ディスディスブログ

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MotoGP 2015 第17戦マレーシアGPで、ロッシとマルケスの接触という何とも残念な事故が発生しました

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FIM ロードレース世界選手権2015は、10月25日に第17戦、Sepang International Circuit(セパン・インターナショナル・サーキット)でのMalaysian GP(マレーシアGP)の決勝レース行われました。

 

http://www.motogp.com/ja/

 

最高峰のMotoGPでは、HONDA(ホンダ)のDani Pedrosa(ダニ・ペドロサ、スペイン)が日本GPに続いての今季2勝目をあげ優勝しています。2位にはYAMAHA(ヤマハ)のJorge Lorenzo(ホルヘ・ロレンソ、スペイン)、3位は同じくYAMAHAのValentino Rossi(ヴァレンティーノ・ロッシ、イタリア)が入りました。

 

www.motogp.com

 

私は地上波で木曜深夜の放送を録画して視聴しました。何よりもこのレースで3位に入ったRossiと、HONDA(ホンダ)のMarc Márquez(マルク・マルケス、スペイン)の3位争い中の接触→Márquezの転倒リタイアですよね。あのインシデントは7周目の第14コーナーでしたか。

番組中にお笑いコンビ「チュートリアル」の福田充徳さんが仰っていましたけど、Pedorosaの優勝ではなくRossiとMárquezが接触したレースの印象が強く残ってしまいました。

今シーズンは近年稀に見る接戦でして、今節Malaysian GPを終えても、まだチャンピオンシップに決着が付いていません。RossiとLorenzoの争いは最終戦へと持ち越されています。前節第16節のAustralian GPでも素晴らしいドッグファイトが行われていたので、今節も非常に期待して観戦していたのですが……本当に勿体ない結末です。

 

 

www.motogp.com

 

レースディレクションの見解が記事になっていますので、こちらもご覧になってください。3位フィニッシュのRossiへは3ポイントのペナルティを科すことを決定したようです。

 

sportiva.shueisha.co.jp

 

他の記事によると「3位入賞と16ポイント獲得を維持し、次の最終戦・バレンシアGPで最後尾グリッドからのスタート」というものもありますし、地上波放送では「接触に関する裁定 最終戦バレンシアGP ロッシは最後尾グリッドからスタート」と報じていました……どれが本当なのか、絶賛混乱中です。ここはやはりレースディレクションの裁定を信じるべきでしょうか。

 

#SepangClash: Rossi and Marquez get physical! - YouTube

 

RossiとMárquezの接触シーンは公式が動画にアップロードしていますので、気になる方はぜひご覧になってください。

14コーナーでRossiがアウト側に膨らんでMárquezを進行を妨げ、それに抗議するようにMárquezが自らのマシンをRossiに当て、その直後にRossiの左足がフットペグから外れたかのように見えた直後、Márquezが転倒しています。Márquezのマシンは前輪から、それもストンと転んでいるように見えるので、Rossiの脚がMárquezのマシンのカウルではなくハンドルのバーに当たったのでしょう。

あれが蹴っているかどうかは非常に微妙でして、地上波でMárquezのオンボードカメラを見ても、Márquez自身が陰になってしまい、ちょうど良い角度から見えませんでした。上空からの映像があればいいのですが、あるでしょうか? なので私からはRossiが蹴りを入れたかどうかのコメントはしないでおきます。福田さんは蹴ったようにも見えますよね、と仰っていました。

今季のRossiとMárquezは、第3戦Argentina GP(アルゼンチンGP)と第8戦Motul TT Assen(オランダGP)でも接触しています(いずれもRossiが先にゴールしていたと思います)し、前節のAustralian GPでも転倒することはなかったですけどかなりギリギリなバトルを繰り広げていましたし、布石はしっかりあったんです。

前節はDUCATI(ドゥカティ)のAndrea Iannone(アンドレア・イアンノーネ)も絡んでいて、こちらも危ないライディングではありましたが、大きなトラブルには発展せず、面白いバトルになっていました。

そして、今節の木曜日ですか、Rossiがプレスカンファレンスで「Lorenzoは、新たな同盟を得た。それはMárquez。MárquezはLorenzoの味方をした」とふっかけてきたらしいんです。それに対してLorenzoは「その通り。Márquezは僕をサポートしてくれた。特に最終ラップで」と反応、これはMárquezは最終周で自分すら抜いたのにサポートだって?という皮肉を込めたものですね。Márquezも「もしLorenzoをサポートしたければ、最終ラップでわざわざ抜く必要はない」と返しています。

前節4位に終わったRossiは、Márquezが自分とのバトルをしていたかと思ったらペースアップをしてレースに勝ってしまった。Márquezは勝てる速さがあるのに自分をペースダウンさせるためにわざわざバトルをしていたのではないか、という主張のようです。

そんなこんなあってのレース中7ラップ目のインシデントに繋がっているようです。

 

www.motogp.com

 

今回の事故に関するRossiの見解です。

 

www.motogp.com

 

こちらはMárquezの見解です。

前述したように、蹴ったかどうかは言うつもりはありません。それより、Rossiは右へのコーナーでコースの左(通常通らないラインだと解説の中野真矢さんは仰っていました)に寄せ、Márquezを自分の左側(アウト側)にいることを2度も振り返って確認している時点で駄目でしょう、と思います。右コーナーですから、通常なら顔は右斜め前を向いているべきですけど、反対の左斜め後ろを見ています。

インシデント前にはMárquezが走行ラインを妨げるような危険なライディングをしていたようにも感じられますし、転倒直前にMárquezもマシンをぶつけているようですから、Rossiだけが悪い訳ではないのですが、あの行動はしてはいけないでしょう。

まだチャンピオンシップの行方は全く分からないのですが、チャンピオンシップ1位のRossiは最終節は最後尾グリッドからのスタートです。YAMAHAは控訴しているみたいなので決定ではないのかもしれないです。仮に最後尾スタートが決定したとなれば、今は2位Lorenzoとは7ポイント差ですか、これを追いつかれないように順位を上げていかなければいけません。当然、Rossiの行く先には今節転ばされたMárquezと、彼のチームメイトのPedorosaのHONDA勢が待ち構えている訳で……ポイントリーダーとは言え、Rossiは一気に苦しくなりましたね。どうなるのでしょうか。最終節の地上波の放送は11月9日月曜日01:50(日曜深夜)からだそうです。

 

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MotoGP 15

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