ディスディスブログ

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白鵬が嘉風に引き落としで敗れ、横綱になって初の連敗です。舞の海さんが相撲を解説していました

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2015年秋場所(平成二十七年九月場所)の2日目、横綱の白鵬が嘉風に敗れる波乱がありました。白鵬は初日に隠岐の海に破れていますから、2日続けての連敗スタートとなりました。白鵬にとっては横綱に初めての連敗だそう。

初日に敗れた東の横綱・白鵬は今日2日目、こちらも初日に敗れた西前頭筆頭・嘉風と対戦しました。白鵬は、嘉風に廻しを取られないよう距離を開けて相撲を取られ、最後は引き落としから土俵に両手を付いてしまいました。

今日のNHKの放送では舞の海秀平さんが解説を担当していました。舞の海さんは、先場所の初日でしたか、白鵬の相撲を見て「力が落ちている」と発言していた人物です。白鵬は序盤に苦戦しつつも結局は優勝し、優勝インタビューで「誰とは言いませんが、力が落ちたと言われたので……」と舞の海さんの発言に反撃をしていました。

そういう経緯があったことを実況担当のアナウンサーさんも知っていて、この方、藤井康生アナウンサーですが、が意地悪にも今日の取り組みの後で舞の海さんにその件を突いていました。

舞の海さんは、騒動後に色々な方面から散々言われたでしょうし、あまりドストレートな受け答えをしないように、言葉選びに注意を払って答えていていたように聞こえました。

「一番強かった頃に比べると落ちてはいるでしょうね……」

「離れたときにですね……やっぱり、下半身を見ていますと、こう……バランスを取るその……感覚、能力というのは若干落ちてきているような感じはしますよね」

このように、多少オブラートに包んだような、でも先場所の発言に沿った内容に受け取れる発言を今回もしていました。舞の海さんにとっては、先場所に受けた白鵬の印象に変化はなさそうです。

私は大相撲の解説の中でも舞の海さんの意見を最も信頼しています。なので先場所の舞の海さんの意見も素直に受け取りました。「でも結局優勝したじゃん」という意見も当然あるでしょうけれども、相手があっての相撲ですから、白鵬個人として力が落ちてもまだ場所で優勝するだけの力があった、と考えれば別段不思議はないでしょう。それだけ、これまでの白鵬の力は他を圧倒していた、ということかと思います。

実際に舞の海さんは、白鵬はこの逆境を跳ね返して優勝出来るだけの力はまだまだありますから、やって欲しいですね、というような白鵬の奮起に期待するコメントを残しています。ただ叩きたい人ではありません。

舞の海さんが仰っていたように、場所はまだ始まったばかりですので、終わってみれば白鵬、となる可能性も大いにあろうかと思います。しかし、今回の開幕2連敗の衝撃は、先場所の比ではないくらいに大きいものでした。

本日の向正面の解説は元若荒雄の不知火さんでしたが、白鵬に勝った嘉風は攻めなかったことが良かった、と言っていました。舞の海さんも同じようなことを言っていました。今日の嘉風の取り組みが今後、白鵬と当たる力士の参考になるのではないか、という不知火さんの意見でした。押し相撲よりも見ていく方が白鵬は嫌がるのでは、ということです。

勝った嘉風は「“信じられない”というのはこういうことなのかと思いました」などとインタビューで感想を言っていました。でも取り組み前から、ある程度白鵬から離れて見て相撲を取ることは、頭に片隅に入れていたみたいです。

明日3日目の白鵬は結びの一番に登場して、東前頭筆頭・碧山との対戦が予定されています。碧山も開幕から2連敗スタートです。碧山は当然、初日の隠岐の海と2日目の嘉風の相撲を見てから臨むはずです。舞の海さんや不知火さんの解説も聞いていることでしょう。明日どういった相撲をとってくるのか、興味があります。

 

 

追記

www3.nhk.or.jp

 

今日2015年9月15日、秋場所3日目から怪我で休場だそうです。左膝の怪我でしたか……。

 

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