動いていてまゆしぃも生きていること、です。ラウンダーはラボをまだ襲撃していません。

次回どうなるのでしょうか。まゆしぃが○から免れたと言っても、まだダイバージェンスメーターは0.4%でしかありません。まだまだ油断できる状況ではないです。ただ、前述したようにメーターが1%方向へ動いたのは初めてと思いますので、これまで自分がDメールでしてきたことを打ち消すDメールを送ることをし続ければ……という、微かな希望が見えてきたように感じられます。鈴羽が無事に過去に飛んで、オカリンにIBNを託す世界線になると良いですが。でも1%に戻ったとしても、1話であったクリスが数される展開が待っていそうで……怖いです。どうすればいいのか。

 

dysdisanime.hateblo.jp