毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』、2018年6月24日の放送は「水無月(みなづき) 楽し忙し梅雨ちかし」でした。
番組を観た感想を書いています。
目次
Eテレ『やまと尼寺 精進日記』
Eテレのテレビ番組『やまと尼寺 精進日記』についてです。
豊かな季節の恵みを知恵を工夫で極上の精進料理にする、奈良・桜井の尼寺。笑顔あふれる日々を美しい映像で!
Eテレで月イチで放送されている『やまと尼寺 精進日記』の番組説明です。
「音羽山観音寺」の住職と副住職、そしてお寺の手伝いをしている方の3人の女性が、様々な料理を作っている様子を番組のメインに描いています。
料理ばかりではなく、彼女たちの普段の生活の様子、檀家さんなど麓の集落の住人たちと触れ合う様子も紹介されています。
番組のナレーションは俳優の「柄本佑(えもと・たすく)」さんです。
放送日時
番組は毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されています。
番組の舞台
『やまと尼寺 精進日記』の舞台になっているのは、奈良県桜井市に居を構える「音羽山観音寺」というお寺です。
宗派(?)は「融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)」だそう。
桜井市や同市観光協会のwebサイトに観音寺の説明などが書かれていました。
出演者
『やまと尼寺 精進日記』の出演者についてです。
メインの出演者は3人の女性です。
まずは「後藤密榮(ごとう・みつえい)」さん。
密榮さんは音羽山観音寺のご住職です。
次に「佐々木慈瞳(ささき・じとう)」さん。
副住職です。
そして「まっちゃん」。
7年ほどお寺のお手伝いをしている方です。
まっちゃんはどのような過去や経緯があって観音寺でお手伝いをしているかは結局はわからなかったですね。
わからなくて良いでしょう。
3人の他、お寺には番犬の「オサム」と「タロー」と「スイカ」、飼い猫の「スージー」と「チロ」と他にも2匹います。
6月「水無月(みなづき) 楽し忙し梅雨ちかし」
2018年6月24日日曜日の『やまと尼寺 精進日記』の放送は6月編です。
サブタイトルは「水無月(みなづき) 楽し忙し梅雨ちかし」でした。
6月のやまと尼寺は梅雨の準備に忙しそうで、「めはり寿司」をこしらえたり、「梅干し」や「しそジュース」、「大根シャーベット」を作ったりしていました。
水無月の由来には諸説あるが、水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説が有力である[2]。神無月の「無」が「の」であり、「神の月」であるということと同じである。
6月のWikipediaにはこのように書かれています。
理屈はわかるのですけど、「無」と書かれると違和感を覚えます。
梅雨で雨が多いのに水が無いなんて、と。
毎年のように思いますね、これは。
音羽山観音寺の番犬と番猫
今回の放送は、ある意味で個人的に最も興味深い回になりました。
というのも、音羽山観音寺には「オサム」という飼い犬と、「スージー」という飼い猫がちょいちょい顔を見せていますが、この1頭+1匹の他にも犬と猫が暮らしているみたいだからです。
今回、かかりつけの獣医さんがお寺まで往診に来てくれました。
毎年、梅雨入りの前に狂犬病の予防接種をしに来られるそう。
オサムの予防接種を終えた後に……
「そうなんです。お寺にはオサムの他にも後2匹、番犬がいるのです」
……と柄本佑さんのナレーションが入りました。
2匹のうち1匹は、石段下を守っている「タロー」、もう1匹はお寺の裏側を守っている「スイカ」です。
スイカはオサムのお母さんとのこと。
オサムのお父さんは誰なのかが気になります。
オサムたちの犬種は何でしょうね?
和犬の血がメインに見えますけど雑種でしょうか。
タローは他の2頭よりサイズが大きく毛が長いのでまた違った親かもしれません。
猫は「スージー」の他にも3匹飼われています。
計4匹。
猫たちも獣医さんに健康状態を診てもらっていました。
住職さんやまっちゃんに抱きかかえられて、とてもおとなしくしていました。
かわいい。
「チロ」と、チロのお父さんの「スージー」。
オスなのにスージーって。
この日、後の2匹は姿を現さず診られなかったようです。
チロは以前も見たような見なかったような。
犬1頭猫1匹を飼っているとばかり思っていたので意外でした。
オサムは診察を受ける前に身体を洗ってもらっていて、惨めな表情を見せていました。
水を浴びることが嫌いなのですね。
かわいそうだけどかわいい。
懐かしい「しそジュース」
今回も尼寺では幾つかの料理などをこしらえていました。
個人的には「しそジュース」が気になりました。
私の祖父母の家のある町では、7月下旬になると祭が催され、その祭りの頃に祖父母の家に遊びに行くと、必ずと言っていいほど祖母が出してくれたのが、この「しそジュース」でした。
赤紫色をした飲み物で、私は特別美味しいとは思っていなかったのです。
でも、夏休みの始まりや祭の雰囲気を演出するアイテムのようになっていて、良い思い出になっています。
お囃子などが聞こえる中、大人たちが威勢よく神輿を担いでいる様子を家の窓越しに眺めながら「しそジュース」飲む、という。
「しそジュース」の材料と作り方
やまと尼寺の別番組『やまと尼寺献立帳』の2018年6月26日放送分で、この「しそジュース」の作り方が紹介されていました。
材料は「赤紫蘇の葉」400g、「砂糖」800g、「五倍酢」30ccです。
酢はクエン酸でも良いとのこと。
作り方は、枝が残っていても良いので赤紫蘇の葉を取り、2Lの水に紫蘇の葉を入れ5〜10分ほど煮て色と香りを煮出し、よく絞って煮汁を濾し取り、鍋に煮汁を移し砂糖を加えてからもう一度火にかけ溶かし、五倍酢を加えて、冷ませばできあがりです。
冷めたら保存容器に入れて、飲むときは好みで3〜5倍に薄めます。
簡単そうですね。
酢を入れるまでは濃い紫色をしていますけど、酢を入れ混ぜると明るい赤紫色に変色します。
「めはりずし」は初耳
先ほど少し書いたように番組では「めはり寿司」も紹介されていました。
私は「めはり寿司」という単語は初耳なんですよね。
めはりずし(めはり寿司)は和歌山県と三重県にまたがる熊野地方、および奈良県吉野郡を中心とした吉野地方の郷土料理、高菜の浅漬けの葉でくるんだ弁当用のおにぎり。
めはりずしのWikipediaにはこのように書かれています。
めはり寿司の名前の由来は、食べるときに目を張るほど大きく口を開けるから、とご住職は仰っていました。
「おにぎりに目張りするよう完全に包み込むことに由来するという説もある」とも前出のWikipediaには書かれていました。
中部や関西方面の食文化は本当に知らないことだらけです。
他の地方も知らないですけど。
おわりに
まさかあんなに犬と猫がいるとは……これまで紹介されていましたっけ?
オサムが凄く人懐っこくてかわいいんですよねぇ。
オサムとスージーに会いに行きたい。