平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2016年3月22日放送では「キャベツ」の特集が組まれていました。
目次
NHK『あさイチ』
NHK『あさイチ』は、毎週月曜日から金曜日の08:15から09:54まで放送されている、生活情報番組です。
春のキャベツスタイル
2016年3月22日の特集は「2016 春のキャベツスタイル」でした。
キャベツ。
本日は「センバツ」こと第88回選抜高校野球大会の3日目が開催されているため、番組は08:55までの短縮バージョンでの放送でした。
キャベツのベストな保存方法
個人的にも今回最も気になったのはキャベツの保存方法です。
『あさイチ』が提唱するキャベツのベストな保存方法は「芯を抜き ポリ袋に入れ チルド室」だそうです。
巷で噂されているキャベツの保存方法の中で何が一番キャベツの保存に向いているかを番組で実験をしていました。
手を加えないことで負担を減らす「そのままキャベツ」と、芯に片栗粉を塗ることでキャベツの呼吸を最小限に抑える「芯に片栗粉」、芯に爪楊枝を刺して成長の働きを止める「芯につまようじ」、成長点のある芯をくり抜いて働きを止める「芯抜き濡れティッシュ」の4種類を、常温で10日間置いての比較実験です。
一番保存状態の良かったのは「芯抜き濡れティッシュ」でした。
芯の部分が葉の栄養を使って成長をするため、芯を取り除けば葉には栄養が残るそうです。
ところが、濡れティッシュは使わない方が良いとのことです。
ティッシュに雑菌が発生する恐れがあるため。
結論としては、前述したようにキャベツの芯をくり抜き、その後ポリ袋に入れて冷蔵庫のチルド室で保存をする方法、これが一番のオススメのようでした。
ポリ袋に入れる理由は「湿度を高く保った方が良いから」と言っていたでしょうか。
乳酸キャベツ
「乳酸キャベツ」なるものが紹介されていて、こちらもかなり気になりました。
塩と砂糖を使っただけでキャベツが「乳酸キャベツ」に大変身するそうです。
乳酸キャベツはそのままのキャベツよりも、旨味成分の「グルタミン酸」が6.5倍も多く含まれています。
乳酸キャベツの作り方
「乳酸キャベツ」の作り方は至って簡単でした。
キャベツをみじん切りします。
細く切るほど乳酸菌が発酵しやくなります。
ジップロック的な保存袋にキャベツを半量入れ、塩小さじ2杯入れて残りのキャベツ半量を入れ、さらに味にまろやかさを出すため砂糖小さじ1/2杯を入れます。
揉んで全体をよく馴染ませたら平らにしペットボトルなどの重しを載せて常温で3-6日置きます。
置いているとキャベツから泡が出てきてそれが乳酸菌だそうです。
泡が発酵の合図。
泡が出てきて発酵が進んだことを確認したら、キャベツを保存袋から熱湯消毒した密閉容器に移し替えて保存します。
冷蔵庫で1ヶ月ほど保つそうです。
乳酸キャベツレシピ
乳酸キャベツを作っておくと料理のレパートリーが増えるということで、乳酸キャベツを使った料理のレシピも紹介されていました。
食パンの上にベーコンと乳酸キャベツ、生卵を落としチーズを乗せてトーストする「乳酸キャベツのオープンサンド」や、乳酸キャベツとひき肉を混ぜ合わせて「乳酸キャベツハンバーグ」や、味噌汁の具に乳酸キャベツを使って「乳酸キャベツのみそ汁」です。
その他のキャベツ情報
他にも色々とキャベツについての情報がありました。
例えば冬キャベツと春キャベツはそもそも種の品種が違うんだよとか、キャベツの外側の葉に一番ビタミンCが含まれているんだよとか、「キャベツの千切り」の方法は繊維を断ち切るように切って葉の柔らかなところと固いところとで切る長さを変えてあげると食感を楽しめるよとか、千切りをした後は氷水で冷やすと栄養は少し逃げるけど食感は良くなるよとか、「癌(がん)」の発症予防効果があるのではとか、です。
また、炎症や熱や痛みをキャベツは取り除いてくれるとも紹介されていましたね。
乳腺炎のお母さんが胸にキャベツを貼ったところ炎症が治まったということを仰っていましたし、発熱をしたときに頭にキャベツを貼る方も多くいらっしゃるようでした。
おわりに
今回は短縮バージョンでもたいへん参考になりました。
キャベツの芯をくり抜く保存方法と「乳酸キャベツ」が特に。
どちらも試してみたいです。