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馬締の恋文に対して香具矢はどう返事をしたのでしょうか?頬を赤らめ去っていく香具矢が可愛いです - アニメ『舟を編む』6話「共振」の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ「舟を編む」が放送されています。

 

www.funewoamu.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

2016年11月18日の放送は6話「共振」です。

 

 

 

「共振」の読みは「きょうしん」です。共振の意味は「心や行動が、相手と反応し合って同じようになること」で、例として「強く―し合う二人」と本編には書かれていました。6話の内容ががわかるサブタイですね、ネタバレ感が強いです。

 

 

イントロダクション

口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然、街中で出会う。

中型国語辞典『大渡海』の刊行計画が進む、出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者を探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに。

「人をつなぐ言葉を編む」

伝わらない言葉。伝えられない想い。
これは、そんな不器用な人間達の物語である。

このようなイントロダクションです。

 

 

6話「共振」

主人公「馬締光也(まじめ・みつや)」は、『玄武書房』第一営業部から「辞書編集部」に異動し、中型国語辞典「大渡海」を編纂することになりました。

しかし、玄武書房は「大渡海」の企画を中止しようとしている動きを、馬締の先輩編集部員である「西岡正志(にしおか・まさし)」がたまたまキャッチし、西岡は編集部に戻ると大先輩である「荒木公平(あらき・こうへい)」や、企画・編集を担う国語学者の「松本朋佑(まつもと・ともすけ)」を部へ呼び出し報告しました。

馬締と契約社員の「佐々木薫(ささき・かおる)」を含めた編集部全員で対策を練ッタ結果、西岡のアイデアである「既成事実を作ること」作戦を実行することになります。「既成事実」作戦とは、会社から「大渡海」編纂企画が正式に中止を決定されるより先に、専門の先生方に執筆を依頼してしまおうということです。

執筆を依頼した後でやっぱり中止しますなどと言ってしまえば、玄武書房さんは今経営が危ないのかな?などと良からぬ噂が立つ可能性があり、それは玄武書房にとってマイナスに働く危険があるから、迂闊には中止できなくなる、ということ。

ところが、玄武もそう簡単には引き下がらず、次の一手を繰り出してきました。それは西岡の営業部への異動と、「玄武学習国語辞典」の改訂です。この2つの条件が「大渡海」企画続行との交換条件に出され、西岡はそれを飲んでいます。

荒木は定年退職をするのかしたのか、そういう年齢ですから、西岡がいなくなると辞書編集部には正社員が馬締しかいなくなります。これからは馬締が「大渡海」の編纂と「玄武学習国語辞典」の改訂を同時進行するだけでなく、会社との話し合いもそうですし、原稿依頼や原稿受け取りといった交渉事も全て自分一人で行わねばならなくなりました。会社は確実に潰しにかかっています。

大きなプレッシャーに苛まれる馬締でしたが、下宿している「早雲荘」の自室に戻り、日本初の近代的国語辞典である「言海(げんかい)」を手に取って、会社で松本先生が言っていた「どうにもならない思いにかられ仕事をする、私たちも同じです」という言葉に突き動かされ、「大渡海」編纂を全うする覚悟を決めたようでした。

 

 

馬締の恋の行方

5話で、馬締は自分と同じ「早雲荘」に下宿している、大家の「タケ」おばあさんの孫娘で、割烹料理屋「梅の実」で板前修業をしている「林香具矢(はやし・かぐや)」に恋文を認めて、手渡していました。

夜、香具矢が仕事から帰宅するまで玄関で正座をして待ち、香具矢が帰ってくると手紙というか書状を手渡し、そそくさと自室へ戻ってからは、落ち着かない様子で夜一睡もできなかったようです。今、上の階では香具矢が自分の恋文を読んでいるかと思うと……という。馬締は翌朝早く家を出ようとし、香具矢に呼び止められましたが逃げてしまいました。

会社で西岡にここまでの顛末を報告すると呆れられ、自身も情けなくなっている様子。さらに、そこへ仕事のプレッシャーも格段に増してしまうという、まさに踏んだり蹴ったりな状況でしたが、先述のように覚悟を決めた馬締は、帰宅した香具矢に返事を聞いていました。

 

当の香具矢は、そもそも馬締から渡された書状がラブレターかどうか確信を持てなかったようですし、文章中にわからない箇所もあったようで、それを朝に聞こうとしたのですが、馬締に逃げられてしまっていました。しかし、「恋文」の返事を聞かせて欲しいと言われたことで、やはりあの書状はラブレターなのだとはっきりわかることができました。上のTwitterのGIF画像はラブレターだとわかって頬を赤らめた香具矢です。カワイイ。

それとわかった香具矢は馬締の前から逃げるように自室へと去っていきました。馬締はそれを断られた(フラれた)と捉えたようです。しかし、香具矢はそのつもりではなく、もう一度しっかりと読み返そうと思い、慌てて部屋へ戻ったようでした。

夜、香具矢が馬締の部屋を訪れると、改めて馬締が香具矢に「好き」だと告白、香具矢も「私も好きです」と返事をしました。辞書編纂と料理、2人の進んでいる道は異なりますが、お互い「どうにもならない思い」に突き動かされようにしていることから、道を進む思いは一緒で、そんな2人はお互いにお互いを感じ取り、共振しているようでした。

 

 

おわりに

西岡がいなくなると、それ以降の辞書編纂の仕事は確かにとても大変そうです。しかし、佐々木さんはいますし、荒木や松本先生も助けてくれるはずです。真摯に取り組んでいれば、会社も評価してくれるかもしれず、そうすれば人員を回してやろうという気になってくれるかもしれません。

どのようなことがあってって、一歩ずつ進んでいくしか道はないのですから、馬締はそういうことができる人ですし、おそらく大丈夫でしょう。案ずるより産むが易し、です。

それより香具矢さんとは思いの外あっさりと付き合うことになりました。数話は引っ張るのかと思っていたので意外です。この辺の話をあっさり終わらせるとなると、もしかしたら時間のジャンプがそろそろ起こるかもしれないですね。つまり辞書編纂の仕事を始めから終わりまで描写することはなく、辞書編纂が終わる頃まで時間をジャンプさせてクライマックスを描くのではなかろうかという。そのタイミングがそう遠くない時期、数話内にやってきそうな気がします。そうなると、馬締と香具矢の関係がどのように変化しているのかが面白そうです。

今回は、タケおばあさんが「みっちゃん」と香具矢のことをとても大切に見守ってくれていることがわかりました。これまでもみっちゃんや香具矢のことを大切にしていましたけど、2人の恋路に関しても、暖かく見守っている様子が描写されていて、ほっこりしました。良いキャラです。

 

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