平日朝のNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、昨日2015年11月11日水曜日は「切り干し大根」の回でした。
昨日放送のあさイチは「切り干し大根」特集です。国会中継があったため、短縮バージョンでしたが、その分巻きで放送されており、なかなかに濃厚な内容でした。
そして、やはり短縮バージョンというと、出演されるゲストは渡辺徹さんですね。ご本人も出演されると毎回、短縮バージョンだと呼ばれるとか何とか、必ずと言っていいほど話題にして笑いを取りに来ます。私はその話題には食傷気味ですけど、一般的には需要があるのでしょう、たぶん。
切り干し大根の栄養は?
切り干し大根の栄養って凄いんですね。切り干し大根の1食分15gで摂ることができる栄養は、食物繊維がレタス1玉分、カリウムがバナナ1.3本分、鉄分がプルーン15個分に当たるのだそうです。日本人はこれらの栄養素の摂取が少ないと言われているので、切り干し大根だけでこれだけ摂取できるというのはありがたい食品です。超優秀。
まず、切り干し大根といって思い出す調理方法は「煮物」ですよね。切り干し大根を水で戻してから、にんじんや油揚げをカットし、醤油・みりん・だし汁などと一緒に煮る、というあれです。
今回の特集ではレシピがたくさん紹介されていましたけど、何と「戻さない切り干し大根」レシピも紹介されていました。戻さない選択肢なんて、私にはなかったのでこれには驚きました。スタジオゲストの優木まおみさんも驚いていらっしゃいました。
切り干し大根を水で戻すと失われるよ!
切り干し大根を水で戻すと栄養素が失われるそうなんですね。鉄分が2割減、カリウム6割減、糖質6割減、旨味成分(グルタミン酸)が98%減。旨味成分減りすぎです。
戻さない切り干し大根レシピ
では、切り干し大根を水で戻さずにどうやって料理するの? という疑問が当然出てきます。私も思いました。番組では幾つか紹介されていましたが、最初に紹介されていたのが「素揚げ」です。
「切り干し大根の素揚げ」の材料は、切り干し大根50g、揚げ油を適量、塩・胡椒も適量、ただこれだけです。「切り干し大根の作り方」も簡単でした。
- 水で切り干し大根の汚れを落とし、ペーパータオルで水気を取り除きます。
- 150℃ほどの低音の油でかき混ぜながら揚げます。
- ほんのりと色づいたら取り出し、塩・胡椒で味つけをします。
これだけです。シンプル。お酒のおつまみにも良いそうですよ。
水に戻さない切り干し大根レシピは、他にも「切り干し大根のキムチ炒め」や「切り干し大根のお好み焼き」や「切り干し大根のスープ」が紹介されていたかと思います。炒めたり焼いたりしている間に、切り干し大根が戻るそうですよ。
いずれも簡単だったので、その日のうちに試すことができそうなレシピでした。
切り干し大根のヨーグルト戻しや調味料戻し、戻し汁を使ったレシピ
他には、切り干し大根を水で戻さずに、ヨーグルトで戻す「切り干し大根のヨーグルト戻し」なる技も紹介されていましたし、食べるドレッシングとして「切り干し大根の調味料もどし」、「切り干し大根の戻し汁」を使ったレシピ、切り干し大根を使ったカロリーダウンレシピが紹介されていました。
「切り干し大根のヨーグルト戻し」のレシピは、ヨーグルト戻しサラダよヨーグルト戻しミニハンバーグがありました。「切り干し大根の調味料戻し」は食べるドレッシングになっていましたし、「切り干し大根の戻し汁」は、戻し汁を使った煮物や戻し汁を使った炊き込みごはんとして紹介されましたし、カロリーダウンレシピは切り干し大根の焼きそばと切り干し大根のたらこスパゲッティです。
切り干し大根の戻し汁には、甘味成分が砂糖小さじ4杯分、グルタミン酸が粉末昆布小さじ1杯半、他にもグアニル酸やアスパラギン酸などの旨味成分が含まれているんですって。そのまま飲んでも甘く感じるほど美味しいそうですよ。こちらも驚きでした。
このように、短縮バージョンとは思えない充実ぶりでした。その分、冒頭のミニコーナーや、「ピカピカ☆日本」、「解決!ゴハン」といった定番のコーナーは休止していましたし、スタジオでの会話も極力減らす方向で進捗していて、全体的に慌ただしかったでしたけれども。
切り干し大根を戻さないレシピは、検索エンジンで検索をかけると情報が結構出てきます。気になる方は試してみてください。