F1の「角田裕毅」選手(以下敬称略)が所属する「ビザキャッシュアップRB」に売却の噂が、一部でまた浮上しているようです。
昨年2023年にも浮上した噂ではあります。
売却が事実なら角田にとっても大きな出来事になるはずです。
噂が本当かどうか。
目次
レーシングブルズ売却の噂?
角田裕毅の所属するビザキャッシュアップRBに、一部で売却の噂があるようです。
2023年、チーム名がアルファタウリだった時代にも同じいような動きがありました。
そのときも売却は選択肢の一つとされていましたが、最終的には売却されず、レッドブル所有のままとなっています。
マルコは否定も肯定もせず
RB売却の噂に対し、レッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」は、否定しなかったとのこと。
(RB売却に関して)多くの人が関心を寄せているが、最終的には株主が決めることだ。
チームとして高額だし、まだ何も決まっていない。
ということを言ったと。
単なる噂か
今回の情報はちょっとした噂レベルのものの気がします。
噂と考える理由は幾つかあります。
まず、記事作成現在、欧州の大手の新聞やニュースサイトは取り上げていません。
それにビザキャッシュアップRBが立ち上がったばかりなことと、ローラン・メキースやピーター・バイエルなど大物をチームに招聘したこと、後述しますが本拠地の部分的、あるいは全体の移転計画があること、つまり資金を大幅に投入していること、そしてレースで好調なこともあります。
等々踏まえて、今が売却のタイミングかどうか。
チーム体制を整え成績が上昇したところで、例えば参戦計画のあったアンドレッティ・キャデラックに高く売る、そういうこともなくはないのかもしれませんが。
それに、マルコは否定も肯定もしていないというか、質問者の言葉をただ受け流しただけのようにも受け取れるコメントです。
2023年にも同じような噂
アルファタウリ(現RB)の売却の噂は2023年に大きく報じられました。
レッドブルの手掛けるファッションブランドとして立ち上げたアルファタウリがF1で期待していたほどの宣伝効果を上げられなかったこと、レッドブルF1よりコストがかかっていること、成績が振るわず分配金を多く期待できないこと。
つまり採算が取れていないのですね。
これらの理由から、拠点をイタリアからイギリスに移すか、売却をするかで話し合いが持たれていました。
最終的にはアルファタウリは売却されずレッドブル所有のままとなっています。
そして、2024年にはチーム名がアルファタウリからビザキャッシュアップRBと変わり再出発を果たしました。
人員を増やした結果、風洞施設のあるビスターで働く人員を、レッドブルF1の本拠地であるミルトン・キーンズへ移す計画が持ち上がっています。
最終的にはイタリアのファエンツァにある本拠地もミルトン・キーンズへ移して、戦力を集約させる計画も噂されましたが、ローラン・メキース代表はこれを否定したと報じられていたかと思います。
こういうことがあるから、噂が耐えないのかもしれません。
ディートリヒ・マテシッツのタヒ
これら一連の動きは、レッドブル社の創業者の一人である「ディートリヒ・マテシッツ」のタヒ(2022年10月22日)がきっかけになっていると言われています。
レッドブルのセカンドチームとして、言い換えると若手の育成のためのチームとして、トロロッソ(アルファタウリ)に価値を見出していたディートリヒ。
しかしながら、彼の後継者たちは彼ほどレースに対する情熱を持っていないとされています。
先ほどマルコが言っていた株主とは、おそらくディートリヒとタイ人「チャリアオ・ユーウィッタヤー」の後継者のことを指しています。
具体的には「マルク・マテシッツ」と「チャルーム・ユーウィッタヤー」ですね。
現在、チャルーム・ユーウィッタヤーが51%、マルク・マテシッツが49%を所有しています。
RBの売却などは彼らの考え次第ということでしょう。
角田裕毅にも大きく関わる?
仮に、本当に仮にですけど、RBが売却されるとなると、これは所属するスタッフやドライバーにとって大きな出来事です。
これをきっかけに仕事を失うかもしれません。
ただ角田裕毅にとってはあまり大きな影響はないのかもしれません。
角田のレッドブルへの昇格の芽は今のところごく小さい、あるいは無い。
レッドブルにとってRBは育成より姉妹チームの色合いが濃くなっている。
そして25年いっぱいまでレッドブルとRBはホンダのサポートがある。
等々を考えると、角田にとってRB残留が一番無難な選択肢でしょう。
2026年にアストンマーチンへホンダと共にという計画が角田にあるのなら尚のこと、単年他チームへ移籍するより慣れ親しんだチームでもう1年過ごした方がよいのかも。
噂どおりRBがどこかに買収され、別チームに変わった場合はどうなるでしょうか。
新チームの首脳陣が今季の角田の活躍を認めれば、オファーが当然あるでしょう。
売却前のチーム事情に詳しい、勝手知ったるドライバーに引き続き頼むのは自然ですし、何より角田は速さがあり、そして現状サラリーが最も低いドライバーでもあるのですから。
先ほど例えに挙げたように、アンドレッティ・キャデラックが買収するなら、現時点で最強PUであるホンダとも手を組めるかもしれず、それは彼らにとっても有益なことのはず。
独占契約をしたアストンマーチンがカスタマーとしてのホンダPU配給を認めれば、ですが。
仮定に仮定を重ねた予想など意味はないですね、まぁ願望です。
あるいは、「ホンダ」がRBを買収することもなくはないのでしょうか。
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おわりに
ということで、F1のビザキャッシュアップRBにまた売却の噂があがっていることを書いた記事でした。