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「宇良も休むなら俺も休む」北の富士さんの宇良好きコメントが炸裂していました - 大相撲 平成二十九年秋場所 初日

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大相撲』の「平成二十九年九月場所(2017年秋場所)」、2017年9月11日は初日(一日目)です。

 

 

 

 

大相撲2017年秋場所

www.sumo.or.jp

 

平成二十九年秋場所が2017年9月10日から始まりました。会場は両国国技館。

今場所は緊急事態でして、先場所優勝した東の横綱「白鵬(はくほう)」の他、先場所途中休場した「鶴竜(かくりゅう)」と「稀勢の里(きせのさと)」が場所前に休場を発表したことで、4横綱時代にも関わらず出場できる横綱が「日馬富士(はるまふじ)」のみとなってしまいました。

4横綱時代というと豪華な印象を持ちますけど、4人とも年齢が30代でベテランの域に入っていますから、どうしても怪我をしがちで怪我が治りづらくなってくる年齢です。案外危ういかもしれません。

そういうことで一人横綱となった「日馬富士」は最近調子を取り戻している西の小結「栃煌山(とちおうざん)」との対戦が組まれました。取り組みは上手投げで日馬富士が勝利して、横綱が順調なスタートを切っています。ライバルが休場しているのですから優勝に一番近い位置にいるはずで、しっかりと狙って行って欲しいところです。ただしそれがプレッシャーになるかもしれません。

その日馬富士の優勝を阻む立場にいるはずの大関以下が初日、残念な結果になっていました。大関昇格後2場所目に入った東の大関「高安」は東前頭筆頭「栃ノ心(とちのしん)」に勝利したものの、他の大関と関脇陣が全滅しました。

西の大関「豪栄道(ごうえいどう)」は、西前頭筆頭「琴奨菊(ことしょうぎく)」に敗れ、東の大関「照ノ富士(てるのふじ)」も東前頭2枚目「北勝富士(ほくとふじ)」、東の関脇「御嶽海(みたけうみ)」も東前頭3枚目「阿武咲(おうのしょう)」に、西の関脇「嘉風(よしかぜ)」も西前頭3枚目「千代大龍(ちよたいりゅう)」に敗れていました。彼らは場所を盛り上げなければならない立場です。二日目以降の奮起を期待しましょう。

 

 

 

宇良も休むなら俺も休む

大相撲の顔になりつつある木瀬部屋の「宇良(うら)」は、今場所は西の前頭4枚目です。初日の対戦相手は東の前頭5枚目「正代(しょうだい)」でした。

宇良は先場所の名古屋場所で高安でしたか、土俵際で投げられた際に右膝を強打して痛めてしまいました。その後の相撲は精彩を欠いてしまい、プロになって初の負け越しを喫したように記憶しています。

ネットニュースを読む限りでは、その後の夏の巡業も2日目から休んでいて、場所の直前になって幕下相手に稽古ができるまでに回復してきたようです。怪我の回復具合も気になるところですが、稽古不足も心配されています。

そんな宇良が初日に対戦したのは、実力者の正代です。年齢は確か正代の方が1歳年上だったかと思います。年齢は2人共25歳で学年は1つ違いでしたか。2人は先場所も対戦して宇良が「送り出し」で正代に勝利しています。

今場所の相撲は立合いでお互いが強く当たり、宇良は当たり負けをして土俵際に追い詰められそうになりましたが、その際に正代の左の腕(かいな)を両腕でたぐっていて、正代の腕を引っ張りながら捻るようにして倒しました。決まり手は「とったり」です。

宇良は勝負俵に両足が乗っていたほどギリギリで、勝った後に少しおどけた表情になっていましたね。勝てちゃった、という心境でしょうか。

取組後のテレビ解説「北の富士勝昭」さんの言葉が非常に面白かったです。実況の「三瓶宏志」アナウンサーの「でもこの宇良が出る出ないでは、場所の盛り上がりが違いますが」の言葉の後に……

「宇良が休んだら俺も休もうと思ったんですよ」

……と言ったんですね。三瓶アナは「いやいや、それは駄目です(笑)それは困ります」と慌てていました。北の富士さんはどんだけ宇良のことが好きなんだという台詞でした。愛があります。

 

 

おわりに

3横綱が休んで大関と関脇が不甲斐なかったので、宇良にかかる期待は否が応でも高まってしまいます。怪我の心配もありますし、稽古不足もあるでしょうから、優勝争いとなると厳しいと思いますけど、三瓶アナが言っていたように宇良がいるといないとでは観客や視聴者の盛り上がりは全く異なるので、是非とも出場をして頂きたいです。

といっても無理して出場を続けて、怪我を再発させたり別の箇所を痛めてしまったり、なんてことになったらもっと困る訳で……難しいところです。

「阿武咲」や「貴景勝(たかけいしょう)」といった若手がもっと盛り上げてくれたら良いですね。若手にとっては上位の高齢化(と言っては何ですが)は大きなチャンスですから。「北勝富士」たち25歳前後の力士たちもぜひ下克上を狙って欲しいです。