F1の2024年シーズン、4月5日から第4戦「日本GP」が開催されています。
2024年4月7日日曜日は決勝が行われました。
結果と感想を書いています。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
![F1 (エフワン) 速報 2024 オフシーズン情報号 [雑誌] F1速報](https://m.media-amazon.com/images/I/513L+zQJGEL._SL500_.jpg "F1 (エフワン) 速報 2024 オフシーズン情報号 [雑誌] F1速報")
- チーム (PU) ：ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル（ホンダRBPT）：マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス（メルセデス）：ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ（フェラーリ）：シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン（メルセデス）：ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン（メルセデス）：フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ（ルノー）：ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ（メルセデス）：アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー（フェラーリ）：バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB（ホンダRBPT）：ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース（フェラーリ）：ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー（キックザウバー）とビザ・キャッシュアップ・RBは、2023年までそれぞれアルファロメオとアルファタウリのチーム名で参加していました。
第4戦日本GP
F1の2024年シーズン第4戦「日本GP」が2024年4月5日から開催されています。
決勝
2024年4月7日は日本GPの決勝が行われました。
結果です。
Here's how they took the flag 🏁#F1 #JapaneseGP pic.twitter.com/rntDivBQYm
— Formula 1 (@F1) 2024年4月7日
F1の公式Xアカウント (@F1) のポストのとおりですね。
Suzuka is a true classic on the F1 calendar. A two-stopper is the most common strategy in Japan, where Pirelli have chosen the hardest trio of compounds. #Pirelli #Fit4F1 pic.twitter.com/oaQ7ERoBIs
— Pirelli Motorsport (@pirellisport) 2024年4月4日
今回使用されるタイヤコンパウンドは上記のとおり。
感想
2024年F1第4戦日本GP3日目、決勝の感想です。
レッドブル1-2
初日、予選と同じく、決勝もレッドブルがワンツーでした。
MAX VERSTAPPEN WINS IN SUZUKA 🇯🇵
— Formula 1 (@F1) 2024年4月7日
It's a third win of the season and a 1-2 finish for Red Bull 🏆
Some response.#F1 #JapaneseGP pic.twitter.com/NqQPsfvo2C
フェルスタッペンは終盤はクルージング状態だったでしょうか。
ペレスも2位に入って、前戦の低調から脱しています。
パーマネントで、高速コーナーを持つサーキットであると、レッドブルはまだまだ頭一つ二つ抜きん出ているかなという印象です。
2番手チームはフェラーリ
予選ではマクラーレンが好調に見えましたが、レースではフェラーリがレッドブルに次ぐ2番手のチームになっています。
結果的には今季の序列どおり。
個人的には鈴鹿ではフェラーリよりマクラーレンが優位と見ていましたが。
マクラーレン苦戦の原因は、おそらくタイヤのデグラデーション（性能劣化）が思いの外激しかったのでしょう。
ただでさえハイデグラデーションサーキットと言われている鈴鹿です。
決勝は気温が19.5℃路面温度が31.8℃ほどまで上昇したこともあり、土曜日までよりもよりタイヤには厳しかったと考えられます。
It's official - Charles Leclerc is your #F1DriverOfTheDay!
— Formula 1 (@F1) 2024年4月7日
A mega first stint by the Ferrari driver, and three places gained to take P4 in Suzuka! 🚀#F1 #JapaneseGP @salesforce pic.twitter.com/u5dwmNsISR
ドライバー・オブ・ザ・デイには4位に入った「シャルル・ルクレール」が選ばれました。
そんな厳しいサーキット、レースで1ストップを敢行したことが評価されたものと思われます。
いやいやDODはアロンソか角田でしょうと思いますが。
このことからも、昨季までデグラデーションの激しさが弱点と言われていたフェラーリの弱点が解消された、と判断することもできそうです。
角田裕毅がベストレース？！
ビザキャッシュアップRBの「角田裕毅」は10位入賞でした。
2戦連続入賞して、貴重な1ポイントをチームに持ち帰っています。
POINTS IN JAPAN FOR YUKI !!!! 🇯🇵
— Formula 1 (@F1) 2024年4月7日
The home hero becomes the first Japanese driver to score a point at Suzuka in over a decade 💪#F1 #JapaneseGP pic.twitter.com/UquDyxhYa5
今季はトップ5と6番手以下のチームとの戦力差が明確に分かれています。
ですからトップ5がトラブルやミスなく走りきれば、トップ10が埋まってしまいます。
そんな中での2戦連続ポイントゲットは素晴らしい仕事と言えるでしょう。
今回は常にアストンマーチンのランス・ストロールとの戦いでした。
角田はソフト→ハード→ハード、ストロールは3ストップでソフト→ミディアム→ハード→ソフトだったはず。
ストロールが最終スティントでソフトタイヤを履いたことで、ハードの角田は追いつかれてしまうかなと思いました。
追いつかれたとしても何とか蓋をできればという。
しかし、角田はしっかりストロールとのタイムコントロールとタイヤコントロールをしていたようで、最終盤に自己ベストを連続で更新してみせました。
これは本当に素晴らしかったです。
F2時代を彷彿とさせるタイヤコントロールだったのではないでしょうか。
角田はブレーキが上手いことが、今回生きたのでしょう。
より短い時間でコーナリングに必要なところまでスピードを落とせる、それはつまりタイヤに優しいということです。
Lightning work from the RB crew ⚡️
— Formula 1 (@F1) 2024年4月7日
Their speedy efforts went a long way to securing a point for Yuki in Japan 👇#F1 #JapaneseGP pic.twitter.com/xO3VaUFKfd
また、今回はチームが素晴らしかったです。
ストラテジーも完璧、ピットクルーも完璧でした。
23周目だったでしょうか、ラッセルとヒュルケンベルグ、ボッタス、角田、ストロールが同時にピットインしたのですが、角田が真っ先にピットアウトしたのですね。
ピット作業だけで3台抜けた、これはチームとメカニックのメガ・ジョブでした。
今年は開幕こそひどかったものの、2戦目以降、チームは大きなミスをしていないと思います。
これはおそらくですけど、チーム代表「ローラン・メキース」の力でしょう（Xの画像で、角田の左にいる眼鏡の方がメキース）。
近ごろ、チーム内の人事を換えたという噂もありますし、組織を立て直したと思われます。
デキる男、メキース。
代表がフランツ・トストのままだったら、今回のようなレースはできなかったのでは、と私は思っています。
トストさんはよい人なのでしょうけど、レース、それだけではという。
ダニエル・リカルド
一方、角田のチームメイトは「ダニエル・リカルド」は散々でした。
YUKI PICKS UP A POINT AT HIS HOME RACE FOR THE FIRST TIME LET’S GOOOOOO 🇯🇵 pic.twitter.com/2g4mKa4sga
— Visa Cash App RB F1 Team (@visacashapprb) 2024年4月7日
スタート直後のターン2でしたか、S字コーナーでウィリアムズの「アレクサンダー・アルボン」と接触、双方リタイアしています。
On board at the start 👀#F1 #JapaneseGP pic.twitter.com/TJ4NpOoJzO
— Formula 1 (@F1) 2024年4月7日
私の見たところでは、リカルドはアルボンのいるアウト側を見ていなかったようでした。
アルボンがスペースを失ってぶつかった感じがしますので。
仮にアウト側に気づいていたとしても、余地を残さなかったリカルドの過失と思います。
アルボンの位置取りも楽観的すぎたかも。
スチュワードは、この接触はスタート直後のレーシングインシデントと結論づけています。
二人ともペナルティなし。
これでリカルドは今季、対角田を予選・レースともに4戦4敗ですか。
開幕戦はおかしなチームオーダーで勝っただけなので。
今回も予選では健闘しましたが、FP3でスピンをしていますし、レースもあれでしたし、悪循環がすごい。
昨季アルファタウリでのデ・フリースの終盤の混乱を彷彿とさせます。
中国GPまで彼のシートは存在するでしょうか、心配になります。
個人的にはリアム・ローソンよりはリカルドの方がいいので、替わったら困るのですが。
リカルドはローソンよりはまだチームプレイをしてくれる印象があります。
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おわりに
ということで、F1の2024年第4戦日本GP3日目、決勝の感想を書いた記事でした。
