毎週火曜日22:29より、TOKYO MXにてアニメ『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』が放送されています。
宇宙世紀0083年。オーストラリア・連邦軍トリントン基地のテストパイロット、コウ・ウラキと、アナハイム社のエンジニア、ニナ・パープルトンの目の前で、核弾頭を搭載したガンダム試作2号機GP02Aが強奪された。それはジオン残党のアナベル・ガトーによる犯行だった。
コウはガンダム試作１号機GP01のパイロットとなると、戦艦アルビオンに搭乗しガトーを追撃する。アフリカへ逃れたガトーを追うコウの前に、地球に居残ったジオン残党が立ちふさがった。
コウの目の前で宇宙へと逃げるガトー。それを追って宇宙に上がったアルビオンを待っていたのは、新たな敵シーマ・ガラハウと、デラーズ・フリートの決起宣言だった。
というイントロダクションです。本作0083は、ガンダムシリーズのOVAです。1990年製作で、1991-92年に全13話が発売されたそうです。
4話「熱砂の攻防戦」が終わって
記事作成現在、4話の「熱砂の攻防戦」まで終わっています。オーストラリアにある連邦軍トリントン基地にて、ジオンの残党のアナベル・ガトーによるガンダム試作2号機GP02A「サイサリス」が強奪され、テストパイロットである主人公コウ・ウラキたちは強襲揚陸艦、ペガサス級7番艦アルビオンで2号機奪還作戦を展開中です。
4話ではアルビオンはガトーを追ってアフリカまで来ています。なかなかガトーの足跡を掴めずにいましたが、アルビオン内にアナハイムのスタッフとして入っていたジオンのスパイがいることが判明します。アルビオンはスパイをあえて捕らえず泳がせることで、ジオン残党の隠れ家を探ろうとします。しかし、スパイは陽動で……、ジオンの残党はキンバライト鉱山基地において、HLVに2号機を積み、宇宙に打ち上げようとしています。敵の目的に気がついたアルビオンは、何とかそれを阻止しようとしますが……というところです。
4話は個人的に0083の中でもかなり好きな話です。何が良いって、それはキンバライト鉱山基地から出てくるザクとドムですね。私はモビルスーツではザクが1,2を争うほど好きですし、ドムもトロピカルタイプは凄く好きです。前回2話終了後に記事を書いた時にも似たようなことを書いたと思いますけど、何度でも書きます、大事なこと……でもないですね。
今回登場していたザクは、機体名称がザクII F2型 (ZAKUⅡ F2 type) 、型式番号がMS-06F-2です。後期生産型。キンバライト基地のアフリカ仕様のカラーリングで、ベージュをメインとして、脚部のみ青みがかったホワイトのカラーリングでした。「キンバライトカラー」というのだそう。ベージュはチャック・キースが乗っていた連邦が接収したザクのピンクベージュとは異なるようです。連邦ザクの方が明るいベージュに感じられます。
例外は、キンバライト鉱山基地のノイエン・ビッター少将が乗る後期生産型ザクIIで、シャアザクのように、頭部にブレードアンテナが付いている専用機でした。カラーリングもグリーンをメインに使っていて、砂漠仕様ではないベーシックな色合いです。
ドム・トローペンもキンバライトカラーでした。ドム・トローペン (DOM TROPEN) は型式番号MS-09F/TROP。ドムを熱帯・砂漠地帯用に改良した機体です。胸部・肩部・腰部・足部が濃ブラウン、その他がブラウンの2色使いでした。これまで出てきたドム・トローペンはネイビーとパープルの、いわゆる「ドム」のカラーリングでしたが、キンバライトカラーはトロピカル仕様です。これが格好良い。
結果として、キンバライト・ザクもキンバライト・ドムも、コウ・ウラキのゼフィランサスに呆気なくやられてしまいますけれども。そういったやられっぷりも含めて好きです。
そういえば前回3話から「不死身の第4小隊」のアルファ・Ａ・ベイトとベルナルド・モンシアとチャップ・アデルが連邦側に追加で参加しています。アルファとベルナルドはジム・カスタムを、チャップはジム・キャノンⅡに乗っています。後にチャックもキャノンに乗った気がします。「不死身の第4小隊」のうち、特にベルモンドがいちいちコウ・ウラキに絡んできて面倒くさいんですけど、でもこれは主人公が主人公となるための通過儀礼ですね。ありがちなやつです。確か、彼ら3人は後にティターンズに配属されるはずです。『機動戦士Zガンダム』に繋がってくる話ですね。
ジム・カスタムは機体名称がジム・カスタム (GM CUSTOM) 、型式番号がRGM-79Nで、ジム・キャノンⅡは機体名称がジム・キャノンII (GM CANNON Ⅱ) 、型式番号がRGC-83です。
