FIM ロードレース世界選手権2015は、10月11日に第15戦ツインリンクもてぎでの日本GPの決勝レース行われました。
最高峰のMotoGPでは、HONDA（ホンダ）のDani Pedrosa（ダニ・ペドロサ、スペイン）が1年以上ぶりに優勝しています。今季初優勝。下に貼った記事によると2014年8月に開催された2014年シーズン第11戦チェコGP以来の優勝だそうです。HONDAのお膝元での優勝でもありますか。
2位にはYAMAHA（ヤマハ）のValentino Rossi（ヴァレンティーノ・ロッシ、イタリア）、3位は同じくYAMAHAのJorge Lorenzo（ホルヘ・ロレンソ、スペイン）が入りました。
私は地上波で月曜深夜の放送を録画して視聴しました。他の放送ではどのような放送をしているのかわからないのですが、地上波ではお笑いコンビ、チュートリアルの福田充徳さんがここ数年、毎レースのようにレギュラー出演してギャーギャー騒いでいます。
ネットを見ていると、福田さんのあれがうるさく感じられる視聴者も少なからずいらっしゃるようです。私は歓迎です。福田さんはPedrosaのファンなので、今年の日本GPは特に大盛り上がりでした。私も今のMoto GPクラスではPedrosaが一番好きで応援しているため、福田さんとは気が合うかなと一方的に感じています。
Pedrosaは125ccから才能を強く感じさせるライダーでしたし、2006年ですかMoto GPクラスにステップアップしてからも将来のチャンピオンと感じさせるスピードを披露してきました。しかし、何でしょう……不運なんですよね。巡り合わせが良くないといいますか。5年ほどHONDAに貢献してきてそろそろチャンピオンを、というタイミングでDucatiから移籍して来たCasey Stoner（ケーシー・ストーナー、オーストラリア）にすぐにチャンピオンを取られ、Stonerが引退して今度こそと思ったら、今度はMarc Márquez（マルク・マルケス、スペイン）がMoto 2クラスからステップアップして来てチャンピオン取られてしまうし……そうこうしているうちに30歳でベテランの域に入ってきていますし。何とか、何とかMoto GPクラスでもチャンピオンを取ってもらいたいんですよねぇ……。
Pedrosaは、軽量の影響もあって怪我が多い選手でしたが、2015年シーズンも“腕上がり”と呼ばれる「慢性労作性コンパートメント症候群」と、その手術の影響もあり精彩を欠いてきました。彼はMoto GPクラスに上がってからは毎年1勝は必ずしているそうですけど、これまでの14戦で未勝利のまま推移していて……の日本GPでした。それだけにPedrosaの優勝は本人やチームはもちろんのこと、観ているこちらも嬉しかったです。それも、上が潰れての棚ボタなどではなく、今年好調なYAMAHA勢を自力で抜いての優勝だったので。
今回、Pedrosaは日本GPのスペシャルヘルメットを着用していたみたいですね。頭頂に「侍」と書かれていました。チェッカーフラッグを受けたときには、刀で斬るジェスチャーもしていました。
