ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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NHK『あさイチ』で心理テク特集のうち、相手と仲良くする「ミラーリング」には実体験がありました

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平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2016年5月23日は「心理学でハッピー人づきあい」の特集が組まれていました。

 

 

心理学でハッピー人づきあい

www1.nhk.or.jp

 

2016年5月23日のテーマは「心理学でハッピー人づきあい」でした。人づきあいの悩みを抱えている方は大変多いと思いますが、今回の『あさイチ』は心理学を応用した人付き合いを滑らかにするテクニックが紹介されていました。

相手との距離を縮めたいときにお勧めされていた「ミラーリング」や、相手の仕草から本心を見抜く「行動心理テクニック」、自分に正直に生きる「アドラー心理学」を使った心理テクニック、スポーツ心理学を応用した「イライラから抜け出す方法」などを、心理学を専門家の方々と一緒に見ていきました。

 

 

心理テクニック「ミラーリング」

個人的に最も興味を抱いた心理テクニックは「ミラーリング」です。「ミラーリング」については民放の番組で紹介されていているところを何度か観たことがあるのですが、そのいずれもが芸能人の方が紹介していたものだったので、心理学の専門家の方の監修のもとでの説明は今回初めて観ました。

『あさイチ』では亜細亜大学教授の重太みゆきさんが教えて下さいました。「ミラーリング」とは至ってシンプルでして、相手の仕草を真似るテクニックのことです。ミラーリングのコツはバレないようにすること、バレるとかえって逆効果だそうです。

具体的なミラーリングのやり方は「時差を付けて真似をする」ことと、「自分が相手にされて嫌だと思われそうな行動は真似をしない」こと、「相手の会話のキーワードを繰り返す」ことの3つです。

時差は1分以内であれば効果があるそうなので、直後ではなく少し待ってから頃合いを見計らって真似ると良いですね。相手にされて嫌だと思うことは、番組では腕組みが紹介されていました。

上手にミラーリングができていると、相手は自分の話をしっかり聞いてくれているな、と話していて楽しい気分になるのだそうです。

「ジョイニング」という言葉がカウンセリングにはあるようです。ジョイニングとは合わせること。合わせるのは相手のジェスチャーだけではなく、例えば相手の話すテンポとか雰囲気とか、ムードに合わせるということです。

 

 

私の自然なミラーリング体験

ナチュラルにミラーリングをしているなぁと感じたことは過去に何度か経験があります。私は今メンタルの病気を抱えているので友達が1人もいませんけれども、以前はそこそこ友人がいまして、特に仲が良い人と食事をしているときにはこれを感じたことがあります。

例えば、会話が盛り上がっているときに、私(か相手)がジュースやお酒の入ったグラスを手にすると、その直後に相手(か自分)もグラスに手をかけて飲む、私(相手)が煙草を吸い始めると、相手(私)も煙草に手をやる、といった具合に。会話による波長のシンクロ率みたいなものがあって、会話が盛り上がっていくに従ってシンクロ率も上がっていき、シンクロ率が高いときは行動も同調する、と私は感じていました。そういうときってお互いに呼吸も合っていそうですね。

今回『あさイチ』で紹介されていたミラーリングは仲が良くなりたいと思う相手に対して使ってみると良いかも、というニュアンスで紹介されていたので、既に仲が良い人が相手だった私の体験とは厳密には異なるかもしれないですけど、そういうことかなと思い出したので書きました。皆さんにも経験があると思います。

スタジオ出演していた専門家の一人、立正大学の齊藤勇さんが「私たちは好きな人と一緒にいると一緒の行動を取るのが一番心地良い」のだそうです。ミラーリングはそれを意識的に行うことで相手と仲良くなれるのではないか、という方法なのだそう。

 

 

おわりに

番組的に最も盛り上がっていたのは「アドラー心理学」についてだったかと思います。紹介されたアドラー心理学はかなり極端なというか日本の社会では実践するのは難しいのではないかと思われる内容でしたし、あるVTRが色々あれな感じであれだったことから、もしかしたら誤解を生んでしまうかもしれないと、スタジオでは誤解を解く説明で大変そうでした。

アドラーの心理学を日常へ活かす方法として番組が特に言いたかったことは「課題の分離(他人の課題に無理に付き合わなくて良い)」と「過去の失敗をトラウマにしない」だったかと思います。

 

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