木曜日01:35(水曜深夜25:35)より、TOKYO MXにてアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の再放送が放送されています。
舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑え切れずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?
というイントロダクションです。私は本放送を見ていません、今回が初見です。
22話「存在了解のメルト」が終わって
記事作成現在、22話「存在了解のメルト」まで終わっています。
サブタイの「存在了解」の意味とは何でしょう?
マルティン・ハイデッガーの、哲学の領域しょうか。「メルト (Melt) 」とは「溶ける」の意味。
紅莉栖にもリーディング・シュタイナーが
α世界線からβ世界線へと行くと、“助手”“クリスティーナ”こと牧瀬紅莉栖が死ぬ、この事実に気がついた“オカリン”“鳳凰院凶真”こと岡部倫太郎はさらに苦悩をします。
ところが紅莉栖は今とは別の世界線での出来事を記憶していると告白します。
紅莉栖はβ世界線で自分が刺されること、α世界線でまゆりが死んでしまうこと、岡部がまゆりを助けるためにタイムリープを繰り返してきたことを記憶していました。
当初、岡部にしかないと思われたリーディング・シュタイナーの力は、岡部に関わってきた未来ガジェット研究所のラボメンの皆に伝播するように、フェイリス・ニャンニャンや”ルカ子”こと漆原るか、"まゆしぃ”こと椎名まゆりたちにも芽生えていて、そしてやはりヒロインの紅莉栖にも発現していたようです。
岡部への思いを最も強く抱いているでしょうし、ここまで彼とともにまゆりを救うための方策を考えてきた紅莉栖こそ最も早く・強く発言すると思っていましたが……やはりそうでしたか。
オペレーション・ベルダンディ
紅莉栖が死んでしまう、β世界線への移行を受け入れられない岡部でしたが、紅莉栖の説得でそれを受け入れることにし、とうとう「お前を助けられない」と言うんですね……どう転んでも辛い。
そして、岡部は自分の思いを紅莉栖に告げ、紅莉栖も……。このときのキスはお互いにとって最初で最後のキスになるかもしれない。切なく悲しいキスです。
“ダル”“スーパーハカー”こと橋田至の、SERNへのクラッキングにより、最初に岡部が橋田に送った「牧瀬紅莉栖が、何者かに刺されたらしい」と書かれたメールをSERNのデータベースから発見し、その内容を打ち消すDメールを打つことになります。
Dメールを打ち消した後の世界線は「1.130205」に。とうとう1%を越えることに成功です。
これでまゆりも……ですが、アトラクタフィールドへ移動する際に、米国に帰ったはずの紅莉栖がラボに戻ってきて、「私も岡部のことが……」と思いの丈を告白していたのが悲しい。β世界線へと戻ってきた岡部は、「オペレーション・ベルダンディ」の最終フェイズも完了したことを、中二病全開で高らかに宣言します……が、それはそれは悲しい宣言でした。
おわりに
EDが特殊EDでした。ヴォーカルなし。あれはゲーム版シュタゲの曲なのでしょうか、聴いていてそんな感じがしました。いつもの「刻司ル十二ノ盟約」も良い曲ですけど、こちらも良いです。「Fake Verthandi」という曲ですね。
ED後、橋田の携帯にある人物から電話がかかってきて、岡部に代わるように言ってきたので、岡部が電話を代わると電話の向こうにいたのは”バイト戦士”こと阿万音鈴羽でした。橋田鈴。
電話の鈴羽は、今すぐラジ館に来て欲しい、と言っていました。「お願い、私の言うことを信じて! 第3次世界大戦を防ぐために!」と。何ですかこの展開は、ゾクゾクしますね。どういうことでしょうか。
それにしても、岡部の告白とそれに応える紅莉栖のキスがとても良かったです。
紅莉栖が自分のことよりまゆりたちラボを優先する、言葉の数々もなかなかに泣けてきましたし、それに応えてβ世界線へと戻ってきた岡部の悲しい勝利宣言は本当に良いものでした。岡部の声優さんすごいですね。宮野真守さんですか。
さて、いよいよ次回が最終回か最終回の一回前になろうかと思います。
紅莉栖を救うために奮闘することになりますが……てか、鈴羽はタイムマシンに乗ってきたんですよね? そのタイムマシンは誰が開発したのでしょう? 確かタイムマシンは紅莉栖が開発をしたのではなかったでしたっけ? この世界線では紅莉栖は死んでいると思いますが……誰が作ったのでしょう。