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A106は第3世代?「心優しき科学の子」通りの戦いぶりに賛同が広がり始めます - アニメ『アトム ザ・ビギニング』8話「ロボレス」の感想

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2017年4月15日土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『アトム ザ・ビギニング』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「アトム ザ・ビギニング」

atom-tb.com

 

2017年6月10日の放送は第8話「ロボレス」でした。

 

 

イントロダクション

これは、まだ誰も知らない“鉄腕アトム”誕生までの物語(エピソード・ゼロ)
大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」になるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る---。

このようなイントロダクションです。私は原作未読。

 

 

8話「ロボレス」

8話は主人公の2人、練馬大学ロボット工学科第7研究室でロボット研究をしている大学院生「天馬午太郎(てんま・うまたろう)」と「お茶の水博志(おちゃのみず・ひろし)」の2人が研究・開発しているロボット「A106(えー・てん・しっくす)」が「ロボレス」に出場しました。ロボレスは「ロボット・レスリング」の略。

ロボレスのことに無関心だった2人が大会に参加した理由は……何か言っていましたっけ? 以前、A106と博士の妹「蘭(らん)」を襲ったロボット「マルス」とそのオーナーである「Dr.ロロ」がいるからでしょうか。

午太郎と博志、A106、蘭、博志に関心のある練馬大学のロボット工学科「堤茂斗子(つつみ・もとこ)」の4人と1体は会場入り、ロボレスを初めて目の当たりにした博志は、その激しいバトルに狼狽えていました。一方の午太郎はA106が負けるはずがないと強気です。

会場には、博志たちがアルバイトしている何でも屋「マルヒゲ運送」の社長「伴健作(ばん・けんさく)」の息子「伴俊作(ばん・しゅんさく)」がいて、博志たちと合流しました。健作はロボレスに大変詳しいようで、ロボレス情報に疎い博志は貴重な情報源として彼をスタッフに誘っています。健作としてもスタッフに入れることを喜んでいましたね、惚れている蘭もいますし。

健作はスタッフに入った一方で、茂斗子は午太郎からスパイ認定されていますから1人で観客席で観戦しています。むくれながら。

 

 

1回戦の相手は「モヒカーン・バッソ」

A106の1回戦の相手は「モヒカーン・バッソ」です。機体スペックは全高3.8m、重量22t。

健作はモヒカーン・バッソを「第1世代」と表現していました。この「第1世代」とはロボットアニメの第1世代と同じ認識で良いかと思います。つまり『鉄人28号』のようなオーナーがコントローラーを持ってロボットを遠隔操作するタイプのロボットです。

このモヒカーン・バッソはまさに鉄人28号をオマージュした形状をしていました。機体カラーも青ですし。また頭部にモヒカンがあり、『ドラゴンクエスト1』における「よろいのきし」はかなり近いビジュアルですから、それを想像していただけるとわかりやすいです。

また、アイ・センサーは『装甲騎兵ボトムズ』の「スコープドッグ」的なそれを採用しているようでした。スコープドッグが好きな私としてはかなりポイントが高く、結構好みなロボットでした。

モヒカーン・バッソのオーナー&操縦士は「大石リンダ(おおいし・りんだ)」です。アイドルのような存在みたいでたくさんの男性ファンを集めているようでした。『ガンダム ビルドファイターズ』にもリンダに似たキャラがいたような……? リンダのCVは「清水彩香(しみず・あやか)」さん。

戦闘前、ピットで午太郎はA106の両肩を掴んで「いいか、バシッと相手の動きを止めてこい」と声をかけて送り出しています。

入場シーンではロボットの二つ名的なキャッチフレーズが紹介され、A106は「心優しき科学の子」、モヒカーン・バッソは「紺碧の稲妻」と呼ばれています。元々は午太郎が考えた「7つのパワーの究極超人」にしようとしたようですけど、博志が勝手に変更したみたいです。心優しき科学の子、まさにアトムです。

A106のスペックは全高1.6m、重量80kg。ロボットで80kgとは相当な軽量ですよね、どのような素材を使っているのでしょう? あんなに跳ねたりパンチしたりできるのに、80kgしかないなんて。

戦闘では、攻撃は一切せずにモヒカーン・バッソの打撃を避けてばかりのA106、戦前の午太郎の言葉「相手の動きを止めてこい」を忠実に守り、リンダの操縦を受信しているアンテナであったモヒカン部分を取り外すことで、行動不能な状態にして勝利していました。

午太郎は意図してアドバイスを送った訳ではないと思います。偶然にA106が相手を傷つけずに倒せる的確なアドバイスになっていたようです。

 

 

2回戦は「ギガトンハンマー」

A106の2回戦の相手は「ギガトンハンマー」です。キャッチフレーズは「怒涛の鉄槌」。機体スペックは言っていなかったと思います。

オーナーは「顎岩ガンジ(読みはあごいわ?)」、CVが「山本祥太(やまもと・しょうた)」さんです。

ギガトンハンマーは、前述したスコープドッグのような「アーマード・トルーパー」、ガンダムのような「モビルスーツ」のように、パイロットが機体に乗り込み直接操作するタイプのロボットです。

黄色い機体カラーで、腕があり手はスパイク付きの鉄球です。脚もあって足部分はキャタピラが付いています。こちらもモヒカーン・バッソと同じパワータイプですね。

健作が言うには、このパイロットが乗り込むタイプのロボットを「第2世代」と呼び、現在のロボレスの主流になっています。この「第2世代」は『マジンガーZ』や『機動戦士ガンダム』といった1970-80年代から始まったロボットアニメに相当するのでしょう。ボトムズもそう。

 

午太郎は入場するA106に「今度は相手の心臓部位に腕を突っ込んで派手に内蔵をもぎ取ってやれ!」と指示していました。

A106は午太郎のアドバイスを守って、ギガトンハンマーの上に飛び乗り、上部の装甲を外して、パイロットのガンジをむき出しにし、動力を止めた後に機体からガンジを引っ張り出して、機体を動作不能な状態にし勝利していました。

 

 

ロボレス規約

「(闘技場の)ゲートさえ通れば何でもOKなんで」と健作は言っていました。「ゲートを通れるロボットであれば」ですね。

戦闘の勝敗に関しては、引き分けは両者負け判定だそう。他にもあるかもしれませんけど8話でわかっていることはこのくらいです。

 

 

おわりに

ロボレスは基本的に相手を破壊した方が勝ちという認識でOKなようです。観客も派手な殴り合いからの大破・炎上のような派手なシーンを観に来ている人が多いようでした。

そんな中で相手を大破させないどころか殴ったり蹴ったりすることすらしないで勝利したA106に観客から激しいブーイングが起こっていました。特にモヒカーン・バッソ戦では。しかし、ギガトンハンマー戦での勝利の後には、A106の新しい戦い方に賛同する観客も出てきて、人気を得始めています。特に女性や子供の人気を集めそうな雰囲気です。

まさに「心優しき科学の子」のキャッチフレーズを実践する戦い方を示して勝利しています。別の見方をすれば、この2戦の対戦は殴ったり蹴ったりしなくても勝てる相手だったということでもあります。

A106、というかAI「ベヴストザイン」が何を考えて戦っているのか、マルスのような本当に強い相手が出てきたときにもこの2戦と同じように戦えるのか、という点が今後の注目点になりそうです。第2世代までのロボットでは相手にならないでしょうから、早くマルスとの戦いが観たいです。

鉄腕28号が第1世代でマジンガーZなどが第2世代なら、アトムが第3世代になるのでしょうか? A106もマルスも自立型で、第3世代の認識っぽいですよね。

 

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