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八雲は自殺をしようとしたのか?与太郎が演じた「芝浜」は「信さん」の魂が乗り移ったようでした - アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』8話(21話)の感想

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毎週土曜日02:25(金曜深夜26:25)より、TBSの「アニメイズム」枠にてアニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』が放送されています。

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』

rakugo-shinju-anime.jp

 

2017年2月25日の放送は2期第8話(21話)でした。サブタイトルがない作品です。

 

 

イントロダクション 

刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、
出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。
拝み倒して八雲の住み込みの弟子となった与太郎だが、
八雲の元では小夏という女性が暮らしていた。
八雲と小夏には他人が容易に触れられない因縁があるらしく…

こちらが1期のイントロダクションです。ABOUT/STORYページから抜粋しました。

拝み倒して約もの住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。
継いだ名跡は三代目助六。
八雲師匠の為め、小夏の為め、二人の中の助六を変える為め、与太郎が見出す己の落語とは…。

こちらは2期のイントロダクションの一部です。

 

 

『昭和元禄落語心中』2期8話(21話)

2期の主人公と思われる「与太郎(よたろう)」こと三代目「有楽亭助六(ゆうらくてい・すけろく)」の師匠である八代目「有楽亭八雲(ゆうらくてい・やくも)」が、与太郎と一緒に出演した「親子会(おやこかい)」での公演中に心筋梗塞で倒れました。2期6話のことだったでしょうか。

7話では八雲は病院で意識を取り戻していますが、それ以降、落語をしようとしませんで、引退宣言までしてしまいます。

与太郎を始め、与太郎の妻「小夏(こなつ)」も、先代から八雲の付き人をしている「松田(まつだ)」さんも、売れっ子作家の「樋口栄助(ひぐち・えいすけ)」も、誰もが八雲にもう一度落語をしてもらいたいと願い、それぞれに動いています。

 

 

樋口vs.八雲

例えば、樋口は園芸雑誌に落語会のチラシ、戦争終了直後の寄席の写真、前回の徳島県三好の「祖谷温泉(いや・おんせん)」と思われる場所での「初太郎(はつたろう、先代・助六)」と「菊比古(八雲)」が演じていた「有楽亭二人会」のフィルムなど、八雲に関するあらゆるものをかき集めています。

今回はそれらを八雲本人に見せていました。そして樋口は「(八雲が)磨き上げた芸はもうあなただけのものではない」と言い、本当に嫌ならかき集めたものは全て処分するとまで言っていました。

半ば脅迫のような……八雲もムッとしていましたが、落語を再び演じることについては考えさせてくださいと答えるだけでした。やらなそう。

 

 

与太郎の一番弟子が登場!

2期8話から新キャラクターが登場していました。新キャラの名前は「小太郎(こたろう)」といい、何と、与太郎の弟子です。与太郎もいよいよ弟子を取るまでになりましたか……感慨深いものがあります。

しかも四代目「円屋萬月(つぶらや・まんげつ)」は小太郎のことを「君のところの一番弟子」と言っていましたから……他にもいるのでしょうか? 単に一人目だからでしょうか。

小太郎はどこか抜けている子のようですけど、与太郎は「粗忽者(そこつもの)だけどおもしれぇ奴でぇ」と評しています。粗忽者とは、そそっかしい、おっちょこちょいなどという意味ですね。

小太郎のCVは井口祐一さんです。

 

 

八雲は自殺をしようとした?

与太郎と小夏が橋の下で話をしていると、橋の上を八雲が歩いていました。立ち止まり、その後橋の欄干に捕まってうなだれています。

八雲を認めた与太郎と小夏は八雲のところへ駆け寄ると、八雲は「散歩に出かけてみたけど、ちょいと気分が悪くなってね」などと言っています。

しかし、小夏は八雲が死のうとしていたのではないかと思っているようで、おそらくその思いは正しかったのでしょう、八雲は「てめえじゃ死ねねぇお定めのようだ。みんな邪魔しに来る」「死んじまうにはこの世はあまりに愛おしい」と言っています。

小夏は「お父ちゃんやお母ちゃんのようにならないで……」と八雲の襟元にしがみ付きすがるように言っていました。あのときのトラウマが過ぎったのでしょう。しかし、その父と母の死は実は小夏がやったことなのですが……彼女自身は知りません。辛い。

「けど、それじゃあ芸の神様にお会いできねぇんだ。あのほんの一時のために、あたしゃあ何もかも奪われても惜しくないよ」

「お前さん方にはわからないだろう、体が朽ちていく恐ろしさが。今までどんだけてめぇの肉体に依存して落語をやっていたか。ほんの少し欠けるだけで怖くてずっと震えてらぁ」

と弱音を言い始める八雲に対して、今の師匠の落語を聞きたいし、自分の「居残り」もまだ聞いてもらってない、それまではいくらでも「八つ当たり」してくだせぇ、と与太郎は笑顔で応えていました。

この与太郎の天性の前向きさと人懐こさが八雲のドロドロとしたものを退けてくれそうです。

 

 

策士・松田さん

松田さんの図らいで、八雲を料亭「柳しま(やなしま)」へと連れて行きます。

そこには女将の「お栄(おえい)」はもちろんのこと、ヤ○ザの「親分(おやぶん)」、小夏、樋口先生など、親しい人たちばかりが集まっていました。

座敷に与太郎も呼ばれ、そして「芝浜(しばはま)」を演じています。八雲の前で、先代・助六の演じた「芝浜」を涙ながらに演じていました。

そうして促された八雲、腹をくくったのかいよいよ噺を始めたそのときに……警察が乗り込んできて、親分をしょっ引いて行きました。もちろん落語は中止です。

 

 

おわりに

八雲がようやく一歩踏み出しそうになったところで……警察ってやつは……野暮なことをしますねぇ。直前に、八雲は「夢にならないうちに……」と噺を始めていたものですから、余計に「がさ入れ」の落差が効いていました。

与太郎の「芝浜」は途中から初太郎が演じているかのように見えました。八雲もそこに「信さん」を見たはずです。寄せていたのかもしれないですが、声優さんの凄さを見せつけられた思いです。

 

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