平日16:50から放送されているNHK総合の報道・情報番組『ニュース シブ5時』、昨日の放送では冒頭で塚本堅一アナウンサーに関する謝罪がありました。
塚本アナの逮捕
2016年1月11日に、塚本アナウンサーは危険ドラッグを所持していたとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に医薬品医療機器法違反の疑いで同月10日に逮捕された、と報道されていました。
『シブ5時』が放送されている16:50-18:10の時間帯は、大相撲が開催されている期間、大相撲中継が優先されるため『シブ5時』はお休みをしています。報道があった11日というと、大相撲の初場所（一月場所）が初日を迎えた日だったと思います。日曜日ということもあって『シブ5時』は放送がなかったはずです。初場所は24日日曜日まで開催されていましたから、昨日の25日月曜日が報道後初めての放送となったはずです。
松尾アナと寺門アナの謝罪
番組は、司会進行を務めるNHKの松尾剛アナウンサーと寺門亜衣子アナウンサーが2人並んで挨拶する、いつもと同じ始まり方をしましたが、挨拶後に2人の口から出てきた言葉は謝罪でした。
松尾「番組でリポーターを務めていました塚本堅一アナウンサーが、危険ドラッグを所持していた疑いで逮捕されました。改めてお詫び申し上げます」
寺門「これから、皆様により良い番組をお届けできるよう、全力で頑張ってまいります。これから、どうぞ宜しくお願い致します」
と言っていました。私にはこの寺門アナの言葉がいまいちよくわかりませんでした。
それを所持していた罪は、NHKではなく塚本さん個人にあると思いますので、番組としてより良い内容にすることとは無関係ではないかと思うのです。松尾アナの言葉だけでよかったのではないかと。
番組の中で、塚本さんたちがそれを使用していたり、それとは無関係に不適切な言動などをしていたりしたならば、それはもちろん番組の問題でもあるので、司会の2人が謝ってより良い番組に……と宣言するのはわかるのですが。寺門アナがNHKの代表として謝罪した（それもおかしな話ですけど）ということなら、「より良い番組に」とは言わないわけですし。
番組として今以上に波風立てないようにするため、この件はこれで終わりにするため、とにかくひっくるめられるものを全てひっくるめて謝っておこうということなのでしょうか。個人的にはモヤモヤしましたが。
