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ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

【平成二十九年初場所】十両の「宇良」が土俵際で豊響にお腹を押されたのに残って見せました。圧倒的な運動能力です【大相撲】

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大相撲』は「平成二十九年初場所(2017年一月場所)」が始まっています。昨日2017年1月11日で四日目を迎えました。

昨日の十両の取組で、「宇良(うら)」がまたとんでもない相撲を見せていまして、会場も実況も解説も私も驚き、大興奮でした。

 

 

大相撲2017年初場所

www.sumo.or.jp

 

平成二十九年初場所は、東の横綱「白鵬(はくほう)」が好調で動きが良く、優勝候補の筆頭にあると思われます。

西の関脇「正代(しょうだい)」が西の大関「琴奨菊(ことしょうぎく)」を、西の前頭筆頭「御嶽海(みたけうみ)」が東の横綱「鶴竜(かくりゅう)」を破るなど、新世代の若手が台頭していて、幕内は大いに盛り上がっています。

御嶽海は三日目に東の横綱「日馬富士(はるまふじ)」も破っていて、2日連続の金星です。まさに台風の目。

 

 

宇良vs.豊響

幕内のひとつ下、十両も昨年からある意味幕内以上の盛り上がりを見せていまして、今場所も例外ではありません。

十両の盛り上がりをけん引している一人が冒頭に挙げた東の十両三枚目、木瀬部屋の「宇良(うら)」です。

昨日、四日目の宇良は幕内経験者である東の十両筆頭「豊響(とよひびき)」と対戦していました。宇良は三日目までいずれも幕内経験者、「千代丸(ちよまる)」と「青狼(せいろう)」「東龍(あずまりゅう)」との対戦に勝利して、勝ちっ放しの三連勝中です。

数場所前、2016年秋場所だったと思いますが、宇良は左手を痛めていて、未だテーピングをぐるぐる巻いて周囲を固定させての出場です。左手は甲でしたか(実況は手首と言っていました)、骨折をしてしまい、場所後に手術をした記憶があります。そんな中での三連勝です。

そんな宇良は、四日目に豊響と対戦して、「渡し込み」というあまり聞かない決まり手で勝利しています。四連勝です。その取り口がとんでもなかったのです。

 

立合い、いつものように頭を下げ、まともに当たらず少しだけ左にズレるように豊響に当たりました。距離を置いて相撲を取ろうとした宇良でしたが、豊響の冷静な突き押しで、喉輪も食らい、一気に土俵際まで押し込まれます。

土俵際に追い込まれ、足が俵にかかった宇良は、上体を弓なりに反って豊響の押しに耐えましたが、豊響から両手で胸を突かれ、さらに次手でダメ押しとお腹まで両手で突かれてしまいます。

万事休すかと思われましたが、宇良は自分のお腹を突かれた瞬間にお腹を引いて、膝を折ってしゃがみ込み、腰も思い切り落として、自分を突いた豊響の腕も掴んで耐えてみせます。

次の瞬間、カエル跳びのごとく、しゃがみ込んだ身体を一気に伸ばし、両手は豊響の肩付近に置いて突き出して反撃に出、反対に豊響を土俵際まで押し込みます。

豊響はそれに耐えて再度反撃に出ようとします。しかし、宇良は出てきた豊響の右脚を取って、自身の右腕は豊響に抱え込まれつつ、体を入れ替えまたも土俵際へ押し込み、身体を倒しながら抜いた右腕を豊響の足を刈るようにして、豊響の身体を土俵の外へ倒しました。

宇良も身体を投げ出していましたけど、豊響の身体が土俵の外へ出る方が早く、行事軍配は宇良に上がりました。会場も実況も解説も大興奮でした。幕内上位のような盛り上がりです。

 

 

元幕内力士も驚く宇良の圧倒的な運動能力

十両の解説は元「蒼樹山(あおぎやま)」の「枝川(えだがわ)」さん、実況は「厚井大樹(こうい・だいき)」NHKアナウンサーです。2人共大興奮でした。

取組のVTRを観ながら、枝川さんは宇良について「やっぱり足腰が良いですよ、この人はねぇ」と感嘆した後、お腹を押されたシーンで「ここでもう駄目かと思いました(実況も「この柔らかさ!」と大声)。お腹を、そうなんですよ。私、お腹を押されてこうやって残った人、初めて見たかもしれないですねぇ」と仰っていました。

幕内筆頭まで行ったことのある枝川さんにして「初めて見た」と言わしめました。

2度目の別角度からVTRが流れたときも「いや、凄い足腰ですねぇ……」と大事なことなので二回言っていました。「柔らかいですね、身体がねぇ。柔軟性があってですねぇ……」と。

 

 

おわりに

私は取組を録画していましたので、その後何度も見返しましたけど、見るたびに興奮します。とんでもない相撲です。

宇良は身体の柔らかさと足腰、体幹の筋肉の強さももちろんあるのですが、運動能力が極めて高いのだろうと思います。考えたとおりに閃いたとおりに身体が動くのでしょうし、自分の身体の各部位がどれだけ動けるのかも把握して動いているように感じられます。これはなかなかできないことで、運動が特別得意ではない私には宇良の動きは漫画の世界の住人のように感じられます。

私は大相撲を見ていると、力士が土俵の上の「面」でしか相撲を取っていないような感覚に陥ることがあります。でも宇良の相撲にはその感覚が一切なく、彼は面ではなく土俵の上の空間も使って「立体」的に相撲を取っているように感じられるのです。他にそれができるのは現役では白鵬しかいないように思います。

宇良に身体の大きささえあったら……でも大きかったら今の宇良になっていないかもしれないし……というジレンマ。

 

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