ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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NHK『あさイチ』に「魔女の宅急便」の原作者「角野栄子」さんが出演。影響を受けて原作本を買いました

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平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2018年6月15日の放送はプレミアムトークで、『魔女の宅急便』の原作者「角野栄子」さんが出演していらっしゃいました。

 

目次

 

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NHK『あさイチ』

www1.nhk.or.jp

 

NHK『あさイチ』は毎週金曜日、週最後の放送でプレミアムトークとしてゲストを迎えたトークコーナーが用意されています。

2018年6月15日のプレミアムトークのゲストは「角野栄子(かどの・えいこ)」さんでした。

 

角野栄子さん

『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ

角野栄子さんは「魔女の宅急便」の原作者です。

魔女宅。

今年2018年3月、児童文学のノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」の作家賞を受賞しました。

日本人3人目の快挙とのこと。

 

角野さんは作品ばかりでなく、そのライフスタイルも注目されている方だそうです。

年齢83歳ですけど、上の画像のように鮮やかな色を積極的に取り入れているオシャレさんで、見た目は年齢よりずっとお若いです。

拝見したところでは眼鏡に凝っていらっしゃるようで、眼鏡の色やキャラクターに洋服を合わせている様子を窺えました。

番組出演時は、白地にピンク色の自分が描いたキャラクターの総柄プリント、ピンクのストール?、ピンクの眼鏡をお召しでした。

番組内に紹介された画像では、地色がピンクに白抜きの水玉総柄のワンピなど着ていらっしゃいました。

これらは10代でも難しいアイテムでしょうから、60歳70歳の方ではなお一層真似しづらいかもしれません。

 

角野さんは幼い頃に戦争を体験し、学童疎開もし、10歳のときに終戦を迎えられました。

24歳のときにひと目外国を見てみたいと2ヶ月でしたか、船に乗ってブラジルに渡って生活をしていたそうです。

当時は自由にどこでも行ける訳ではなく、行ける国がブラジルとアルゼンチンだけだったからブラジルに言ったと仰っていました。

旅行ではなく移民としてだそう。

おいそれと旅行をできなかった(許可が降りない)時代だったみたいですね。

 

その後35歳のときに大学時代の先生の勧めがあって、ブラジルでの体験をもとに描いた本「ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて」で作家デビューを果たしました。

そして、お馴染みの「魔女の宅急便」は1985年に出版され、「宮崎駿」監督によるジブリ映画で映画化されたのが1989年ですか。

2000年に「紫綬褒章」、2014年には「旭日小綬章」を受章され、先ほど書いたように2018年に「国際アンデルセン賞 作家賞」を受賞されたということです。

 

「魔女の宅急便」は娘さんの絵がヒント

角野さんのゲストトークで個人的に最も気になったのが、「魔女の宅急便」の誕生秘話です。

作品が生まれるきっかけになったのは、角野さんの娘さんが12歳のときに描いた魔女の絵です。

 

「ここ(中央やや右上)に飛んでるんですね。で、ラジオを(ホウキに)下げて、こう音楽を……そう。で、ここ(穂の一部)が三つ編みになってて、リボンが付いてるんですよ」

「その音楽を聴きながら、飛ぶ魔女って面白いかなって思ったんです」

 

……とのことでした。

それこそが魔女宅のヒロイン「キキ」の原型になったであろう魔女ですね。

ホウキの柄の部分にはしっかりと黒猫も座っていました。

ジジ」です。

当時はまだ名前は付いていなかったでしょうけど。

 

いや、娘さんの絵が、12歳で描いたとは思えないくらい、とても良い絵で、司会の「博多華丸大吉」さんも凄く褒めていました。

角野さんは照れもあったのでしょうか、「すごいかしら?ハハハ」と仰っていました。

けど、紙1枚にはホウキに乗っている以外にも、魔女が何やら思案しながら大釜をグツグツ煮ている様子だとか、魔法の力で家の掃除をしている様子だとかが所狭しと描かれていて、見ているだけで想像力をかき立てられる絵でしたね。

大吉さんが言っていましたけど、その絵から物語を描ける角野さんもやはり素晴らしいですね。

 

アニメ「魔女の宅急便」の印象

魔女の宅急便 [DVD]

私はジブリアニメでは、「紅の豚」と「天空の城ラピュタ」と「となりのトトロ」と「耳をすませば」が特に好きです。

初めて「魔女の宅急便」を観たときは実はそれほど好きではありませんでした。

嫌いということもなく、印象が薄かったですね。

いや、キキの「とんぼ」への対応が気まぐすぎて、「めんど……」と嫌悪していた記憶があるので……作品を嫌いということではないですが。

それでも何度も日テレの放送を観ているうちに、徐々にですが本作の面白さがわかってきました。

思春期が始まり、それと同じような時期に人間関係がそれまでよりちょっと複雑になってきて、魔女への偏見もありつつ……社会と折り合いをつけながらも新しい街で自分の居場所を作っていく、そういう部分の魅力が少しずつですが。

今思うと始めの頃は、魔女宅は女の子が好きな物語と、端からフィルターを掛けてしまっていたのかもしれません。

今は先ほど挙げた4作品の次くらいに好きな作品です。

キャラクターはニシンのパイを作った老婦人とその婆や「バーヤ」が好きです。

「ウルスラ」も「おソノさん」も。

 

「魔女の宅急便」を買ってみた

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実は私は「魔女の宅急便」の原作を読んだことがなかったです。

今回の『あさイチ』の放送に影響を受けて(すぐに影響を受けるんです……)、先ほど地元の古本屋の児童書のコーナーを覗いてみたらありました。

早速購入。

福音館文庫。

 

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まだ冒頭部分しか読んでいないのですが、アニメとは印象が少し異なりそうで、読むのが楽しみです。

今のところどうしてもアニメの「キキ」のイメージが強いので、しばらくはギャップに苦しむかもしれないですね。

それはそれで、そういう部分も楽しもうかなと思っています。

挿絵の雰囲気はアニメとかけ離れていないでしょうか、特に真ん中の絵は。

 

古本屋には他にも3作ほどシリーズの続きが置いてありました。

『あさイチ』でも言っていましたが、キキの子どもたちも登場するみたいですね。

男の子は魔女にはなれない的なことを話していたような……

確かに魔「女」と言っているくらいですからなれないですよね……魔法使いにはなれるとしても。

 

おわりに

古本屋の売り場には「ゲド戦記」も置いてありました。

「ゲド戦記」も読んだことがないので買おうかなと悩みましたがお金がないので止めました。

ジブリアニメのあれは宮崎駿さんの息子さん、「宮崎吾朗」さんの初監督作品でしたっけ?

あれを一度観ただけですから、原作を読んでみたいと思っているんですよね。

原作を読んでから評価したいというか。

アニメで何を描きたいのか私には一切伝わらなかったので……。

 

ていうか魔女宅って実写映画もあるのですね。

実写版は原作準拠でしょうかアニメ準拠でしょうか?

原作っぽいですね。

 

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