毎週金曜日00:55(木曜深夜)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ「舟を編む」が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
「 #舟を編む 」第十話です。ぜひ観て下さい。 pic.twitter.com/8GQ2vE8dK1
— 佐藤 卓哉 (@tak_tea3) 2016年12月15日
📖アニメ「舟を編む」第十話放送まであと100分📖
— ゼクシズ公式 (@zexcs_animation) December 15, 2016
『舟を編む』第十話放送を記念してスタッフにイラストを描いて頂きました!
今週も皆の熱き血潮と矜持にまばたきを忘れます!! #舟を編む #矜持 pic.twitter.com/R04xUraFnw
2016年12月16日の放送は10話「矜持」です。
「矜持」の読みは「きょうじ」です。矜持の意味は「誇り。プライド」で、例として「仕事に身を捧げた者の―」と本編には書かれていました。
私はこの言葉をつい「ねんじ(念持)」と間違えがちになります。念持とは、心に深く想って忘れないこと、です。こちらも良い言葉で私は好きです。
イントロダクション
口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然、街中で出会う。
中型国語辞典『大渡海』の刊行計画が進む、出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者を探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに。
「人をつなぐ言葉を編む」
伝わらない言葉。伝えられない想い。
これは、そんな不器用な人間達の物語である。
このようなイントロダクションです。
10話「矜持」
前々回8話から、7話から13年の時間が過ぎています。『玄武書房』の「辞書編集部」にいて「主任」となっている主人公「馬締光也(まじめ・みつや)」は、13年経っても中型国語辞典「大渡海」を編纂していました。
辞書編集部は、馬締と契約社員の「佐々木薫(ささき・かおる)」に、「岸辺みどり(きしべ・みどり)」というファッション誌の編集部から異動してきた女性も加わった3人に加えて、辞書編集部の嘱託社員となっている元辞書編集部の「荒木公平(あらき・こうへい)」が手伝ってくれ、また国語学者の「松本朋佑(まつもと・ともすけ)」が企画と編集を担ってくれています。
13年前(7話まで)に辞書編集部にいた馬締の先輩社員「西岡正志(にしおか・まさし)」は、宣伝部へと異動していますが、彼なりに辞書編集部を支えてくれているようです。10話では、本作の辞書紹介コーナー「教えて!じしょたんず」に登場している「じしょたんず」のうち、「大渡海」のマスコットキャラクターである「海くん(かいくん)」の携帯ストラップを作っていました。
9話ラストで、仕事中にみどりが大変なことを発見してしまいます。それは「大渡海」に「血潮」の言葉が抜けていたことです。同音異義語があって一つ見落としていたようです。
しかし、問題は「血潮」のようなことが他にもあるのか、という点で、馬締は「大渡海」に収録されている24万語全てをチェックし直すことに決めました。他の仕事と並行していたとはいえ13年経っても完成していない辞書ですから、馬締たち辞書編集部員だけでは途方もない時間がかかってしまいます。
そこで馬締たちはアルバイト、皆学生のようでしたが、を雇って大人数でチェックをすることになりました。夜通しで作業をしていることもざらにあったようで、寝袋を持ってきて寝ている人も映っていたり額に「冷えピタ」的な冷却ジェルシートを貼っている人がいたり机に顔を伏せて寝ている人がいたり馬締に無精髭が生えていたり、作業がいかに過酷かを物語っています。
そして時間は過ぎ、ようやく全ての言葉をチェックし終わりました。「血潮」の他に抜けはなかったことを確認できました。歓喜に湧く辞書編集部。
松本先生が入院
血潮問題が発生したのとほぼ時を同じくして、松本先生の奥様から辞書編集部に電話が入り、松本先生が入院した報せが馬締たちの耳に入りました。
馬締と荒木と西岡の3人で松本先生の入院先の病院へ見舞いに行きました。松本先生は上半身を起こして3人を出迎え軽く会話をした後、馬締に「大渡海」の進捗状況を聞いていました。入院しているのにやはりそちらの方が気になるのですね。
質問に答えようと馬締が何かを言おうとすると、西岡が割って入ってきて「バッチリッスよ!もうすぐ装丁のデザインもできるんだよな?」と言い、フォローに入っていました。この辺の気を遣えるところは流石に西岡です。今の松本先生に心労を増やすようなことは言うべきでない、ということですね。
馬締ならまともに血潮のことを話してしまうか、下手に誤魔化そうとして松本先生に察せられるか、してしまったことでしょう。
おわりに
後に、馬締の妻「香具矢(かぐや)」も松本先生を見舞いに行っていたようです。香具矢が言うには苦しそうにしていたこともあったようで……。何とか「大渡海」の完成の瞬間まで保って欲しいです。
もうこのシーンだけで涙出る。
— アニメ『舟を編む』放送中! (@funewoamu_anime) 2016年12月15日
来週は最終回「灯」、、タケさん、どうか見守っていて下さい!
本日もご視聴ありがとうございました。#舟を編む pic.twitter.com/j8v1YyR2j4
Cパートでは、8話だったか写真立てに収められていた、馬締と香具矢と馬締の下宿先「早雲荘」の大家だった「タケ」おばあさんの3ショット写真が撮られたときのシーンが流れていました。「早雲荘」は今は下宿屋ではなく馬締と香具矢の家になっているものと思われます。
いよいよ次回が最終回です。放送時間が異なるとか何とかテキストが画面に流れていたので、私と同じ録画組の方は要注意です。