ディスディスブログ

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MotoGP 2016第18戦(最終戦)ヴァレンシアGPでヤマハのラストレースとなったロレンソが優勝しました

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FIM ロードレース世界選手権2016は、2016年11月13日に第18戦、Circuit de la Comunitat Valenciana Ricardo Tormo(リカルド・トルモ・サーキット)での「GRAN PREMIO MOTUL DE LA COMUNITAT VALENCIANA(ヴァレンシアGP)」の決勝レースが行われました。今シーズンの最終戦です。

 

http://www.motogp.com/ja/ 

 

 

2016年第18戦ヴァレンシアGPはホルヘ・ロレンソが優勝

f1-gate.com

 

最高峰のMotoGPクラスは、ドライコンディションで行われ、ポールポジション(予選1番手)からスタートしたYAMAHA(ヤマハ)のJorge Lorenzo(ホルヘ・ロレンソ、スペイン)が、優勝しました。ポール・トゥ・ウィンです。

上に貼った記事リンクのタイトルのとおり、今回のヴァレンシアGPを最後にLorenzoはYAMAHAを去ることになります。Lorenzoは自身のYAMAHAでのラストレースを見事に勝利し、有終の美を飾ることに成功しています。レースそのものもほとんどが彼の一人旅でしたから、完勝と言って良いものでした。

2位には日本GPで2016年のチャンピオンシップ王者を決めているHONDA(ホンダ)のMarc Márquez(マルク・マルケス、スペイン)が、3位にはDUCATI(ドゥカティ)のAndrea Iannone(アンドレア・イアンノーネ、イタリア)が入っています。ここまでが表彰台です。

4位にレース中Iannoneと抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げたYAMAHAのValentino Rossi(ヴァレンティーノ・ロッシ、イタリア)、5位にSUZUKI(スズキ)のMaverick Viñales(マーヴェリック・ヴィニャーレス、スペイン)が入りました。

私はMotoGPを日本テレビの地上波放送で観戦をしています。レギュラーゲストとして出演している、お笑いコンビ「チュートリアル」の「福田充徳」さんがイチオシしているライダーである、HONDAのDani Pedrosa(ダニ・ペドロサ、スペイン)は、日本GPのフリー走行中に転倒して右鎖骨を骨折してしまい、以降レースから離れていましたが、最終戦ヴァレンシアGPに間に合わせていました。しかし残念ながら7周目でしたか、転倒リタイアを喫しています。私もPedrosaが好きなの、今シーズンの結果には残念な思いをしています。厳しいですねぇ。

 

 

ロレンソとドゥカティの相性は?

レースではLorenzoのYAMAHAラストレースに関することが最も多く語られていたかと思います。

Lorenzo自身、MotoGPクラスに昇格した年である2008年シーズンから一貫してYAMAHAのファクトリーチームに在籍していましたから、今回のDUCATIへの移籍は大きな出来事であるはずです。ある意味賭けなのかもしれません。

ヴァレンシアGPのレースを解説していらしたのは、元GPライダーである「中野真矢」さんでした。中野さんはレース中に、福田さんも交えてLorenzoとDUCATIの相性について下記のようなことを仰っていました。

 

中野「(DUCATIのエンジンのパワーについて)DUCATIはもうイタリアの独自の思想でエンジンを造っていて、このストレートのスピードを伸ばすのが得意なんですよね。ただ、このレースっていうのはストレートのスピードを伸ばすだけではレース勝てませんから、このバランスを取っているのがHONDAであったりYAMAHAであったりするんですよね」
「(Lorenzoは来シーンこのDUCATIのストレートの速さを手に入れる)これを活かしたらね、本当に速いですよ」
福田「ただLorenzo、コーナーリングスピードが高いというイメージなので、ちょっとDUCATIのマシンとライディングが合うのかというか……」
中野「まさにそうですねぇ」
福田「だからどうなんかなって素人ながら思っちゃうんですが〜」
中野「加速性能としては、ストレートの立ち上がり重視のDUCATIのマシン、コーナーリング重視のLorenzoの乗り方に合うのかっていう疑問はありますけどね。ただその2つがもしあったら……」
福田「いや、とんでもないことになりそうですよねぇ」

 

という会話でした。 ライダーの特長とマシンの特長が合っていない、という懸案が指摘されていました。ただそれがお互いの足を引っ張ることになるのか、お互いの弱点を補完することになるのかは、中野さんであっても蓋を開けてみないことにはわからない様子です。確かにどちらに転ぶか、大変に興味があります。

今週の火曜日から来シーズン2017年シーズンに向けたテストが開始されると、レース中に言っていたと思いますので、早々にDUCATI&Lorenzoの姿を見ることができそうです。楽しみです。

 

 

おわりに

2016年シーズンのチャンピオンシップは、Márquezが298ポイントで1位、Rossiが249ポイントで2位、Lorenzoが233ポイントで3位、以下は、来季Lorenzoの抜けたRossiのチームメイトの席に座るViñalesが4位、来季LorensoのチームメイトとなるDoviziosoが5位、Pedrosaが6位……となっています。

2016年シーズンは優勝したライダーが9人にも上り、HONDAとYAMAHAの4人で優勝を分け合った昨シーズンより、新鮮味は濃かったと思いますし、個人的には大いに楽しめました。昨シーズンは昨シーズンでRossiとMárquezのバトルが楽しかったですけど、激しすぎて一線を越えてしまっていて、若干引いてしまいましたから、今シーズンの方が純粋にロードレースを楽しめて良かったです。

2017年シーズンのレギュレーションはどうなっているのでしょうか。マシンのフロントに取り付けられているウイング(ウイングレット)は今シーズンまでで来シーズンは取り外されるそうですが、その他のことは私は知りません。

ウイングが廃止されることで、エアロダイナミクスにどのような影響が生じるのでしょう。減速時の安定性が減退するのかなと思いますが、詳しくないのでよくわかりません。確か、あのエアロデバイスを最初に採用したのはDUCATIだったと記憶していますが、移籍するLorenzoは大丈夫なのでしょうか……少々気がかりです。

そういえば、オーストリアのメーカーである「KTM」が、2017年シーズンからMotoGPクラスに本格的に参戦するという話も今回の放送中にありました。KTMはヴァレンシアGPにも出場していて、ベテランのMika Kallio(ミカ・カリオ、フィンランド) が乗っていました。予選は下から3番目でしたか、APRILIA(アプリリア)とあまり変わらないタイムを出せているようなので、期待できる感じがします。こちらも楽しみです。

 

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