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紺野ちゃんのマネージャー業務視点での総集編は面白い手法でした - アニメ『それが声優!』9話「マネージャー」の感想

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毎週火曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『それが声優!』が放送されています。

 

 

soregaseiyu.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

2015年9月1日の放送は第9話「マネージャー」でした。

 

 

イントロダクション

一ノ瀬双葉は、デビューしたての新人声優。けれど今のところ、特に際立った個性もなく、残念ながら仕事もほとんどない。アルバイトで生計を立てながら、試行錯誤の日々を送っていた。
そんなある日、双葉は、TVアニメ『仏戦士ボサツオン』のアフレコスタジオで、自分と同じ新人声優、萌咲いちごと小花鈴と出会いーー。
現役声優である私、浅野真澄が、今までの経験と膨大な取材をもとに、好きなことを仕事にしようと格闘する女の子たちの日常を、楽しく、生々しく書きました。声優になりたいあなた、声優・アニメファンのあなた、進路に悩むあなたにこそ見てほしい。誇張もディフォルメもないリアルな私達の姿、きっと楽しんでもらえるはずです。
原作者 あさのますみ / 浅野真澄

 

というイントロダクションです。 Web漫画のそれが声優!が原作ですか。

 

blog.livedoor.jp

 

 

9話「マネージャー」には日高のり子さんが登場

 

『それが声優!』では、毎回異なるリアル声優さんが本人役での登場するのが特長となっています。今回は、大御所、と言っていいのか、声優の日高のり子さんが登場していました。私達の世代だと『タッチ』のヒロイン、朝倉南ちゃんの役を担当されていた方ですね。当時の日高さんはまだ20歳前後だったと思いますが、あれから何年……時が経つのは早いもので。

 

日髙 のり子(ひだか のりこ、1962年[2]5月31日 - )は、日本の声優、女優、ナレーターであり、ラジオパーソナリティ。

日高のり子 - Wikipedia

 

南ちゃんの他にも、『となりのトトロ』の草壁サツキや、『らんま1/2』の天道あかね、『ピーターパンの冒険』のピーターパン、『ふしぎの海のナディア』のジャン・ロック・ラルティーグなどの声を日高さんは担当していらっしゃいます。

私は『うる星やつら』や『めぞん一刻』は見ていましたけど、らんまはほとんど見なかったです。あまり興味が湧かなかったです。ピーターパンは、日曜日の19:30から放送されていた『ハウス世界名作劇場』でやっていました。このピーターパンが私の初ピーターパンで、とても好きな物語でした。世界名作劇場の中では『トム・ソーヤーの冒険』の次に好きだったかもしれません。そのくらい好き。トム・ソーヤーがダントツですけど。

『となりのトトロ』のサツキですか。確かに思い返すと日高さんの声なような……トトロは初めて見たとき驚きました。『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』、TVシリーズでいうと『未来少年コナン』のように、宮崎駿さんというと冒険もののイメージが強かったので、トトロのような優しいファンタジーな物語もできるのか、と。

 

今回の9話は、双葉たちイヤホンズではなく、双葉の担当である、青空プロダクションの新人マネージャー紺野あおい(こんの・あおい、CV古木のぞみ)が中心となる話でした。これまでの双葉の奮闘は双葉たちの視点で描かれていましたが、今回は紺野ちゃんの視点で、紺野ちゃんの奮闘記が描かれていました。

普段の紺野ちゃんはポーカーフェイスで何を考えているか分かりづらい、淡々と仕事をこなしていて、場合によっては冷たい人にも見える人物にも映ります。しかし、実際のところはそうではなく、例えば双葉がオーディションに落ちた際も、先輩の集(あつまり、CV小清水亜美)さんの「変に構わずさらっと伝えちゃいなさい。その方が本人も気が楽なはずよ」とアドバイスがあったから、双葉の前ではアドバイス通り振る舞うよう努めていた、みたいな、双葉からの視点では分かりづらい部分が分かるようになっていました。

双葉が、今まで担当してきたキャラとは異なる、大人の女性キャラを割り振られて、上手く行かずに凹んでいたときの、紺野ちゃんの応対が正しいものだったのかを、集さんから指摘を受けていた際に、日高さんは紺野ちゃんにアドバイスを送っていました。女の子役ばかりをしてきた日高さんは、男の子役をもらって最初こそ苦労したけれど、でも苦労のおかげで新しい武器ができて感謝している、自分一人では見つけられない道だったから、とということでした。

マネージャーあっての声優だから頑張れ、と励まされ元気が出る紺野ちゃんでした。双葉も新境地を開いた感じで、スタッフさんからの評判も良かったみたいで、双葉は紺野ちゃんに抱きついて喜んでいました。

 

 

まぁ9話は総集編だった、という見方をしてもいいのではないでしょうか。それを紺野ちゃん視点で行うというのは、単なる総集編ではない総集編で終わらせない、工夫が凝らられているのが感じられ、個人的にはとても良い手法かと思います。紺野ちゃんが牛丼を頬張る姿がとても可愛かったですし。コロリが言っている差し入れも牛丼でした。

今回のED、恒例のリクエスト曲は「Get along」でした。アニメ『スレイヤーズ』のOPということです。林原めぐみさんと奥井雅美さんのデュエットシングル。スレイヤーズは全く見たことがないです……。

 

dysdisanime.hateblo.jp