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月経前だけに表れる深刻なうつ病「PMDD」とは? NHKのニュース シブ5時で特集されていました

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2015年6月30日火曜日放送のNHK『ニュース シブ5時』にて、「月経前だけ!? 深刻なうつ病」という特集がありました。

 

ニュース シブ5時 - NHK

 

PMDDとは、Premenstrual Dysphoric Disorderの頭文字を取ったもので、日本語では「月経前不快気分障害(げっけいぜん・ふかい・きぶんしょうがい)」と呼ぶそうです。Wikipediaを読むと「げっけまえ」あります。月経のある女性の20人に1人が発病する精神疾患です。

似た言葉にPMSというものがあります。PMSとはPremenstrual Syndromeの頭文字を取ったもので、月経前症候群(げっけいぜん・しょうこうぐん)と呼びます。

PMDDはPMSよりも重症度が違い、PMDDの方が重いそうです。『マンガで分かる心療内科』にPSMに関する話があったのでそちらを合わせてご覧になってください。このマンガは、ギャグテイストになっていますので、ご注意を。

 

yusn.net

 

PMDDは、月経の前だけうつ病になり、生活に支障をきたすレベルの精神症状が酷く表れることがあるそうです。イライラが強くなって感情を抑えられなくなったり、過剰に自己否定的になって、落ち込みや涙もろくなるなどのうつ状態になったり、といった症状が出てくるみたいでした。

 

番組では、このPMDDのセルフチェックチェックが紹介されていました。

 

  • 月経前だけ絶望感や自己否定が激しくなる。
  • 月経前だけイライラが強くなり抑えられない。
  • 月経前だけ急に泣き出すことがある。
  • 月経前だけ人間関係にトラブルが起きる。

 

この4つのうち1つでも該当するとPMDDの疑いがあるそうです。「月経前だけ」がポイントで月経が始まるとこれらの症状がスーッと消えてしまうことが特徴みたいでした。1つでもとなると結構いそうですね……。

 

治療は服薬治療で、症状が出そうなときにだけ飲むそうです。生活上のアドバイスもありました。

 

  • 自分の要注意ゾーン(不調が起こる期間)を知ること。
    →対策を立てやすくなります。
  • その期間をゆっくりのんびり過ごすこと。
    →ぬるめのお湯で血行改善し、自律神経を安定、精神症状を緩和させます。
  • 要注意ゾーンでは食事に一工夫すること。
    →ビタミンB6の含まれた食事を摂る。脳の、精神を安定させる伝達物質の働きを高めてくれる、と。マグロやカツオ、ニンニク、ナッツ類によく含まれています。普段からこまめに摂ることが大事。

 

診察のためには「PMDDの診察ができる医療機関を探すことが大事」だそう。婦人科でも精神科でもどちらでも良いそうです。

ちなみに今回の特集でVTRに出演されていた医師は、東京女子医科大学東医療センターの精神科、精神科医の山田和男さんでした。日本におけるPMDD治療の第一人者とのこと。

当たり前といえばそうですけど、これは難しそうですね。PMDDを診察できる医師は多くはなさそうですし、少ないなかからネットで評判のよい病院を見つけて受診したとしても、医師と合わないなんてこともあるかも知れないですし…。

 

家族や友人などの理解も必要だと強く感じました。そのためにも、まずは自分が自分のことをよく知ることが大事になりそうですね。要注意ゾーンがどのタイミングやどの周期でやって来るのか、その期間に自分がどういった症状に陥りやすいかを知ることが。

上記のセルフチェックをして該当しそうであれば病院を受診してみることも頭に入れておいた方がいいですね。ただ前述したように、良い医師と出会えるかどうかは結構難しいと思います。

私も気分変調症にかかっていますが、同じ病気にかかっている方の意見をネットで見ると、医師に対して思うことがある人は少なくないみたいです。私は恵まれていた方だったのかなぁと。

男の私にはこの辛さは全く分からないです。スプツニ子!さんの「生理マシーン、タカシの場合」のように身体の痛みはもちろん、どのようなメンタルになるのかも、話には聞いたことはあっても実感はできませんからね。

 

 

dysdis.hatenablog.com

 

 

月経の前だけうつ病になってしまう女性たち―PMDD(月経前不快気分障害)を治す (健康ライブラリー)

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