貧乏ですが炭火焙煎工房『南蛮屋』さんのコーヒー豆「特上ブレンド」を購入しました。感想を書きます。
目次
炭火焙煎工房『南蛮屋』
今回コーヒー豆を購入したのは神奈川県厚木に本店を構える珈琲屋、炭火焙煎工房『南蛮屋』さんです。
『南蛮屋』は1984年創業の会社です。厳選された品質重視のコーヒー豆を熟練の焙煎士が炭火で焙煎し、焙煎したての豆を提供してくれるお店です。
以前書いた記事で、南蛮屋さんの「おいしいコーヒーの淹れ方」の動画を貼りました。
この動画を見た流れから公式Webサイトなども拝見して、それ以降一度は南蛮屋さんのコーヒー豆で淹れたコーヒーを飲んでみたいと思っていました。で、今回夢を実現させたと。
南蛮屋さんの本店は神奈川県の厚木にあるそうです。神奈川を中心に東京、埼玉、愛知、秋田、宮崎にも店舗があります。
ネットショップも展開されています。
近くに実店舗がないという方も、私のようにお金がなくて交通費も考えてしまう方・病気や怪我など事情があって遠出できない方も購入できます。
買ったコーヒー豆は?
私が今回購入した南蛮屋のコーヒー豆は「特上ブレンド」です。
特上ブレンドは100gで価格520円(税抜き)でした。税込みだと560円ほどになりますか。
画像が南蛮屋「特上ブレンド」のパッケージになります。南蛮人(?)が一人コーヒーカップを持って立っているイラストがどーんと描かれています。
貧乏でお金がないので100gのみ購入。
パッケージは紙のような見た目ですけどプラスティック製のようでした。
また、パッケージはジップつきの真空パックのタイプではありませんので、封を開けた後の酸化による劣化を遅らせるために、ジップロック袋やキャニスターのような容器を用意しておくと良いでしょう。
私はジップロックに移して、他の豆と間違えないようにパッケージも一緒に入れています。ジップロックに入れて空気を抜いた方がキャニスターより空気と触れることがないため鮮度が保てるイメージ。
画像が南蛮屋の「特上ブレンド」のコーヒー豆たちです。と私の潤いのない手。
袋から取り出すと、コーヒーの強い香りが漂ってきます。コーヒーの苦味のようなものとチョコレートのような甘い香りも含まれています。芳醇。
私の家には『業務スーパー』で売られている「ラグジュアリッチ」という豆も所持していますが、同時に両方の豆の匂いをかぐと、全くと言っていいほど香りの強さが違います。比べ物にならないレベルで南蛮屋さんのコーヒー豆の方が香ってきます。
スーパーで売られていた豆と、その日に焙煎士によって焙煎された豆を比べるのもどうかと思いますが……。
芳醇な香り、豊なコク、苦味と甘味をかねそなえた当店おススメのブレンドで、珈琲通の御用達になること間違いなしの自信の逸品です。南蛮屋ビギナーの方には、まずこのコーヒーを飲んでいただいております。
南蛮屋さんのWebページを拝見すると「特上ブレンド」はこのように説明されていました。まさに私はビギナーなのでこちらを購入しています。
ブレンドの配合は「ブラジル・ショコラ」と「コロンビア ウィラ スウィート」と「リントン マンデリン」で、味の特徴は「贅沢な甘いコクと苦味」、焙煎度合は「中深煎り」と書かれています。
ブラジル・ショコラは、南米「ブラジル」の豆で、「SC17UP」というグレードだそう。サントアントニオエステートコーヒー生産者組合(標高1000~1100m)で取れた豆。味の特徴は、すっきり印象的な風味と柔らかなコクで、焙煎度合は「中深煎り」とのこと。
コロンビア ウィラ スウィートは、南米「コロンビア」の豆で「エクセルソ」というグレードだそう。ウィラ県デサロージョ生産者組合(標高1500~1600m)で取れた豆。味の特徴は、しっかりバランスのとれたコクと風味で、焙煎度合は「中深煎り」とのこと。
リントン マンデリンは、東南アジア「インドネシア」の「マンデリンG-1」というグレードだそう。リントン地区近郊(標高1000~1200m)で取れた豆。味の特徴はしっかり贅沢な甘いコクと苦味、焙煎度合は「中深煎り」とのこと。
「ラグジュアリッチ」でも感じたのですが、私はブラジルとコロンビアの豆を使ったブレンドが好みな気がします。今回も好きな味と感じられたので。
淹れてみた
南蛮屋「特上ブレンド」をさっそく淹れてみました。
撮影は豆を購入したその日です。記事作成時点から少し前に撮影しています。
画像は蒸らしの後の2投目でしょうか。「ラグジュアリッチ」ばかり引き合いに出して申し訳ないですが、この膨らみは今までラグジュアリッチでは見たことのないレベルのものでしたので、感動しました。
画像の様子から豆の量は20gほどみたいです。
豆が私の腕だけの問題ではなかったのだとわかった瞬間です。私の腕の問題ももちろんあるのですが……それだけではないと。
しかしながら上に貼った南蛮屋さんの動画のようにはいかず。あの違いはなんでしょうねぇ……量でしょうか。
使用ドリッパーは上に貼った記事にも紹介しているとおり、『HARIO(ハリオ)』の金属フィルターのドリッパー「カフェオール」です。
これは3投目? 2投目の続きかもしれません。お湯が投入された先に泡が立っていますね。こういった泡が重要みたいですね、ハンドドリップでは。
こちらが3投目かもしれません。上の画像ほどは膨らみがなくなっています。しかし縁を見るとまだ膨らみは維持されているようにも見えます。
こちらが3投目を淹れ終えた直後、膨らみが減っていくときの様子でしょうか。
で、こちらが4投目かなと思います。これで淹れ終えたはず。
画像がドリップが終わって、サーバからマグに入れ直した「特上ブレンド」コーヒーです。
「ラグジュアリッチ」との色の違いは感じられません。
味は柔らかなコクと苦味があります。苦味はラグジュアリッチが強くて苦手な人はいそう。南蛮屋さんの方がほのかな苦味の印象です。酸味はどちらも少なめでした、どちらの方がより少なかったかは判別つかず。
コーヒー豆を挽く前や挽いているときにかいだ、両者の香りの違いより、飲んだときの味の違いの方が小さい気がします。
そこで改めて思うことは、「ラグジュアリッチ」のコーヒーも市販されている、1g1円しない価格で購入できる豆としては美味しいということ。南蛮屋さんのようなリッチなコーヒーはたまの贅沢で飲み、日常使いはラグジュアリッチで十分かなというのが今の私の感想です。
舌がバカで良かったのか悪かったのか微妙なところ。皆さんが飲めば違いがもっとはっきりしているかもしれません。
まだ私の技術が足らず、淹れ方が不安定なことも影響している可能性は大いにあります。南蛮屋さんの豆の味を十分に引き出せていない可能性が。
上手く淹れられた!
先ほど幾つか貼った画像は、「特上ブレンド」を購入したその日に淹れたときに撮影したものです。
購入から数日経ったある日、何の気なしに淹れた「特上ブレンド」が今まで飲んだどのコーヒーよりも美味しかった、という出来事がありました。
このときの比較は味が伝わる強さが圧倒的に南蛮屋さんの勝ちでした。ガツンと味が来ましたし、飲み込んだ後の口に残る余韻も長く、味わい深かったです。感動。
撮るつもりがなかったので、そのときの画像は一切ありません。後ですっごい後悔しました。
淹れ方が安定していない証左でもあるのですが、稀に美味しいコーヒーを淹れられるくらいにハンドドリップのスキルが向上しているとも言えそうです。
そのとき何をしていたかというと「豆の量」を増やしていました。
普段は10g使っていたのですが、このときだけは奮発して12g使っています。13gに近い12g。2gほど豆を増量したことが一番の原因なような気がします。単純に豆を多く使用したから濃く感じられたという。
違いはもう一つ。先ほどコーヒーを淹れているときの画像では「蒸らし」を含めてお湯を4回投入していましたが、このときは蒸らしを含めて3回、1回分減らしていました。
お湯を投入する回数を減らす効果のほどはわかりませんけど、違いといえば「回数」の違いもありますね。
豆の膨らみもこのときが一番ふんわりして、淹れ終わるまでの膨らみも一番安定していたようでした。
ドリッパーは同じ「カフェオール」でした。
お湯の温度は温度計で計っていないのでわかりません。計った方が原因がわかりやすいでしょうから、今後使ってみましょうか。甘酒を作るために購入したものが家にあります。
おわりに
ということで『南蛮屋』さんの「特上ブレンド」についての記事でした。
今後はどうしましょうか。南蛮屋さんのコーヒー豆を全て飲んでみるか、他のお店の味を試してみるか、あるいは生豆からの焙煎にトライしてみるか。
生豆の読みって何ですかね。「きまめ」? 「なままめ」?
現実的なことを言えば、金銭面の問題でそう何度も購入できないですから、全て試す頃には年単位で時間が経過していそうですけど……。
本文中に、ブラジルとコロンビアのブレンドが好みだと書いています。好きと感じる理由がどちらにあるのかも見極めたいのです。ブラジルなのかコロンビアなのか、ブレンドされて初めて好きと感じられているのか、を。
Amazonで南蛮屋さんのコーヒーバッグが売られていました (↓) 。コーヒーバッグを使ったことがないのですが、紅茶のティーバッグと同じ使い方で良いのでしょうか? それなら気軽にコーヒーを楽しめますね。