ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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人生初の沖縄旅行6日目ダイジェスト。ニライカナイ橋と斎場御嶽に行きました

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人生で初めての沖縄旅行、昨日2017年10月16日は6日目です。まだいるのかい、と突っ込まれそうですが、まだいるんです。

 

 

私は今、人生初の沖縄旅行に行っています。昨日2017年10月16日はその6日目です。

一昨日那覇で沖縄出身在住の4ピースバンド「7!!(セブンウップス)」のツアーファイナル、「桜坂セントラル」でのライブに挑みました。その興奮はもう一昨日に置いてきていて、昨日は気分を新たに本島南部に行きました。

 

 

ニライカナイ橋へ

6日目の最大の目的は「ニライカナイ橋」です。車で走っているとまるで空を飛んでいるような感覚に陥るというあの県道86号線に架かる橋です。場所は南城市知念、那覇の東南東方向。

私は普通免許は持っていますけどペーパードライバーなので、今回も路線バスで行きました。那覇バスターミナルから東陽バスの38番「志喜屋線」に乗って「知念(ちねん)」バス停で下りました。移動時間は50分くらいで着いたでしょうか。運賃は860円。

そこからまずは急坂を上ります。上ると「くるくま」さんというカフェがあるそうで、そこを目指してずんずん進みます。勾配はかなり急で、いきなり心が折れかけました。今日も沖縄は30℃超えの気温で、朝から汗だくです。ペットボトルとタオルが手放せません。

坂の途中に「知念城跡(ちねんぐすく・あと)」があったのでそちらへ寄り道、もっと奥にも史跡があるようですけど、私の体力を考えると危険かなと判断してそれ以上は止めました。未整備レベルの道を行くため、ハブがいるかもしれないですし。

カフェへたどり着くとまだ営業時間になっていなかったようで開いていませんでした。9時台に着いていたので当たり前ですね。できればそこで色々と情報を聞こうかと思っていましたが、諦めてさらに少し上ると86号線にぶつかりました。

この辺りには陸上自衛隊の分屯基地があるみたいで、物々しい雰囲気が漂っています。近くには刑務所もあるようです。基地のゲート前を通り過ぎるとすぐ「ニライカナイ橋」が見下ろせる展望台(?)にたどり着きました。大きくターンしている橋が眼前にわっと広がる瞬間がたまらない。

昨日は午前中雲が多かったため残念ながら海の色はあまり良くなかったです(それでも十分綺麗です)けど、視界に邪魔が一切入らない景色は壮観そのものです。他に自動車で来た方が何人かいて皆さん写真を撮っていました。もちろん私も撮りまくり……というほどは撮っていないです。写真を撮るより見ていたかった。

展望台(?)も素晴らしかったですが他の人もいたので、これは独占したい&その場に立ってみたいと思い、ニライカナイ橋を渡ってみようと決心し86号線を一人歩きました。他に橋を徒歩で渡っていた人は誰一人としていません。

橋を渡っている間に自動車は何台も私の脇を走り過ぎていて、私が確認した限りでは全員が物珍しそうに私を見ていました。が、沖縄旅行中の私は「普通の人」ですからそんなことではへこたれません。いや、普通の人なら沖縄の真夏日の炎天下にニライカナイ橋を渡ろうとはしないですか……。

出発前にローソンで購入した「ポーク玉子おにぎり」をもぐもぐ食べながら橋を渡り、橋のカーブに到達しました。ゴミはポケットへ。このカーブの向こうは絶壁になっていますから、下を覗くと何十メートルも下にジャングルのような森が広がっています。しかもこのときは風が強くて正直めちゃくちゃ怖かったです。でもI can flyしたくもなりました。空に引き込まれそう。

確かに、このカーブに向かってワゴン車やバスで下ったら、空を飛ぶような、海に飛び込むような感覚に陥るかもしれません。体験したい。

ここでも写真を撮って、さらに橋の後半を渡って、橋を渡り終えたところで背後を振り返ると、グネグネ曲がっているニライカナイ橋の全体像が見えます。私は本当にあんなに高いところから長距離を歩いて下りてきたのかと、ちょっと信じられない思いでした。

 

 

知念岬と斎場御嶽

橋を渡り終え、また少し歩くと国道331号線と合流したので、今度は「知念岬」に行こうとそのまま道なりに歩いていきました。岬の近くには「斎場御嶽(せーふぁ・うたき)」があります。

まずは岬に行ってみました。パラグライダーの2人乗りのアトラクション的なものが行われていて、外国人観光客が楽しんでいるのを見て私が楽しんでいました。パラグライダーは私には絶対に無理ですね……怖すぎ。

この知念岬からの海の眺めもとても綺麗でした。ニライカナイ橋ほどの迫力はなかったですけど、それでも素晴らしい光景です。迫力がないと感じたのはニライカナイ橋が怖かったからかもしれません。恐怖の感情の振れは大きいはず。

 

世界文化遺産 斎場御嶽(せーふぁうたき) | 南城市公式Webサイト

 

しばらくボーっとして足を休めた後に、「斎場御嶽」へと向かいました。入場料は300円だったでしょうか。

実は当初、斎場御嶽に行く予定はありませんでした。というのも斎場御嶽は聖地で、かつては男子禁制だった場所だと聞いたことがあったからです。行っていいのかなと。

でも観光地化しているのだから問題なかろうと思い直して行ってみることにしました。バスまで時間もありましたし。当然ながら内部は触れてはいけない場所がありました。私はもちろん触りませんでしたが、子どもは触ってしまうかもしれないなというくらい近くにあり、柵などで保護もされていません。ユインチと、サングーイの三角形の空間とその奥、あるいはその近くにあるここが鍾乳石は特別な場所なのだと感じさせます。

ただ……やはり観光地化させなかった方が良かったのではないかと思ってしまいますね、これは。内部には順路を示す看板があったり、注意書きがあったり、説明書きがあったり、聖地の特別感は薄れてしまっているように感じます。お金を集めて維持管理をする必要があったのでしょうか。う〜ん。

 

 

自動だけど手動のバスのドア

斎場御嶽を見た後に沖縄の「ぜんざい」を初めて食べました。沖縄のぜんざいはかき氷です。今まで食べたことのない甘みを感じたので、あれが金時豆の甘みかもしれません。

食べ終えたところで今度は38号線の上りに乗って那覇に帰りました。帰りは途中で乗り換えをするシステムがあり面白かったです。路線バスで乗り換えなんてあるんですね。

38号線は「東陽バス」というバス会社で、このバスが名護で乗ったときのような昭和中期感漂う車体でした。前方のドアから乗って整理券を取って、運転手さんがスイッチでドアを閉めるのですが、スイッチを入れてもドアが閉まらずに、運転手さんが運転席から立って手で閉めていたのは和みました。

いいなぁ……こんなにのどかな光景、私が住んでいる地域ではまずお目にかかれません。そんなのどかさが許される土地柄と人柄が沖縄にはあるということでもあるのでしょう。同じことが東京で起こっていたら困りますからね。

 

 

与儀を散策

那覇バスターミナルが近づいてきたところで、途中で降りて歩いてみようと思いたち、「与儀十字路(よぎ・じゅうじろ)」バス停で下車して、辺りを散策していました。

出発地と目的地を点と線で結ぶだけではなく、面にしたかったのです。それこそ旅行の醍醐味だと今回の一人旅で感じています。

しかし、ただでさえ変なオジサンな上、ここ数日、足の裏がずっと痛いままで、庇うためにおかしな歩き方をしていますから、地元の方を警戒させてしまったかもしれません。大丈夫です、無害です。たぶん。ごめんなさい。

これまで那覇では国際通りやその周辺は歩いていました。そのときは想像以上に都会すぎて私にはちょっと違うなと感じられたのですが、同じ那覇市内でも与儀を歩いたらその考えが変わりました。

2日目から訪れていた名護ほどではないにしても、那覇にも戦後に建てられたであろう鉄筋コンクリート製と思われる建物が幾つもあって、そのどれもが良い塩梅に経年変化しています。そんな建物でお店をやっているところは、外壁にそのまま店名をペンキで塗るスタイルであることがほとんどで、これがまた良い味を出しているんです。

与儀は県庁など中心地からさほど離れていません、それでも……です。足はより痛くなりましたけど、歩いて良かったなと思います。ある意味で6日目のハイライトだったかもしれないですね。

 

 

おわりに

宿は帰る日まで同じホテルにしました。少し割高になりましたがもういいです……探す労力を考えると萎えます。これからは那覇が拠点で、行動範囲も日帰りで行ける場所に限られます。

昨日はしっかりした(?)料理を一度も食べませんでした。コンビニ食オンリー。食のバランスが崩れています。便秘気味です。

そうそう、沖縄では連日日中歩きまわっていますから、相当に日焼けをしています。顔と腕が。東京は15℃に満たなかったそうですね……テレビニュースで映像を観て知っています。沖縄にいると15℃なんて気温を全く想像できません。こちらは最低気温ですら25℃を超えていますからね。連日真夏日&熱帯夜。

これだけ暑いと1日のペットボトルの消費が半端ないです。外にいるときは常に飲んでいる感じ。安いミネラルウォーターが基本で、汗を大量にかいたときはポカリスエット系、味に変化が欲しいときに「さんぴん茶」を計4-5本は消費しています。飲んでいないと危険です。死にます。