平日21:00からNHK総合で放送されている報道番組『ニュースウォッチ9』、2017年11月20日月曜日の冒頭で年間1万7000人も亡くなるという「ヒートショック」なる言葉が登場していました。
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NHK『ニュースウォッチ9』
平日の夜9時から放送されているNHKの報道番組『ニュースウォッチ9』、私は司会を務めている「桑子真帆(くわこ・まほ)」アナウンサーのファンなのでよく見ます。桑子アナは今年度から『ニュースウォッチ9』を担当していたかと思います。桑子アナが『ブラタモリ』で「タモリ」さんと一緒にブラブラしていた日が遠い昔のことのようです。
2017年11月20日月曜日の放送の冒頭で、先程書いた「ヒートショック」なる現象(?)を取り上げていました。寒い時期に発生するそうです。
「ヒートショック」とは?
日本の建設業界や暖房メーカーで使われている用語では、急激な温度変化により身体が受ける影響のことであり、正式な医学用語ではない。比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがある。
ヒートショック現象のWikipediaにはこのように書かれています。
寒いところ、例えば家の脱衣所などで服を脱ぐと血管が収縮して血圧が上昇します。その後熱いお風呂に入ることで今度は血管が広がって血圧が低下します。この血圧の急上昇急降下によって心臓や脳の血管に大きな負担がかかって、時によって生命にかかわる重大な症状を引き起こします。これをヒートショックと呼びます。
突然死の原因としては「心筋梗塞」「狭心症」「大動脈解離(だいどうみゃく・かいり)」が番組では挙げられていました。特に最後の大動脈解離については、心臓から全身に血液を送り出す大動脈の内側の膜が破れて、血管に沿って裂け目が広がるものです。突然発症します。裂け目が外側の膜まで広がり大動脈そのものが破れると、多くの場合は大量出血で死亡します、とのこと。
ヒートショックなどで入浴中に死亡した人は、全国で年間約1万7000人にも上るということです。
ヒートショック予報
日本気象協会では「ヒートショック予報」のWebページを公開して、毎日のヒートショックの危険度の目安を5段階で表しています。参考にすると良いですね。
ちなみに、今日2017年11月24日の東京都のヒートショック予報は、5段階で最も危険度の高い「冷え込み警戒」でした。気をつけましょう。
ヒートショック対策は?
ヒートショックを防ぐポイントが2つありました。
1つは「温度差を5度程度にすること」です。お風呂の脱衣所に電気ストーブなどを置いて脱衣所の温度を上げておいたり、お風呂のシャワーを出してお湯を拡散させて湯気を立てることで浴室の温度を上げておいたりすると良いそうです。
もう1つは「水分補給」です。脱水状態で入浴すると、循環する血液が少なくなってしまい、血栓ができてしまうことがあります。なので「入浴前」にコップ1杯の水を飲むことが重要だそうです。入浴後もできれば飲むと良いみたいでした。
Wikipediaには寒くなる前の日中に入浴を済ませることも提案されていますね。なるほど休日なら可能かもしれません。
おわりに
年間1万7000人は思いの外多い人数で驚きました。
私の家は古いので浴室が寒いんですよね……ですからヒートショックの危険は結構高めかなと思います。『ニュースウォッチ9』を見てからは入浴前に脱衣スペースに電気ストーブをつけるようにしました。シャワーもやった方が良いかもしれない。皆さんも気をつけてくださいね。