ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

実が「きんぴらゴボウ」を美味いと言うまでの美代子の緊張感に、川本世津子に負けまいとする女の意地が見られました - 朝ドラ『ひよっこ』112話の感想

スポンサーリンク

NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年8月10日放送の第112話は、みね子の父・実が茨城に帰り、いよいよ田植えというところです。

 

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次  

 

 

『ひよっこ』第19週「ただいま。おかえり。」

www.nhk.or.jp

 

2017年8月7日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第19週「ただいま。おかえり。」が始まっています。物語の時代は昭和42年(1966年)の5月頃と思われます。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は19週現在、両親と自分がお世話になってきた、赤坂にある「あかね坂商店街」の裏路地に店を構える洋食屋「すずふり亭」でホール係の職に就いています。

「すずふり亭」はみね子の他、店主の「牧野鈴子(まきの・すずこ、演:宮本信子)」と、鈴子の息子で料理長の「牧野省吾(まきの・しょうご、演:佐々木蔵之介)」、コックの「井川元治(いがわ・げんじ、演:やついいちろう)」、見習いコックの「前田秀俊(まえだ・ひでとし、演:磯村勇斗)」の計5名が働いています。

みね子と同じホール係だった「朝倉高子(あさくら・たかこ、演:佐藤仁美)」は、みね子の幼馴染み「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希郎)」の兄「太郎(たろう、演:尾上寛之)」と結婚して奥茨城に嫁ぎました。

みね子は「すずふり亭」のすぐ裏にある「あかね荘」という木造2階建てのアパートの2階に住んでいます。

「あかね荘」には現在8人が暮らしています。大家が、鈴子と昔馴染みの「立花富(たちばな・とみ、演:白石加代子)」です。住人は有楽町にある会社に勤務する事務員(オフィスレディー)「久坂早苗(くさか・さなえ、演:シシド・カフカ)」と、富山県出身の売れる気配がしない漫画家志望「新田啓輔(にった・けいすけ、演:岡山天音)」と同じく「坪内祐二(つぼうち・ゆうじ、演:浅香航大)」、みね子、省吾目当てで引っ越してきた(?)みね子の元上司「永井愛子(ながい・あいこ、演:和久井映見)」の6人に加え、みね子と幼馴染「助川時子(すけがわ・ときこ、演:佐久間由衣)」がみね子の部屋に転がり込んでいて、今はみね子の父「谷田部実(やたべ・みのる、演:沢村一樹)」がみね子と同居しているため、時子は愛子の部屋にいます。

「すずふり亭」のある「あかね坂商店街」には、「すずふり亭」の他に中華料理店の「福翠楼(ふくすいろう)」と、和菓子屋の「柏木堂(かしわぎどう)」、バーの「月時計」が登場しています。

「福翠楼」は店主が「福田五郎(ふくだ・ごろう、演:光石研)」でその妻が「福田安江(ふくだ・やすえ、演:生田智子)」、「柏木堂」は店主が「柏木一郎(かしわぎ・いちろう、演:三宅裕司)」で、一郎の息子(養子)が「柏木ヤスハル(かしわぎ・やすはる、演:古舘佑太郎)」、「月時計」の店主が「竹内邦子(たけうち・くにこ、演:白石美帆)」です。

一郎は鈴子の幼馴染みで、邦子は省吾の幼馴染み、ヤスハルは省吾の一人娘「牧野由香(まきの・ゆか、演:島崎遥香)」の幼馴染みです。

 

 

実が奥茨城村に帰る

行方不明になっていた実は故郷の奥茨城村に帰る決意を固めました。記憶はまだ戻っていません。戻らないかもしれない、と医者には言われていました。

今はちょうど田植えの時期、実家も農繁期に入るため、みね子も一緒に帰ることにしました。「すずふり亭」の皆も快く背中を押してくれています。

実は2年半以上ぶりとなる帰郷です。が、記憶がない今は初めて訪れる土地で、バスの車掌である「益子次郎(ましこ・じろう、演:松尾諭)」のことも全く覚えていません。

次郎は来年(昭和43年?)でしたか、そのときには車掌の職には就いていないと言います。何でもバスがワンマン化するので次郎たち車掌は要らなくなるためです。それなので、自分が辞める前に実が奥茨城に戻ってきて、再びバスに乗ってくれたくれたことを喜んでいました。

実はそんな次郎に対して「ご苦労様でした」と労い、みね子もそれに倣って感謝を述べると次郎は涙をするのでした。

バスを降り、奥茨城村の大地に立つ実。バス停から家までの田んぼだらけの道中でも、過去を思い出すことはないようでした。

鯉のぼりがはためく家の前に着くと、実の妻(みね子の母)「谷田部美代子(やたべ・みよこ、演:木村佳乃)」と実の父(みね子の祖父)「谷田部茂(やたべ・しげる、演:古谷一行)」は畑で作業をしています。

みね子が2人に呼びかけると、美代子も茂も農作業を止めてみね子と実を迎え入れました。

実は2人に向かって深々と頭を下げ、「帰ってきました」と言うのです。

実は中学2年生でしたか、次女(みね子の妹)の「ちよ子(ちよこ、演:宮原和)」と、小学生の「進(すすむ、演:高橋來)」とも数年ぶりの再会を果たしています。ちよ子も進も大喜びで父親の帰宅を迎えていました。

ちよ子は中学生になったからか、進と違って父親に抱きつかなかったことが、彼女の心の成長を表しているようです。でもこの場合は素直に抱きついて良いと思いますけれども。

実は、揃った家族の前で改めて謝っていました。自分の記憶が戻るかわからないし、自分がこれからどうなるのかわからないけど、奥茨城でもう一遍やり直したい生き直したいと思って戻ってきました。どうかよろしくお願いします、と頭を下げました。

茂は「よう帰えってきた」と労い、実は涙するのでした……。

 

 

いざ田植えへ

帰宅の挨拶が済み、見た目には以前と同じ谷田部家の風景が展開しています。

しかし、実の記憶は戻らないことから、浴衣のサイズがピッタリだったり、夕食に出された「きんぴらゴボウ」が美味しかったり、当たり前のことに逐一喜ぶ辺りはやはり、家族にとって非日常感があるようでした。

美代子は実がご飯を美味しいと言うまで、心配をしていたみたいです。記憶をなくしてからの実はあの大女優「川本世津子(かわもと・せつこ、演:菅野美穂)」の料理ばかりを食べてきましたから、自分の料理をどう思うのだろうかと、気が気ではなかったのでしょう。きんぴらゴボウを美味しいと言ってくれたことに大いに安堵したようでした。女同士の見えない戦いがそこにはありました。

進は無遠慮に父ちゃんは本当に昔のことを覚えていないのかと聞きます。もしかしたら実にとっては遠慮される方が辛いかもしれず、進の言動はありがたかったかもしれません。

進は自分がこれまでした「おねしょ」のことも覚えていないと喜ぶのでしたが、それを口にしてしまった時点で意味はないよと家族を笑わせていました。

翌日、いよいよ田植えの日です。実にとっては初めての田植え(の感覚)です。

出発前に父・茂に対して、「実って良い名前ですね。好きです」と言うのです。それを聞いた茂は泣くのですが、周りに見せまいと「行くぞ」とだけ言って1人で先に田んぼへ向かうのでした……。

 

 

おわりに

物語上、大きな・派手な出来事がないここ2回でしたが、実を奥茨城に再フィットさせるための重要な回でした。まだ関係がぎこちないことは当たり前なことで、実的には少しずつ溶け込もうと、茂たち的には少しずつ受け入れようとしている様は、心が苦しくもなり温かくもなるものでした。

例年通りだとすれば、田植えには時子の母「助川君子(すけがわ・きみこ、演:羽田美智子)」たち助川家や、三男の母「角谷きよ(すみたに・きよ、演:柴田理恵)」たち角谷家、実の弟で隣り村で暮らしている「小祝宗男(こいわい・むねお、演:峯田和伸)」も手伝いにやって来るはずです。

次回、次々回は一転して騒々しくなりそうですね。それはそれで楽しみです。

 

スポンサーリンク