ディスディスブログ

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若村麻由美さん演じる佐野弓子に対し元住吉祥平が『名前のない鳥』の監督に立候補?リョウちゃんを裏切りました - 朝ドラ『半分、青い。』98話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年7月24日放送の98話は「名前のない鳥」の映画化の話でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』第17週「支えたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年7月23日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第17週「支えたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は東京、時代は2000年(平成12年)。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第17週現在29歳と思われます。

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

 

2000年現在、鈴愛は結婚をしています。

結婚相手はリョウちゃんこと「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」。

映画会社「クールフラット」の代表で映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」の弟子、助監督です。

 

鈴愛は漫画家を辞めて以来、フランチャイズチェーンの100円均一ショップ「大納言(だいなごん)」でアルバイトをして生計を立てていました。

大納言のオーナーが藤村三姉妹で、次女「藤村光江(ふじむら・みつえ、演:キムラ緑子)」と三女「藤村麦(ふじむら・むぎ、演:麻生祐未)」と末っ子「藤村めあり(ふじむら・めあり、演:須藤理彩)」の3人。

100均になる前、お店はオーダーメイドの帽子屋で、光江は帽子教室「3月うさぎ」を開いていて、麦は野鳥オタク、めありは不明です。

 

漫画家時代の仲間の、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは17週現在でも交流があります。

鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」とも同様です。

 

16週で、鈴愛は光江から大納言の代わりに新しく店を開き、その店長を任されていました。
大納言の雇われ店長「田辺一郎(たなべ・いちろう、演:嶋田久作)」はどうなるのでしょうか?

 

時代は2002年へ

98話から時間が進んでいて、97話から2年経った2002年になっていました。

 

ワールドカップ決戦速報号2002年(サッカーダイジェスト)[雑誌]

2002年というと「ワールドカップ」の「日韓大会」が開催された年ですね。

私にとってはつい最近のことのような印象がありますけれども……もはや16年前の出来事。

ソフトモヒカンのデイビット・ベッカムや大五郎カットのロナウド、キャンプ地誘致合戦、トルシエジャパン、中田英寿といったところがキーワードですかね。

 

『名前のない鳥』完成

前回97話、というと西暦2000年ですが、その時点でリョウちゃんは「佐野弓子」という人が書いた小説『名前のない鳥』を原作にして新しい脚本を書くことにしました。

三日坊主で何事も長続きしない性格のリョウちゃんでしたが、鈴愛たちの支えもあって2年後の2002年にようやく『名前のない鳥』の脚本を全て書ききったようです。

 

大納言は継続

2002年時点で100円ショップの「大納言」はまだ続いているみたいでした。

鈴愛がリョウちゃんに「今日大納言でさ、お客さんがいっぱいでね……」などと話していたので。

フランチャイズを止めて、新しく店を開いて、その店長・社長に鈴愛を、という光江さんのアイデアは却下されたということでしょう。

 

先週土曜日ラストの鈴愛が社長や!という引きは一体何だったのかという。

 

映画化へ

リョウちゃんは、鈴愛の進言もあって、『名前のない鳥』の脚本を映画の師匠である元住吉祥平にまず読んでもらいました。

結果はすこぶる良好で、この脚本で映画化もいけるんじゃないか、エグゼクティブプレミアムプロデューサーの「斑目賢治(まだらめ・けんじ)」に話をもちかけてみたらどうかと言ってもらいました。

後日、斑目が原作者の佐野弓子と出版社の編集者を連れてきて、祥平の家にやってきました。

佐野さんは「若村麻由美」さんが演じています。

 

リョウちゃんはこの場にはいませんでした。

あまり大勢で話し合いというもの何なので、という意味のわからない理由で。

脚本を手がけた人間がいないのに話し合いも何もないんじゃないかと思いますけれども。

 

裏切り

佐野がリョウちゃん脚本の『名前のない鳥』を読んだ結果、こちらもまた素晴らしく反応がよく、映画化のGOサインが出ました。

斑目も編集者も外へ出ていたので、あくまで佐野個人の了解ではありますが。

ていうか携帯電話がある時代なのですから、電話をするなりメールをするなりして斑目たちを呼び戻せば良いのに。

 

佐野は原作の映画化をなかなか認めない人で有名だそうです。

その佐野が手放しで褒めていたのですから、良い脚本を書いたのでしょう。

 

「凄い、この人(リョウちゃん)才能あるよ〜」

 

と、佐野が褒めたところで、祥平の表情が変わりました。

 

「あの……俺がそれ撮っちゃ駄目でしょうか?」

 

まさかの祥平のリョウちゃんへの裏切りでした。

 

祥平の2年

元住吉祥平は、2000年時にリョウちゃんと鈴愛の貯金を活動資金にしてまで、『追憶のかたつむり2』の製作を続けていました。

しかし、2002年時点では『追憶のかたつむり2』が既に大コケをしていて、映画の仕事は一切していないようです。

オファーが来ないということでしょう。

代わりに何をしているかというと、やりたくもないであろう企業CMの製作を手がけています。

祥平は食べていくためにクライアントの言いなり状態にありました。

映画でもう一旗揚げたい、見返したいという、忸怩たる思いが募っていたのでしょう。

そういう様子がリョウちゃんの『名前のない鳥』を奪う布石として描かれていました。

 

おわりに

そういえば、2002年時点で鈴愛の弟・草太はまだ実家で暮らしていました。

晴さんと宇太郎と仙吉さんと4人でワールドカップを観ている描写がありましたから。

10歳年上のバツイチ子持ちの女性とはどうなったのでしょう?

 

祥平はねぇ……焦りから魔が差したのだと思います。

後で冷静さを取り戻して、佐野さんたちにやはり監督は涼次でと訂正を入れたところで、手遅れなのでしょうね。

98話で佐野さんが『追憶のかたつむり』のファンという設定でしたから。

祥平の裏切りが前提となって都合の良く設定された感が凄いですが。

 

彼女は祥平の監督の申し出を快く受けて、編集者や映画会社にもトントン拍子で話が進んでしまいそうです。

リョウちゃんはどうするのでしょう。

流石に信頼していた人に裏切られて、2年も費やして書き上げた脚本を奪われるなんてことは……辛すぎます。

 

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