2024年6月10日のF1第9戦カナダGPにて、アルピーヌF1から発せられたチームオーダーに関して、「エステバン・オコン」がレース後に不満を漏らしているようです。
目次
エステバン・オコン
2024年6月3日、アルピーヌF1から所属のフランス人「エステバン・オコン」が2024年シーズンを最後にチームを離脱することが公式に発表されました。
詳しいことは上にリンクを貼った記事に書いています。
あわせてご覧になってください。
第9戦カナダGP
F1の2024年シーズン第9戦カナダGPが2024年6月8日から開催されました。
決勝レースの結果とその感想は以前当ブログに書いています。
上にリンクを貼った記事がそれ。
あわせてご覧になってください。
アルピーヌのチームオーダー
2024年6月10日はカナダGPの決勝レースにて、アルピーヌF1が自分たちのドライバーに「チームオーダー」を発しました。
レースの終盤、チームはオコンに対し、チームメイトの「ピエール・ガスリー」にポジションを譲るよう要請しました。
ガスリーをオコンの前に出して、さらにその前をゆくVCARBの「ダニエル・リカルド」を攻略せよということです。
オコンはチームに対して、リカルドの方が速いから「諦めろ」と返します。
しかし、69周目のターン8だったかと思いますが、結局、オコンはオーダーを受け入れガスリーを前にやりました。
実際にリカルドは彼らより速かったためガスリーは攻略できず、つまりオーダーは失敗しました。
DOUBLE POINTS FINISH IN CANADA 🤩
— BWT Alpine F1 Team (@AlpineF1Team) 2024年6月9日
HUGE TEAM EFFORT 👏 pic.twitter.com/9ffRQKkiSX
そこからが問題で、ガスリーはチェッカーを受けるまで、オコンにポジションを戻しませんでした。
レース結果はガスリーが9位、オコンが10位。
ダブルでポイントを取れましたし、どちらが前でも、獲得したコンストラクターズポイントは同じです。
ドライバーズポイントは同じではないことは、おわかりのとおり。
要するに、開幕戦バーレーンGPで、VCARBが角田裕毅に対して出したチームオーダーとほぼ同じですね。
オコンがチームに不満
レース後、チームオーダーの被害に遭ったと感じたオコンが、Sky F1に向けてチームへの不満を吐露したようです。
チームが両方のマシンで得点できたのは嬉しいが、順位は逆になるはずだった。
残り1周半か2周でピエールを先に行かせ、2秒半先を走る、我々より速すぎるダニエルを追い抜くようにという指示を受けたけど、その指示は意味をなさなかったんだ。
でも、僕はチームプレイヤーとして自分の役割を全うした。
僕は常に与えられたオーダーを尊重してきた。常にそうしてきたし、これまでのキャリアで何か違うことをしたことがない。
でも、そうだね、僕は自分の仕事は果たしたけど、今日はチームとしてはそれをできなった。とても残念だよ。
(これは自身の退団が迫っているためだと思うかと問われ)疑わしきは疑わないことにするよ。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
常にそうしてきた、という嘘をしれっと入れてチーム批判をする。
これがオコンのオコンたらしめているところですね。
とても「らしい」発言と思いました。
ただチームオーダーに関しては、ガスリーは最後にオコンに戻すことがフェアだと思います。
リカルドも角田に返さずにゴールしたため、その後メディアで騒がれました。
VCARBはどちらもポイントに関係なかったと記憶していますが、それならまだしも(いや、よくはないですが)今回はポイントが絡んでいます。
個人的にはオコンの怒りはごもっともと思います。
そして、退団するからオコンが被害を受けたのでは、というメディアの問いも、おそらくは正しいでしょう。
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おわりに
ということで、カナダGPでオコンが、チームオーダーを出したアルピーヌを公然と不満を述べた報道について感想を書いた記事でした。