MotoGP 2016第3戦アメリカズGPでドゥカティのドヴィツィオーゾに再び悪夢が…可哀想になってきます

FIM ロードレース世界選手権2016が始まりました。2016年4月10日に第3戦、Circuit Of The Americas（サーキット・オブ・ジ・アメリカズ）での「RED BULL GRAND PRIX OF THE AMERICAS（アメリカズGP）」の決勝レースが行われました。

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2016年第3戦アルゼンチンGPはマルク・マルケスが優勝

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最高峰のMotoGPでは、HONDA（ホンダ）のMarc Márquez（マルク・マルケス、スペイン）がポール・トゥ・ウィンで優勝し、第2戦「GRAN PREMIO MOTUL DE LA REPÚBLICA ARGENTINA（アルゼンチンGP）」から連勝しています。2位は昨年2015年シーズンの年間王者YAMAHA（ヤマハ）のJorge Lorenzo（ホルヘ・ロレンソ、スペイン）が、3位はDUCATI（ドゥカティ）のAndrea Iannone（アンドレア・イアンノーネ、イタリア）が入っています。

YAMAHAのValentino Rossi（ヴァレンティーノ・ロッシ、イタリア）は転倒リタイアし、HONDAのDani Pedrosa（ダニ・ペドロサ、スペイン）も転倒して、その後しばらく走っていましたが、マシンにダメージがあったのか結局はリタイアしています。Rossiは25戦ぶりの転倒リタイアだとか。

4-5位にスズキ勢が入賞

さらに4位にはMaverick Viñales（マーヴェリック・ヴィニャーレス、スペイン）、5位にはAleix Espargaro（アレイシ・エスパルガロ、スペイン）のSUZUKI（スズキ）勢が入り、SUZUKIは復帰してからの最上位フィニッシュを飾っています。

前戦ではViñalesが2位争いに加わっていて、今回は表彰台まであと一歩というところまで来ました。これは近いうちに表彰台に上がるシーンが見られるかもしれません。今回は上位が転倒した結果でもありますから、前回よりは運の要素が大きかったように見えるものの、マシンとライダーとコースのタイプが合ったときに表彰台、もっと言うと初優勝が……！とついつい期待していしまいます。

SUZUKIはEspargaroがNo.11を付けていて、ViñalesがNo.13を付けていますし、年齢もEspargaroが上ですので、序列があるかわかりませんけど、No.1待遇は基本的にはEspargaroなのかもしれません。でも今のところ速さも結果も逆になっています。

SUZUKIのマシンの特長について、地上波放送で解説を務めている元GPライダーの中野真矢さんは「旋回性が高い」「トータルバランスが優れていて、マシンが非常にコンパクトなんですよね。なのでコーナーは非常に速い」と分析していました。ライダーについても「若い2人のスペインのコンビがお互いを刺激し合ってチームのレベルを上げていますね」と。

ドゥカティ、ドヴィツィオーゾの受難

前回アルゼンチンGPの最終ラップの最終コーナーで、DUCATIのAndrea Dovizioso（アンドレア・ドヴィツィオーゾ、イタリア）と彼のチームメイトのAndrea Iannoneが接触していました。IannoneがDoviziosoにぶつかったように私には見えましたので、Doviziosoが被害者と思っています。

そして今回アメリカズGPでもDoviziosoはPedrosaにぶつけられて転倒リタイアしています。受難続きです。

今回の事故は、PedrosaがDoviziosoの後ろを走っていて、左コーナーに入ろうとしたところでPedorosaがバランスを崩し転倒してしまい、Pedrosanoマシンが倒れた状態のまま滑って行きコーナリング中のDoviziosoのマシンの左側にぶつかってしまいました。

接触直後に、PedrosaがDoviziosoのところへ走って行き謝っていましたし、Pedrosaはリタイアしパドックに戻った直後にDUCATIのところへ行ってDoviziosoに再度謝っていました。当たり前かもしれませんけど、きちんと謝れることは大切ですね。

Doviziosoとしては前回も今回も上位を狙える位置にいただけに、残念過ぎる結果になってしまいました。観ているこちらも辛い、可哀想になってきます。