NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年7月26日放送の100話は元住吉祥平が自○したのかどうか? でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第17週「支えたい!」
2018年7月23日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第17週「支えたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は2000年(平成12年)。
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第17週現在29歳と思われます。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
2000年現在、鈴愛は結婚をしています。
結婚相手はリョウちゃんこと「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」。
映画会社「クールフラット」の代表で映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」の弟子、助監督です。
鈴愛は漫画家を辞めて以来、フランチャイズチェーンの100円均一ショップ「大納言(だいなごん)」でアルバイトをして生計を立てていました。
大納言のオーナーが藤村三姉妹で、次女「藤村光江(ふじむら・みつえ、演:キムラ緑子)」と三女「藤村麦(ふじむら・むぎ、演:麻生祐未)」と末っ子「藤村めあり(ふじむら・めあり、演:須藤理彩)」の3人。
100均になる前、お店はオーダーメイドの帽子屋で、光江は帽子教室「3月うさぎ」を開いていて、麦は野鳥オタク、めありは不明です。
漫画家時代の仲間の、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは17週現在でも交流があります。
鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」とも同様です。
16週で、鈴愛は光江から大納言の代わりに新しく店を開き、その店長を任されていました。
大納言の雇われ店長「田辺一郎(たなべ・いちろう、演:嶋田久作)」はどうなるのでしょうか?
自○したのか?
リョウちゃんが書いた、「佐野弓子(さの・ゆみこ、演:若村麻由美)」原作の小説『名前のない鳥』を、祥平が監督をすることになりました。
祥平は、自分が映画監督になるためにとリョウちゃんが書いた脚本なのに、彼を欺いて、出し抜いて、自分が監督をすることになったことに激しい良心の呵責に苛まれています。
祥平の過去作『追憶のかたつむり』シリーズを担当した映画会社のエグゼクティブプレミアムプロデューサー「斑目賢治(まだらめ・けんじ)」や原作者の佐野に対して、やはりリョウちゃんに監督を変えてもらえないかと直談判していました。
しかしそれも叶わず、追い詰められた祥平は自宅アパートのベランダから飛び降りようとしました。
藤村三姉妹の三女・麦がたまたま(?)祥平のアパートを訪れていて、ドアに鍵がかかっていないと知ると、部屋に侵入し、窓が開いているのを見つけます。
まさか飛び降りたのではないか、と思ったのでしょう、慌てふためいて腰を抜かすようにして部屋に戻ると、ダイニングのテーブルの下に祥平がうずくまっているのを発見しました。
死んでいなかった。
祥平は死ぬのが怖かったと言っていたでしょうか。
謝罪
後日、藤村の家に、光江さんと麦、リョウちゃん、鈴愛、斑目が集まっています。
そこに祥平もやって来て、リョウちゃんに改めて謝罪をしていました。
前回はごめんと電話をかけただけでしたから。
「涼次、すまん。本当にすまない」
許してもらえるとは思っていない、ただ謝りに来たと言います。
そして……
「涼次、本当に申し訳ない」
……と土下座をしました。
許せない
実は祥平が家に来る前、鈴愛は祥平を許せないと光江たちに怒っています。
それはそうですね、夫がこの2年、映画監督になるために『名前のない鳥』の脚本を書いてきたことを知っていて、自分も夫の夢の実現のために支えてきたのですから。
でもどうして光江たちに怒るのか?
それは本人に言ってしまって本当に死なれたら困るから
リョウちゃんが大好きな人であるのもまた事実だからです。
リョウちゃんは鈴愛にそれは絶対に祥平さんに言わないでとお願いしていました。
斑目の言い分
祥平は既に監督を降りることを斑目に伝えています。
降りてリョウちゃんに監督をしてもらうということ。
しかし斑目はそれを受け入れることはしていないようです。
製作委員会も映画会社も決まって準備も進んで、しかもメディアに大々的に宣伝をした後に、元住吉祥平が監督を降板して無名の新人が監督になる、それは今更すぎると。
佐野にとってもそれは自分の経歴に傷がつくことに他ならない。
まぁこれは確かに仰るとおり。
リョウちゃんの反応
「祥平さん、俺が書いた、俺が脚色した『名前のない鳥』、面白いと思ってもらえたんですか?」
「自分で撮りたいと思われたんですか?」
面白いと思った、撮りたいと思ったと答える祥平。
それを聞き届けると、リョウちゃんは……
「光栄です。嬉しいです」
「僕は元住吉祥平に撮りたいと思わせる本を書けたことが、光栄です」
「どうぞ、撮ってください」
「この作品を世に送り出してやってください」
「よろしくお願いします」
……と祥平に頭を下げていました。
リョウちゃんは壊れた
次の鈴愛のナレーションが怖かったです。
「そして、リョウちゃんは壊れた」
と言ったから。
この一件以来、リョウちゃんは家に引きこもって、万年床となっている布団に横たわり、漫画を読んだりテレビを見たりしているようです。
妊娠した
鈴愛は「喫茶おもかげ」にて、ボクテとユーコに会っています。
そこでリョウちゃんのことなどを話しています。
ボクテも秋風羽織のところを破門になって終わったかと思ったけど、漫画を描き続けていたらまたチャンスは巡ってきた。
ユーコも、なりたい漫画家になって頑張ってきたけど、神様にお前じゃ駄目だと言われてプライドがズタズタになった。
でも傷つくことは怖いけどそれでも欲しいものに手を伸ばすことが生きることだと感じた。
夢は叶わなかったし傷ついたけど、それでも何もしないよりは全然いい。
「生きれば生きるほどタフになる」
リョウちゃんがこれからどうして行くかわからないけど支えて行きなよ、と鈴愛はユーコに励まされていました。
彼が挑戦を続けても止めても自分は彼を支えていく、と鈴愛も答えています。
そんなとき鈴愛はトイレに行きました。
しばらくしてトイレから出てくると、席に戻らずにユーコを呼びます。
鈴愛はユーコの耳を借りて
耳を借りたのに大きな声で
「妊娠したかも」
……と言ったでしょうか?
実はビデオが最後に切れてしまっていて、正確な台詞がわかりません。
本放送を見たときはそんなようなことを言っていたと思います。
トイレに駆け込んだときに、つわり(悪阻)が来たのでしょうか。
その直前にマスターからケーキの差し入れがあって、それを見た直後にトイレに駆け込んでいたので。
おわりに
リョウちゃんはどうするのでしょう。
このまま子どもができても仕事をしていないのでは……生活保護ですか?
実家に戻って食堂の手伝いなどをすることになるのかな、と思っていますがどうなるのか。
う〜ん、でもあれですよね。
祥平が佐野に対して自分に監督をやらせて欲しいと願い出たとき、話し合いの場にリョウちゃんもいなかったこと。
斑目と編集者も都合よく外出していましたし。
とにかくこの点い、凄い違和感を持っています。
リョウちゃんが場に居なかったのは家が手狭だからという理由だったと思いますけど、そんなことは脚本家を呼ばない理由にはならないのではないかと。
だって脚本家ですよ?
めちゃくちゃ重要なポジションではないのですか、北川先生?
家が狭ければ別の場所で話し合えばいいですし、佐野が「コート・ダジュール国際映画祭 」のトロフィーが見たければ別に機会を設ければいいですし。
祥平がリョウちゃんから監督の座を奪う→良心の呵責に苛まれる→自○未遂といった一連の流れを描きたいがために、リョウちゃんを話し合いの場に呼ばなかった、そうとしか受け取れないことはとても残念でした。
ちょっと短絡で安易な脚本と構成かなと感じます。
ていうか100話ですね。
ということは物語も全体の2/3ほど終わったことになりますか。
あと1/3ほどですか……どうやって収束させるのか楽しみなような怖いような。