ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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天突きでいちごゼリーを「ところてん風」に食べるアイデアが素晴しかったです - Eテレ『やまと尼寺 精進料理』「水無月 雨ふる前に 梅のお仕事」

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毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』、2017年6月25日の放送は「水無月 雨ふる前に 梅のお仕事」でした。

 

 

『やまと尼寺 精進日記』

www4.nhk.or.jp

 

豊かな季節の恵みを知恵を工夫で極上の精進料理にする、奈良・桜井の尼寺。笑顔あふれる日々を美しい映像で!

Eテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』の番組説明です。

 

http://www.ac.auone-net.jp/~otowa/

音羽山観音寺 - 奈良県 桜井市 - 仏教寺院 | Facebook

 

奈良県桜井市に居を構える音羽山観音寺の住職と副住職、お手伝いをしている方の3人の女性が、毎回様々な精進料理を作っている様子を映像にした番組です。

料理を作ることがメインですけど、彼女たちの普段の生活の様子も描かれていて、俗世間から少し距離を置いた田舎暮らしは私の目には新鮮に映ります。

3人が3人とも本当に楽しそうに日々の作業をしていて、笑顔が耐えないお三方を観ていると、こちらも釣られて自然と笑顔になってしまう、そんなほのぼのとした雰囲気の漂う番組です。

放送時間はエコ・ライフスタイル番組『猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし』と同じで、月の最終週のみベニシアさんではなく「やまと尼寺」の放送をするというスケジュールのようです。

番組の出演者は前述したように3人の女性がメインになります。音羽山観音寺のご住職である「後藤密榮(ごとう・みつえい)」さんと、副住職の「佐々木慈瞳(ささき・じとう)」さん、そして4年ほどお手伝いをしている「まっちゃん」の3人です。番犬の「オサム」も。

私は番組の存在を最近知ったので、まっちゃんがどういう方なのかが把握できていないのですが、何か事情があってのことなのでしょう。まっちゃんだけは剃髪していないので、彼女は仏教の道には入っていないと捉えて良さそうです。それ以上の詮索はなし。

番組のナレーションは俳優の「柄本佑(えもと・たすく)」さんです。

 

 

6月「水無月 雨ふる前に 梅のお仕事」

2017年6月25日日曜日の『やまと尼寺 精進日記』の放送は6月編、サブタイトルは「水無月 雨ふる前に 梅のお仕事」でした。

 

日本では水無月(みなづき)ともいう。ただし本来は陰暦6月の異称である。

(略)

水無月の由来には諸説あるが、水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説が有力である[2]。

6月 - Wikipedia

6月のWikipediaにはこのように書かれています。無は「の」の意味で「水の月」であるとする説が有力なのですか……知らなかったです。「神無月」の無も同じではないかと。

水無月は6月のことですけど、旧暦の6月というと新暦では7月下旬からを指すでしょうか。ずれますね。私は、新暦7月下旬は梅雨が明ける頃だから、「水が無い月」で水無月なのかと思っていました。

話を『やまと尼寺』に戻しますと、6月の尼寺では梅のお仕事が待っていました。山の麓で暮らしている方から「ウメ(梅)」の実、青梅をたくさん頂いていて、それを使って「梅ジュース」「梅酒」「梅味噌」「甘露煮」を作っていました。秘蔵の「梅干し」で梅肉や煎り酒、天ぷらを作っていました。梅仕事で梅尽くし。

ウメの実は傷つけてしまうとすぐに駄目になってしまう繊細な物だそうで、扱いには注意が必要とのこと。実を洗ったり、水を拭き取ったり、ヘタの軸の部分を竹串で取ったり、下ごしらえの瞬間瞬間で丁寧に扱わなければいけません。不器用な私には不可能に近い。

 

 

ところてん風いちごゼリーが美味しそう

今回の放送で個人的に最も興味を持ったのは、梅仕事の休憩中に3人が食べていたオヤツの「ところてん(心太)」風「いちごゼリー」のスイーツです。

 

ところてん(心太または心天、瓊脂)はテングサやオゴノリなどの紅藻類をゆでて煮溶かし、発生した寒天質を冷まして固めた食品。それを「天突き」とよばれる専用の器具を用いて、押し出しながら細い糸状(麺状)に切った形態が一般的である。

ところてん - Wikipedia

ところてんのWikipediaにはこのように書かれています。「テングサ(天草)」などが原料になっている麺状のトゥルンとした食べ物ですね。

 

寒天(かんてん)は、テングサ(天草)、オゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したものである。

寒天 - Wikipedia

寒天のWikipediaにはこのように書かれています。

「かんてん(寒天)」は「ところてん」をさらに凍結・乾燥させるのでしたっけ? 原料が同じ物で、製法が異なるというか寒天の方が手順が多いだけの違いだったと記憶しています。ちなみに私は「ところてん」は好きでも嫌いでもないですが、寒天はとても好きです。どうしてでしょうね。

またもや話が脱線しているので戻しますと、尼寺の3人のおやつはガラスの容器に、副住職の慈瞳さんが「いちごゼリー」を「ところてん」のように「天突き」でニュルッと出していました。

「イチゴ(苺)」の実が入った「いちごゼリー」の赤と、白い部分もありましたがあれは一体何だったのでしょうか。いずれにしても紅白の彩りが鮮やかで涼し気なデザートでした。

そのところてん風「いちごゼリー」をフォークで巻いて口に運んでいました。そのまま食べるだけではなく、たまにはちょっとしたアイデアで変化を付けると、普段から食べ慣れている物でも新鮮さを感じられる、これは凄く良いアイデアと思います。

天突きが欲しくなりました。

 

 

おわりに

お寺では発電機の試運転をしていました。これから梅雨や台風などの雨の多い時期に入ります。大雨に降られると停電を起こすようで、そのときは発電機を使って電源とするようです。いざという時に動かなかったらいけない、ということで試運転をしていました。

 

http://www.ac.auone-net.jp/~otowa/

 

「音羽山観音寺」は参拝者を泊める施設「宿坊」もしているという話を以前聞いた気がするので、電源確保は泊まりに来た方のためということもあるのでしょうね。

水無月編の再放送は2017年6月28日水曜日と思います。

 

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