ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

【平成二十八年九州場所】「出し投げの鶴竜」が3度目の優勝!何かが変わった押し相撲の「玉鷲」が初の技能賞を獲得し、良い笑顔を見せていました【大相撲】

スポンサーリンク

『大相撲 平成二十八年九州場所(2016年11月場所)』、2016年11月27日日曜日は十五日目(千秋楽)が行われました。九州場所の最後というだけでなく、2016年最後の大相撲になります。

 

 

優勝は横綱「鶴竜」

十四日目に西の横綱「鶴竜(かくりゅう)」が14勝1敗の好成績で優勝しました。鶴竜が優勝するのは7場所ぶりで、自身3度目の賜杯になるとのことです。

千秋楽の向こう正面の解説を担当していた「舞の海秀平(まいのうみ・しゅうへい)」さんは、鶴竜に対して「これから鶴竜はもっともっと“出し投げ“の精度を高く磨いていけば、“出し投げの鶴竜”と呼ばれるような横綱になれるんじゃないかと思いますね。(栃錦のような?)ええ。今場所を振り返ってみると、本当にこの出し投げが光ってましたね」との評価でした。

良くも悪くも鶴竜は型がない、ということを以前舞の海さんは言っていたかと思います。今場所中は、他の解説の方が「型がないことが鶴竜の型なのだ」とも言っていました。その柔軟さと多彩さを保ちつつ、出し投げという技が加わると……楽しみですね。

 

 

大関「豪栄道」は横綱昇進ならず

www.sumo.or.jp

 

平成二十八年九州場所は、先場所の秋場所で幕内初優勝を果たした東の大関「豪栄道(ごうえいどう)」が今場所が横綱へ昇進できるかどうかが、その最大の見所だったと思います。

しかし、その豪栄道は成績が9勝6敗と振るわず、横綱昇進は見送られ、再トライすることになりました。先場所は白鵬が休場でしたが、今場所は横綱と大関が揃い踏みだったので、その中で2場所続けて好成績を残すということは大変でしょうけれども、せめて来場所に望みをつなげる成績であってほしかったです。怪我でもしたでしょうか。

「琴奨菊(ことしょうぎく)」といい「稀勢の里(きせのさと)」といい、横綱昇進となるとどうしてもプレッシャーに負けてしまう印象が残ってしまい、残念です。でも私自身プレッシャーにとても弱い人間なので、彼らにどこかシンパシーを感じてしまうのもまた事実です。他人事ではない感じ。

 

 

玉鷲と遠藤

九州場所を盛り上げた力士は、一番は西の小結「玉鷲(たまわし)」ではないでしょうか。小結の地位で1横綱3大関(でしたか)を破って、10勝の好成績をあげたことで、技能賞も獲得し、一気に大関候補へと名乗りを上げたことになりました。押し相撲での技能賞は大変珍しいことだそうです。

千秋楽の玉鷲は、勝って勝ち越せば殊勲賞を受賞するはずだった東前頭3枚目「遠藤(えんどう)」との対戦でした。玉鷲は今場所の好調を支えていた押し相撲をここでもいかんなく発揮し、立合いから遠藤を圧倒、突き倒しで勝っています。遠藤は玉鷲の突きに上半身を仰け反ってしまい、為す術がなく膝から折れて倒れていました。

玉鷲は記事作成現在32歳で、年齢でいうと最早ベテランの域に差し掛かっているお相撲さんです。しかし、舞の海さんたちが仰るには「(玉鷲の中で)何かが変わった」ということでした。三賞受賞のインタビューではインタビュワーの方が変わった理由を伺っていましたが、人懐こい笑顔を見せながら自分でもその理由をハッキリ言葉にすることができないようでした。自分の内の変化というものは、言葉にできることではないのかもしれませんね。

一方、玉鷲に敗れた遠藤は、今場所は1横綱3大関を破っていて、準優勝を収めた先場所からの好調を維持してきただけに、痛い負け越しでしたし、玉鷲に対してほとんど何もできずに突き倒されたことはショックだったかもしれません。少なくとも観ていた私はとてもショックでした。

今場所の遠藤は、2016年の年間最多勝を受賞した「稀勢の里」戦で完璧と言える相撲を取っていたので、序盤を見る限りでは二桁勝利は行くのではと期待して観ていたのですが……序盤の大関・横綱戦で消耗してしまったのかもしれません。

ちなみに三賞は、殊勲賞が該当なし、敢闘賞が11勝3敗と立派な成績を残した西前頭3枚目「正代(しょうだい)」、敢闘賞が今場所十両から新入幕を果たした東前頭15枚目「 石浦(いしうら)」、技能賞は玉鷲です。

 

 

おわりに

私が応援している十両の「宇良(うら)」は、先場所入門以来初の負け越しを喫して九州場所に臨んでいます。今場所は東十両5枚目で8勝7敗と勝ち越しました。

以前は右足でしたか、足を痛めていましたが、そちらは大分良くなったように見えました。しかし、今場所は左の手首だったと思いますが、痛めていてテーピングをぐるぐるに巻いて痛々しい様子で、まだまだ完調からは程遠い様子を窺えました。

完調な力士などほとんどいないと思いますけど、宇良のような小兵力士は怪我のハンディはより大きいだろうなと想像できるので、出来る限り完調に近づけてもらいたいところです。巡業も忙しいでしょうから、休む暇がないですよね……大変なお仕事です。

その中でしっかり勝ち越したことは立派でした。今場所も、対戦相手を研究してきたのだろうなと思わせたり、運動能力の高さを生かしたりと、相変わらず面白い相撲を取っていて、館内では大人気のようでした。

うろ覚えですけど、宇良は場所中に次のような発言をしていました。先場所は動けない動きまでしようとしていたから、今場所は自分が動ける範囲でどれだけのことをできるかを考えて動いています、ということを言っていたと思います。普通の相撲を観慣れている私からは、宇良は突飛で奇想天外な動きをしているように見えますけど、彼自身では理屈に合った動きなのでしょうね。冷静に考えて取っている様子を窺えますし、頭も良い方なのでしょう。

来場所の番付はまだわからないですが、おそらく来年初場所は幕内昇進に再挑戦する場所になりそうです。

 

dysdis.hatenablog.com

スポンサーリンク