ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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原田知世さん主演の映画『時をかける少女』(1983年)を観ました。広島・尾道の古い町並みとソフトな色彩が良かったです

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2015年7月14日火曜日01:59-03:38(月曜深夜)に映画『時をかける少女』が放送されていました。これは2015年7月17日金曜日金曜ロードSHOW! で細田守監督の同名アニメ映画の放送を記念してのものだそうです。

 

www.kadokawa.co.jp

 

私は細田守監督の中で唯一楽しめる作品が『時をかける少女』でした。他のはどうも……。氏の作品はいずれもテレビでしか視聴していませんから、映画で観ればサマウォやおおかみも、違った印象を持ったかも知れないですが。

実は、今回の原田知世さんの“時かけ”は今回が初見でした。上映された1983年は既に生まれていましたし、当時の角川の盛り上がりは何となく覚えています。『セーラー服と機関銃』『探偵物語』『Wの悲劇』の薬師丸ひろ子さんや、今回の時かけの原田知世さん、渡辺典子さんといった、いわゆる角川三人娘の角川映画のヒロインたちは、フジテレビ、だったと思いますけど、TVCMでしょっちゅう見かけました。夏休みによく流れていた記憶。

でも私は映画観に行かなかったですし、ビデオを買ったり借りたりもしませんでした。要は興味がなかったです。ただ例外として、宮沢りえさんが主演した『ぼくらの七日間戦争』は観ました。面白かったです。こちらも角川ですよね、確か。でもそこから広げていこうとは思わなかったです。単に宮沢りえさんを観たいだけだったのかも。

今回も録画しようかどうか迷ったのですが、せっかくの縁ですから録画して観てみました。感想としては、物語も面白かったですし原田知世さんも可愛かったですが、何より物語の舞台となっている広島・尾道の風景が素晴らしく、尾道には行ったことがないのですが、強い郷愁にかられました。

本作は、監督が大林宣彦さんで、大林さんの「尾道三部作」の一つに数えられるのだそうです。当時のカメラやレンズ、フィルムの効果や大林さんの撮影スタイル的なものもあるのでしょうけれども、少し全体に黄色か何かの色を被せたような淡くソフトな色彩が、作品の、尾道の雰囲気に合っていると思えたのかも知れません。

2015年の尾道は、作品の83年当時の古い町並みのままで残されているのでしょうか。さすがに全ては無理でしょうけれども、ある程度は残っていて欲しいです。けど、そこの生活する人がいてのものですから、変わらないことの方が難しいですか。町全体で意識して、お金もかけていかないといけないでしょうし。

今回思いの外楽しめたことから、他の角川作品も観てみたくなっています。放送されたら積極的に観ていこう。

 

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