「F1 (Formula 1、エフワン) 」の2019年プレシーズン・テストが、日本時間の2019年2月18日から始まります。
ウィンターテストの情報をネットで収集する私の方法と見どころを紹介します。
目次
2019年ウィンターテストの日程
2019年のプレシーズンに行われるF1合同テストの日程についてです。
プレシーズンテストは第1回と第2回の2回が、各4日間予定されています。
- 第1回:2月18日から2月21日までの4日間
- 第2回:2月26日から3月1日までの4日間
以上の日程です。
記事作成日が2019年2月18日ですから、まさに今日から開催されます。
ワクワクします。
時間は日本時間の17:00からですか。
プレシーズンテストが行われる場所は?
プレシーズンテストが開催される場所についてです。
合同テストが開催されるサーキットはスペインはバルセロナにある「カタロニア・サーキット(カタルーニャ・サーキット)」です。
第1回、第2回ともに同じ場所で開催予定。
昨年2018年もカタルニア・サーキットで開催されました。
しかし、雪が積もったり気温が低かったりで、F1カーを走らせるのに不向きな路面状況が続いていました。
一時はバーレーンでしたっけ、2019年のプレシーズンテストを他の国で行うのではとの噂が流れるほど。
結局は今年もカタルニア・サーキットに落ち着いたようです。
2019年F1プレシーズンテストを見る方法
2019年のF1のプレシーズン・テストを見る方法です。
記事作成時点でウィンターテストはまだ始まっていませんので何とも言えないものがありますけれども、以前当ブログで紹介したものと変わりないと思います。
私の方法、それはテスト情報を細かく伝えてくれるWebサイトを見ることです。
残念ながら動画配信ではありません。
テキストサイトですね。
Autosport
1つは『Autosport』さんです。
Webサイト内に「Autosport Live」というページがあって、ページのテキストや画像を見て情報を得ます。
画面にはテストの内容、例えば各チームのTwitterや、F1担当の記者のレポートといった情報が随時タイムラインに上がってきます。
画面右には、コースを走ったドライバーとマシン(チーム)、ベストタイム、ベストタイムを出したときに使用したタイヤが表示されます。
ブラウザ側で広告等の制限をかけていると、情報を見られない可能性がありますのでご注意ください。
記事作成時点でプレシーズンテストは始まっていないので、昨年と同じように見られるかはわかりません。
間違えた情報かもしれないのでご注意ください。
追記:
同じように見られるようです。
GPToday
もう1つは『GPToday』さんです。
昨年までは『F1Today』というサイト名でしたが、いつからか変わっていました。
昨年までは、F1Todayさんのトップページ右にある「TEST SESSIONS」と書かれた欄にある、その日の「LIVE」リンクを選択することで、プレシーズンテストの画面へ移行できました。
画面には、先ほど『Autosport』さんで紹介したのと同じようなテキスト情報を見ることができました。
そして、走ったドライバーの名前、国籍、チーム名、ベストタイム、トップとのタイム差、周回数が表示されまていました。
Autosportさんとの違いは、GPTodayさんは天気と気温、路面温度、各ドライバーの周回数がわかることです。
Autosportさんの方が各チームのTwitterなども入れてくれるので、画像や映像が多くて現場の雰囲気をつかみやすいです。
どちらかが良いかというより両方を見ると、お互い足りないところを補完しあって良いかと思います。
GPTodayにサイト名が変わったのと同じタイミングと思われますけど、サイトのデザインも変わっています。
ですから、プレシーズンテストへ行くための手順が異なるかもしれませんし、あるいはページ自体が存在しないかもしれません。
追記:
テストのページがありました。
ページへ行く方法は、サイトのトップページの右側「SHOW SIDEBAR」を選択→サイドバーの項目「Test calendar」内のテスト当日の「Live」部分のリンクを選択、です。
あるいは、トップページの記事一覧から「LIVE Updates: Follow the ***** day of the first test in 2019」のページリンクを選択、です。
ただし追記時点でテストが始まったばかりです。
昨年までと同じようなテキストメインのタイムラインが表示されるかは未確認です。
同じようなタイムラインでしたが、昨年までより洗練されています。
洗練されているけど昨年までの方が見やすいです。
慣れの問題と思います。
その他
その他、Twitterの検索窓で「F1 2019 test」などの文言で検索をかけると、現地からストリーミング配信をしている方のアカウントを見つけられるかもしれません。
昨年はFacebookでも現地からライブ配信をしている方がいらっしゃったそうです。
2019年F1のエントリーリスト
2019年F1のエントリーリストです。
正確な情報はFIAのページをご覧になってください。
- カーナンバー、ドライバー名、チーム名 (PU) の順
- 44:ルイス・ハミルトン「メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ」(メルセデス)
- 77:バルテリ・ボッタス「メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ」(メルセデス)
- 5:セバスチャン・ベッテル「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ 」(フェラーリ)
- 16:シャルル・ルクレール「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ」(フェラーリ)
- 33:マックス・フェルスタッペン「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」(ホンダ)
- 10:ピエール・ガスリー「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」(ホンダ)
- 3:ダニエル・リカルド「ルノーF1チーム」(ルノー)
- 27:ニコラス・ヒュルケンベルグ「ルノーF1チーム」(ルノー)
- 8:ロマン・グロージャン「リッチ・エナジー・ハースF1チーム」(フェラーリ)
- 20:ケビン・マグヌッセン「リッチ・エナジー・ハースF1チーム」(フェラーリ)
- 55:カルロス・サインツJr.「マクラーレンF1チーム」(ルノー)
- 4:ランド・ノリス「マクラーレンF1チーム」(ルノー)
- 11:セルジオ・ペレス・メンドーザ「レーシング・ポイントF1チーム」(メルセデス)
- 18:ランス・ストロール「レーシング・ポイントF1チーム」(メルセデス)
- 7:キミ・ライコネン「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」(フェラーリ)
- 99:アントニオ・ジョビナッツィ「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」(フェラーリ)
- 26:ダニール・クビアト「レッドブル・トロロッソ・ホンダ 」(ホンダ)
- 23:アレクサンダー・アルボン「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」(ホンダ)
- 63:ジョージ・ラッセル「ウイリアムズ・レーシング」(メルセデス)
- 88:ロバート・クビサ「ウイリアムズ・レーシング」(メルセデス)
以上です。
レーシングポイントは昨年までフォース・インディアだったチームです。
レギュレーション変更
今年は(も)レギュレーション変更があります。
大きなところでは、「フロントウィング」と「リアウィング」が両方ともサイズが大きくなり、フロントタイヤからサイドポンツーンまでに見られる「バージボード」と呼ばれる整流板の規制が入ったようです。
噂では、これらのレギュレーション変更によって、2019年のF1は2018年より1周1秒以上遅くなるとか。
その代わり、前を走る車の真後ろに付きやすくして、オーバーテイクが増えることを狙っているとのことです。
私は技術的なことはさっぱりですから、詳しくは皆さんでお調べになってください。
個人的な見どころ
2019年F1プレシーズンテストの私の個人的な見どころです。
レッドブル
一番の見どころは「レッドブル」ですね。
レッドブルは2019年からホンダと手を組んでいますから。
残念ながらレッドブルのチーム名は『レッドブル・レーシング』のようです。
『レッドブル・ホンダ』とはならず。
2018年、ホンダは「トロ・ロッソ」と契約をして、トロロッソ・ホンダとして活動していました。
2018年シーズンのトロロッソ・ホンダの情報を見ていると、速さを見せるレースがあっても、実力どおりにことを運ぶことができないレースも多い、安定したパフォーマンスを出せていない印象を持ちました。
原因はトロロッソのチームとして未成熟な部分もあるでしょうし、ホンダのエンジンパワーがまだまだ足りていない部分もあるでしょうし、トロロッソとホンダの連携不足もあったでしょうし、一つに限定できないものがあったように感じられます。
2019年からはトロロッソの親分、レッドブルとの契約に結びつけ、本格的に勝利を目指すことになります。
優勝が近いチームとの契約にこぎつけたとも言えますし、言い訳ができない環境に身をおくことになったとも言えます。
テストで得られる情報量が単純計算で2倍になるのですから、ホンダにとっては良いことですね。大変でしょうけど。
2018年のレッドブルは、メルセデスやフェラーリには水を開けられていた印象です。
原因はルノーエンジンのパワーの無さにあったでしょうか。
エンジンパワーが比較的影響しにくいサーキットで、マシン性能やドライバーの腕でもって勝利をもぎ取っていた感覚を持ちます。
レッドブルのドライバーラインナップは、フェルスタッペンが残留し、リカルドがルノーへ移籍、リカルドの替わりにトロロッソからガスリーが昇格しています。
マシンは今年から「エイドリアン・ニューウェイ」が本格的に戻ってくるみたいですし、相変わらず最高峰レベルにあるでしょうから、あとは……ですね。
トロロッソはドライバーが2人とも替わりました。
ガスリーがレッドブルへ昇格し、ブレンドン・ハートレイとは契約をせずに、ダニール・クビアトが復帰、アレクサンダー・アルボンがF2から昇格しています。
フェラーリ
「フェラーリ」にもストップ・ザ・メルセデスへの期待がかかります。
https://formula1.ferrari.com/en/
2018年は最大のチャンスだと思ったのですが……。
シーズンの前半、特に序盤はマシン的にはフェラーリがメルセデスに勝っていたと思うんですよね。
ドライバーの実力差なのか、チームのマネージメントの問題なのか、メルセデスに負けたというよりかは、どちらかというと自滅した印象を持っています。
2019年のフェラーリはドライバーが変更されました。
ベッテルが残留し、彼のパートナーがライコネンからルクレールへと替わっています。
ルクレールは速さを持っているかもしれません。
しかしトップチームでの実績は皆無ですから、トップレベルでどれだけやれるのかは未知数と言えるでしょう。
ベッテルとの相性の問題もありますし、ルクレールの出来次第でメルセデスを打倒できるかどうか、結果が変わってくるかもしれません。
ドライバー単体で考えると、ベッテルではハミルトンに勝てないことがわかってしまった感が個人的にはあります。
あくまでも個人的には、です。
レッドブル時代のように、先行逃げ切りで勝てるくらいに速いマシンを用意しないと、彼に打倒ハミルトンは叶わないかなと思っています。
同等や少し速い程度ではハミルトンにやられそう。
先ほどルクレール次第と書いた理由はそこにもあります。
ダークホースはどのチームか?
私が2019年にダークホースになりそうと感じているチームは「アルファロメオ」です。
We know the way to your heart 😍
— Formula 1 (@F1) February 14, 2019
❤️ First on-track look at Alfa Romeo Racing
❤️ Special #ValentinesDay themed livery
❤️ Kimi at the wheel#F1 pic.twitter.com/Pe0BKODXMp
先日、2019年のニューマシンがシェイクダウンをしていました。
アルファロメオのニューマシンのデザイン、特にフロントウィングのそれがとても面白く、あれどのように速さにつながるのか興味があります。
フロントウィングが小さいというか短いのですね。
あれだけ短いフロントウィングでは、風がフロントタイヤにモロに当たってしまいますから、普通に考えれば空気抵抗が大きくなると思うのですが……?
必要なダウンフォースを得られるのか、速いのかという。
機能すると考えてのデザインですから、機能するところを見てみたいです。
ここも見どころの一つですね。
ライコネンがフェラーリから加入したこともそうですけど、何か起こしてやろうという意欲がビシビシ伝わってくるので楽しみなチームです。
昨年ハースがいたポジションに、今年はアルファロメオが上がってくる予感。
おわりに
私は貧乏で衛星放送を見られません。
テストを見ることが私にとってのF1の全てと言っていいくらい。
本当は映像を観たいですけど、テキスト情報を見ているだけでも十分楽しいです。
皆でネットであーだこーだ言いながら、テスト結果に一喜一憂することの方が、むしろシーズン本番より楽しいのではないか、と思ってしまいます。
最近はプレシーズンテストの結果がシーズン結果にそのまま結びつくことも少なくありません。
ですから、極端な話ウィンターテストの2回だけ見ていれば良いんじゃないかという。
いえ、シーズンを観られていないから言っているだけですけどね……負け惜しみ。